結婚式の友人スピーチを構成する際のポイント①▶「何を話す」かを考える
それでは、結婚式の友人スピーチを構成する際のポイントをご紹介していきます。
結婚式の披露宴の演出として、“友人スピーチ”を依頼されたら、まずはじめに考えたいのが「何を話すか」ということです。
友人スピーチを依頼される際には、大体何分くらいの時間が設けられている演出なのかを聞いて、その時間を目安に話す内容をピックアップしていいくのがポイント。
ここでまず「何を話そう……?」と悩んでしまう人もいますが、内容はなんでもOK!特に決まりはないので、自由に話したいことをピックアップしてください♡
ただの友達ではなく“親友”と呼べる親しい間柄ですから、今日までの思い出の中から人に思わず話したくなってしまうようなエピソードがたくさんあるはずです。
それでもまだ結婚式の友人スピーチで何を話そうか悩んでしまう人は、花嫁との馴れ初めや新郎へ伝えたいことなどを盛り込んで考えてみるのがおすすめです。
「お互い第一印象は最悪だったのに、気が付けばいつも隣で支えてくれる存在になっていた。」などという出会った当初の印象や、「努力家でさみしがり屋な○○ちゃんを、一生大切にしてあげてください!」などのセリフをプラスするのがポイント。
そうすれば、周りに関係が伝わりやすい上に、スピーチにメリハリが生まれます。
結婚式の友人スピーチを構成する際のポイント②▶流れを意識して構成する
結婚式でどんな内容を話そうか大体ピックアップできたら、次は友人スピーチの“流れ”を意識して構成するのがポイントです。
①まずは、新郎新婦や、そのご両親へのお祝いの言葉をつづります。
②続いては、自己紹介です。ここはあまり長くならないように、「新婦○○さんの中学時代の友人で、かねてから仲良くさせていただいております、△△と申します。」くらいの内容でOK!
③新郎新婦が立っていたら、座ってもらいましょう。
④友人スピーチを暗記して話すのではなく、手紙を朗読する形式にする場合は、「本日は○○さんにお手紙を書いてきたので、読ませていただきます。」などと断りの一言を述べるとなお良いでしょう。
⑤花嫁とのエピソードを話します。
⑥新郎へのメッセージを話します。
⑦結びの言葉で、完了です。
この流れを思い浮かべて文章を構成していくと、結婚式当日スムーズに友人スピーチをすることができ、聞いている新郎新婦や、馴れ初めを知らないゲストの方々にも聞きやすい仕上がりになります。
友人スピーチで難しいのは、ただ親友である花嫁に向けてだけメッセージを伝えるのではなく、それを新郎やほかのゲストも聞いているというところではないでしょうか。
誰が聞いてもあなたと花嫁のエピソードが伝わる内容にするためには、ここでご紹介した流れを意識しておくことが最大のポイントになってくるのです。
結婚式の友人スピーチを構成する際のポイント③▶内容だけではない部分にも気を配る
先ほどもご紹介したように、結婚式での友人スピーチは、新郎新婦だけでなく、参列している大勢のゲストも耳を傾けています。
大切な親友である花嫁の顔に泥を塗らぬよう、常識ある友人スピーチに仕上げるのも大切なポイントですよね。
ということで、友人スピーチ以外の部分でもしっかりと気を配れるように意識して、当日を迎えられるように準備をしておきましょう!
意識しておきたいのは、結婚式当日のマナーや友人スピーチをつづった手紙の仕上げ方です。
【友人スピーチ時の礼儀】
・友人スピーチを始める前と後に、一礼をする
・明るい声で、ハキハキと話す。
・話すときは新郎新婦に目線を配り、新郎新婦さんと目を合わせるように前を向いて話す。
・長くなりすぎないようにする(5分以内がベスト)。
・忌み言葉を使わない
【手紙の仕上げ方】
・封筒には名前を書いておく。
・手紙を読む際に封筒から便箋を出し、手に持っておく。
・読み終わったら手紙を花嫁に渡す。
・明るくはきはきした話し方を心がける。
これらの準備をしっかり行っておくと失敗がないだけでなく、だれがきいても気持ちの良い友人スピーチにすることができますよ。
結婚式の友人スピーチを構成する際のポイント④▶エピソードをあらかじめリストアップしておく
親友の結婚式で友人スピーチを頼まれたら、手紙や原稿を構成していく前に、まず花嫁とのエピソードを思いつくがままにリストアップしておくことが、内容をスムーズに仕上げていくためのポイントになってきます。
初めから結婚式当日の流れを意識して構成してしまうと、挨拶やエピソード、メッセージや結びの言葉など、いずれも文章量がボリュームダウンしてしまい、聞きごたえのない友人スピーチに仕上がってしまいます。
この事態を避けるためには、初めの情報量がいかに多いかがポイント。
始めのリストアップで仕上がりが左右されてくるのです。
あなたと花嫁の思い出・エピソードを、時系列に沿ってたくさんピックアップしていくことがポイントです。
・どんなシーンでいつであったのか。
・第一印象はどう出会ったか。
・何をきっかけに仲良くなったのか。
・仲良くなってから思い出残っているエピソードにはどんなものがあるか。
このように自問自答しながらピックアップしていくと、たくさんのエピソードを挙げることができ、結婚式にふさわしい友人スピーチに仕上がるはずですよ。
結婚式の友人スピーチを構成する際のポイント⑤▶話してほしくないことがあるか確認しておく
見落としがちなポイントなのですが、友人スピーチの内容を仕上げていく中で確認しておくべきポイントがあります。
それは、“話してほしくない内容があるか”ということです。
あなたにとって思い出に残る微笑ましいエピソードだったとしても、実は花嫁からするとそうではないかもしれません。
新郎や親族などを含む結婚式のゲストには知られたくないと思っている内容であることも、無きにしも非ずです。
結婚式までの間に直接会って話すタイミングがあればそれとなく聞いておけば良いのですが、もし顔を合わせる機会がないのであれば、LINEなどで聞くのもOK!
花嫁にとって話してほしくないエピソードがなかったとしても、事前に確認しておくことで安心して友人スピーチの内容を構成していくことができますよね。
結婚式の友人スピーチを構成する際のポイント⑥▶事前に何度か読んでおくと、当日の緊張が和らぐ
友人スピーチの内容をうまく構成できたとしても、結婚式当日は緊張が高まり、失敗してしまったら……と考えると、それだけで不安な気持ちになってしまいますよね。
友人スピーチを仕上げることができたら、次は不安を解消すべく、内容を何度も読み返してスムーズに読み上げることができるようにしておくことがポイントです。
この時ポイントになってくるのは、ただ目で追って読み返すだけでなく、声に出して読み上げること。
文章を目で追うスピードと、口に出して読み上げるスピードは、全く別ものです。
何度も目で追って読み返していたとしても、結婚式当日初めて口に出して読み上げると、早口になってしまうこともあるので要注意です。
どうしても緊張してしまう結婚式のシーンですが、親友の晴れの舞台のために、素敵な友人スピーチにしたいですよね♡
今回ご紹介したポイントやコツを頭に入れ、自分のペースで完成させてくださいね。
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