チェック柄の種類と名称を紹介&お手本コーデ
夏本番を迎え、秋の訪れを楽しみに先取りコーデを考える季節がやってきました♪
その中でも最も人気が高いのが、チェック柄です。
ひとくくりにチェック柄といっても実は様々な種類やコーデがあることをご存知ですか?
主にカジュアルコーデに取り入れられることの多い、チェック柄についてをご紹介します。
①ギンガムチェック×ブラウス
まずは、春夏になると必ず着たくなるギンガムチェック柄は、ブラウスで取り入れることで、コーデに季節感を演出することができます。
ギンガムチェック柄とは、白等の薄いベースカラーに、一色で構成された格子が描かれていて、縦横とも同じ太さの縞模様でできたシンプルな定番の格子柄のこと♡
ギンガムチェックのアイテムばかりが目立つコーデだと甘い印象になりがちですが、ボトムスにデニムを選ぶことで大人っぽさもプラスされて、カジュアルな服装として好まれています。
②オーバーチェック×ワンピース
次にご紹介するのは、オーバーチェック柄のワンピースです。
オーバーチェック柄とは、細かいチェック柄の上に大きいチェック柄を重ねた柄のことで、 「オーバーブラッド」と呼ばれることも。
日本語では越格子(こしごうし)とも言うこともあるのだとか!
女性らしくきちんと感のあるオーバーチェックのワンピースで、上品な雰囲気を演出しています。
様々なシーンで活用しやすいワンピースは、1着持っていると重宝します。
③トーンオントーン×セットアップ
トレンドのセットアップは、トーンオントーンのチェック柄がおしゃれ!
トーンオントーンのチェック柄とは、同系統の色の明度差を変化させた配色の、チェック柄のことです。
穏やかで落ち着いた配色が多く、大人っぽい印象に見えるのが特徴♡
トーンオントーンのチェック柄のアイテムは、同系色の色を使ったチェック柄なので派手になりすぎないので、トレンドのセットアップも大人っぽく着ることができます。
④タータンチェック×スカート
秋冬の定番として知られるタータンチェック柄は、主に多色の糸を使用して綾織りにした、格子柄の織物のことを差しています。
格子柄そのものをタータンと呼ぶことが多く、日本ではタータンチェック柄の呼び名で親しまれています。
インパクトが強いチェック柄で幼く見えるという声も多いですが、色の合わせ方や小物の組み合わせ方次第で、大人可愛いイメージのコーデが仕上がりる、試す価値アリ!のチェック柄です♡
⑤グレンチェック×パンツ
ブリティッシュな印象のグレンチェック柄は、千鳥格子などの細かい格子を組み合わせた生地でできた柄のこと!
別名を“プリンス・オブ・ウェールズ・チェック”と呼ぶこともあります。その由来は、ファッションアイコンとして知られているウィンザー公が愛用していたからなんです♡
グレンチェック柄は主に落ち着いた印象の白や黒、茶などを使った配色が多いので、きちんと感のあるパンツコーデであれば、オフィススタイルとしてもおすすめです。
⑥ガンクラブチェック×コート
マニッシュな印象のチェスターコートは、ガンクラブチェック柄を選ぶとおしゃれ!
ガンクラブチェックとは、千鳥格子の千鳥部分の柄を多色使いにしたチェック柄のことです。
一見ハウンドトゥースチェックに似ていますが、ハウンドトゥースチェック柄の特徴である、犬の牙のようなギザギザ感が無いのがガンクラブチェックです。
同色系の濃淡3色で構成されたベースの上に2色のチェックを重ね合せたガンクラブチェックのコートは、コーデにクラシカルな印象と上品さをプラスしてくれます。
⑦アーガイルチェック×ニットトップス
ニットに用いられることの多いアーガイルチェック柄とは、複数色の菱形の連続で構成されているのが特徴です。
さらにその中心を辺に、並行した線が交差しています。
秋冬のニットに用いられるイメージが強いアーガイルチェック柄ですが、実はコーデ次第でオールシーズンOKな優秀な柄なんです♡
例えば、夏はミニスカートの上にアーガイルチェックのニットやカーディガンを合わせれば、落ち着いた印象に見えるだけでなく、知的さも醸し出してくれますよ。
⑧マドラスチェック×スカート
爽やかな印象のマドラスチェック柄は、インドの南東にあるマドラス地方が発祥故のネーミング!
天然染料を使用して染める先染めの糸を使うので、水洗いによる色落ちによって、独特な風合いになるのが魅力です♡インドの南東地方ならではの、 太陽の光を連想させる明るい色合わせが特徴です。
目を引くカラフルなマドラスチェックのスカートにシンプルな白シャツを合わせれば、カジュアルなだけでなく、上品さを感じるコーデが完成します。
⑨バーバリーチェック×ミニスカート
チェック柄と聞くと多くの人が想像するのが、このバーバリーチェック柄ではないでしょうか。
バーバリーチェックとは、キャメルベースに黒と白の太めのライン、そして赤の細めのラインで構成された清楚な印象のチェック柄のことです。 1900年代にトレンチコートの裏地として使用されたのが、バーバリーチェックの始まりといわれています。
一時期、女性アイドルがバーバリーチェックを着こなしているイメージがありましたが、今ではさまざまなコーデに対応できるおすすめのチェック柄です。
写真のようにカジュアルな印象のコーデに取り入れても上品に見える、1着は持っていたいアイテムです。
⑩ハウンドトゥース(千鳥格子)×ミディアムコート
ハウンドトゥースと呼ばれるチェック柄は、日本では千鳥格子と呼ばれることが多いですよね。
この由来は、鳥が連なって飛んでいるように見えるから!
