花粉症だけじゃなく、肌荒れを招くって本当?
花粉が舞う季節は、花粉症の方にとっては辛い時期……。
目や鼻などの粘膜に花粉が付着してアレルギー反応を起こし、鼻水が出たり目が痒くなったりする花粉症の症状が出始めます。
最近では、顔全体が痒くなったり、肌がガサガサしたりする症状に悩まされている女性も多いようですよ。
それは“花粉症皮膚炎”とも呼ぶそうで、肌に付着した花粉がアレルギー反応を起こして、皮膚が炎症を起こすことで、肌が荒れる原因に繋がってしまうといわれています。
花粉の時期はただでさえ季節の変わり目などで肌が乾燥しやすく、敏感になっているときですから、できるだけ肌への刺激は避けたいですよね。
乾燥をそのままにしてしまえば、肌のバリア機能も低下してしまうといわれているので、ますます花粉によって刺激を受けやすくなってしまいます。
だからこそ、普段からできるスキンケアをいつも以上に徹底していくことが肝心です。
肌荒れしやすい花粉症の時期は、どのようなスキンケアをしていけばいいのか見ていきましょう。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア①家に入る前に服などの花粉を落とす
スキンケア対策としてまず取り入れたいのは、家に入る前に花粉を落とすことです。
家の中でスキンケア対策を徹底していても、家に花粉を持ち込んでしまえばお肌の刺激になってしまう可能性があります。
ですので、コートなどの衣類についた花粉を下にパパッと払ってみましょう。
玄関先にブラシを用意しておき、手を使わない方法もおすすめです。
また、花粉は髪にも付着しているので、下を向いた状態で軽く落としてみてください。
それでも完全に落とすことは難しいので、お部屋もこまめに掃除し、肌に優しい環境に整えておくといいですよ。
花粉症の時期に換気をする場合は、全開にすると花粉が入り込む原因になるので、10cmほど開けた状態で網戸とレースカーテンをセットに、花粉の侵入を少しでも防ぐのがおすすめです。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア②帰宅後はすぐにメイクや汚れを落とす
花粉をある程度落として帰宅したら、手洗いうがいをするかと思いますが、そのときにメイクも一緒に落としてしまいましょう。
花粉症の時期に肌荒れを招くのは、花粉が顔全体にも付着しているからだといわれています。
そのままの状態では、ずっと肌に刺激を与えていることになってしまうので、肌荒れの予防や悪化を防ぐスキンケア方法の一つとして、なるべく早くメイクや汚れを落としてください。
メイクを落とす際は、顔と手の間で摩擦が生じることによってかゆみや赤みが増す可能性もあるので、ソフトタッチで行うことを意識するのがポイントです。
クレンジング料にもいろいろあるので、肌に優しいミルクタイプを活用するのもおすすめですよ。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア③肌に優しい洗顔料を使う
クレンジング後、洗顔が必要な場合は使う洗顔料にも注意してみてください。
花粉症の時期など肌荒れを招きやすい時期は、肌がいつも以上に敏感になっているので、洗顔料による洗浄力の強さによって刺激になってしまう可能性があります。
敏感肌でも使えるような低刺激の洗顔料を選び、使用するときは泡立てネットを使ってしっかり泡立てるのがおすすめですよ。
そしてその泡が、顔と手の間でクッションになるように優しく押し当てながら洗っていきましょう。
余分な皮脂を取り過ぎないことも大切なので、洗顔は30秒から60秒くらいで終わるように意識し、35℃くらいのぬるま湯で洗い流すといいですよ。
元々にきび肌の女性であれば、花粉の刺激で炎症がさらに悪化する可能性もあるそうなので、にきびができにくい処方の洗顔料でスキンケアをしてみてください。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア④たっぷりと保湿する
洗顔が終わったら、たっぷりと保湿することが肌荒れの予防や改善に繋がる重要なスキンケアになります。
ただでさえ洗顔後の皮膚は、軽い炎症を起こした状態になっているといわれているので、花粉症によって皮膚が不安定な時期はWパンチを食らうことに……。
ですので、洗顔後はすぐに化粧水や保湿クリームなどで、しっかり皮膚を保湿し、肌のバリア機能を高めていくといいですよ。
肌の潤いにフタをする役割がある乳液やクリームは、できるだけ皮膚にすっと馴染みやすいテクスチャーのものを選ぶのがおすすめです。
無理に塗り込むのは、かえって肌に刺激を与えてしまうので、優しく馴染ませましょう。
特に鼻のかみすぎなどでヒリヒリしやすい部分は、気を付けてください。
花粉症の時期は、コットンで浸透させるより、手のひらで温めながらスキンケアをするのが良さそうです。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア⑤できるだけ肌への負担が少ないメイクにする
肌荒れしやすい花粉症の時期は、スキンケアだけでなくメイクにもこだわりたいもの!
肌に余計な負担がかからないように、できるだけ低刺激のコスメやミネラルファンデーションなどを使うのがおすすめですよ。
また、目の周りや口の周りは皮膚が薄く、刺激を受けやすいパーツでもあるので、普段は大丈夫でもアイシャドウなどによってかぶれてしまうこともあるようです。
厚塗りにならないよう、薄く塗ることを意識し、ナチュラルメイクにしてみてくださいね。
メイクによる肌への負担を軽減することができれば、洗浄力が弱くても肌に優しいミルクタイプのクレンジング料でキレイに落とすことも♡
良いスキンケアにも繋げることができますよ。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア⑥紫外線対策も忘れない
意外と忘れがちなスキンケアが、紫外線対策!
UVAである紫外線は、花粉症の症状がよくみられる2月~4月頃も含め、1年中降り注いでいます。
肌が外部刺激を受けやすい状態になっている花粉症の時期は、肌荒れの悪化を防ぐためにも、花粉と紫外線から肌を守る必要があるのです。
このとき使用する日焼け止めクリームなども、低刺激のものを選ぶと◎
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア⑦外出時はマスクや眼鏡を使用する
肌荒れしやすい花粉症の時期は、外出先でのスキンケアも心がけていきましょう。
そのためにまずできることは、外出時はマスクや眼鏡を使用すること!
マスクや眼鏡を使用することは、鼻や目の粘膜に花粉が付着することを軽減できる定番の対策方法ですが、顔を覆うことで肌への付着も軽減することができます。
このとき、マスクはできるだけフィットするものを選ぶのがおすすめですよ。
また、最近では花粉をガードするスプレーも販売されています。
顔全体に吹きかけることで、花粉の付着を抑制してくれるそうなので、外に出ることが多い女性にとって心強いアイテムになってくれるのではないでしょうか。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア⑧外出先でもこまめに花粉を拭き取る
外出先でスキンケアを取り入れるなら、コットンや乳液を常備しておくのがおすすめです。
肌荒れしやすい花粉症の時期は、できるだけコットンによる擦れや摩擦を避けたいので、ハンドプレスがいいといわれていますが、外出時はコットンにたっぷり乳液を含ませて使ってみてください。
サッと撫でるように滑らせ、肌に付着した花粉を優しく拭き取るようにすると、症状が和らぐといわれています。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケア⑨メイク直しでは乳液を使用する
花粉症の症状が出ている女性の場合、鼻水やくしゃみでティッシュが手放せなくなったり、目の痒みに耐えられず擦ってしまったりする女性もいるのではないでしょうか。
そうすると、どうしてもメイクが落ちてしまいますよね。
そして擦れによって肌荒れにも繋がってしまうかもしれないので、こまめなスキンケアとメイク直しが必要になってきます。
メイク直しをする際は、赤みのある部分に重ねていくのではなく、一旦オフするのがポイント!
そのときは、乳液が活躍してくれるので、コットンにたっぷり含ませてメイクを落とし、再び下地を塗って、ファンデーションを薄く重ねるといいですよ。
肌荒れしやすい花粉症の時期にしたいスキンケアをご紹介させていただきました。
花粉症=肌荒れではないので、目の痒みや鼻水といった花粉症の症状がなくても肌が荒れてしまう女性もいるよう!
なので、毎日のスキンケアを徹底していきたいですよね。
ぜひ始められることから意識していきましょう。
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