ハウンドトゥース柄は英国発祥で、“猟犬の牙”という意味を持っています。
ハウンドトゥース柄は、こなれたカジュアルな印象を演出してくれるのが◎
クラシックで、どこか優しさや丸みのあるコーデに仕上がるのが特徴です。
⑪バイアスチェック×ロングスカート
斜めを意味するバイアスが名前に使用されたバイアスチェック柄は、その名の通り、斜めに配置した格子柄のこと!
通常のチェックとは印象が変わるので、おしゃれを楽しむことができるバイアスチェック柄のスカートは、斜めに配置された柄の効果で、すっきりとした印象で着痩せ効果が期待できるのが◎
シンプルに白のロゴTと合わせて着こなせば、存在感が際立ちます。
⑫ブロックチェック×ワンピース
写真の都会的なイメージに使用されているブロックチェック柄は、日本でいう碁盤縞(じま)のことです。
黒白などの2色で上下・左右に並んだ方形を交互に染め分けて作られるのが特徴です。
ブロックチェックのワンピースは女性らしさを演出できる、1枚は持っていたいアイテムの一つ♡
ミニ丈を生かして、足元にはショートブーツを合わせてスタイリッシュに着こなすのがおすすめです。
⑬ウィンドウペーン(ウィンドペン)×スカート
サラリと着こなせてスタイリッシュなワイドパンツは、写真のようにウィンドウペーンを選ぶとおしゃれ!
ウィンドウペーンとは、窓の格子のような、単色使いの縦横の細い枠ので四角形をかたどった格子柄のこと。
イギリスの伝統柄のとして知られています。
ウィンドウペーン柄のボトムスは、大人の知的な雰囲気を演出できるので知的カジュアルコーデにおすすめです♪
⑭グラフチェック×ホワイトパンツ
グラフチェックとは、その名の通り、グラフ用紙のような、細かい格子柄のことを差しています。
チェック柄の中でもクラシカル&トラッドな印象のグラフチェックは、写真のようにボトムスで取り入れると脚長効果が期待できます♡
きちんと感だけでなく適度なリラックス感も感じるので、カジュアルなコーデに使用するのがおすすめです。
⑮タッタソールチェック×シャツワンピース
あまり聞きなれないタッタソールチェックですが、これはもともとロンドンで発祥したチェック柄です。
2色の線が交互に入っている単純なチェックで、主に白地に赤・黒の線か、白地にイエロー・茶の線などの配色が代表的です。
2色のラインが交差しているタッタソールは、ボディラインをスッキリ見せてくれる効果が高いのが特徴です♡
しっかりとウエストマークができるワンピースを選べば、脚長効果も期待できそうですよね!
⑯バッファローチェック×ジャケット
古着などでも良く目にするバッファローチェックとは、赤・緑・黄色などをベースに、薄い黒のラインを重ねて作ったチェック柄です。
薄い黒のラインが交差する部分を濃い黒にしているのが特徴です。
大きいバッファローチェック柄を使ったコーデは、どこかレトロで印象的に仕上がるので、周りと差のつくおしゃれコーデを楽しみたい時におすすめです。
⑰ピンチェック柄(スモールチェック柄)×ブラウス
ピンチェック柄は、その名の通り、ピンのように極細の針先を使ってひっかいたようなデザインが特徴です。 遠目には無地のように見えることが特徴のピンチェック柄は、スーツなどに用いられることが多いのだとか。
細かい模様であるピンチェックは一見無地に見えるので、「柄物が苦手!」という方にもおすすめ♡
写真のようにブラウスで取り入れる時には、ボトムスにパンツを取り入れればマニッシュに。スカートを取り入れればエレガントに着こなすことができます。
ハーリキンチェック柄(市松格子)×ワンピース
ハーリキンチェックとは、写真のワンピースのように 菱形で構成されたチェック柄が特徴的な柄です。
そろばん玉状に見えるデザインが個性的なハーリキンチェックは、インパクトがありますよね!
自分らしさや個性を大切にした着こなしを楽しみたい人には欠かせない、おしゃれ度が高いチェック柄です。
⑲シェパードチェック×セットアップ
シックな印象のシェパードチェックとは、ブロック・チェックの交差していない部分に地色の斜めの線が入った2色使いが特徴のチェック柄です。
シェパードと呼ばれるスコットランドの羊飼いが着用したことから、シェパードチェックといわれています。これが多色使いになると、先述のガンクラブチェックになります。
一見ギンガムチェック柄のように見えるシェパードチェック柄は、カジュアルに着こなすことができるので、トレンドのセットアップを選んでもくどく見えず、おしゃれに着こなすことができます。
⑳バスケットチェック×セットアップ
バスケットチェックとは、まるでバスケット(かご)のように、経糸と緯糸を織り込んだ格子柄のことです。
バスケットチェックは、タイトな服装に用いることで女性らしくきれいなシルエットに見せてくれるのが特徴♡
マニッシュな印象のセットアップも、バスケットチェックを選ぶことで女性らしく着こなすことができます。
おじさんチェック柄にならないコツ
チェック柄は、どことなくメンズライクな印象がありますよね。
おしゃれに着こなしたいけれど、“おじさんチェック柄”に見えてしまうのでは……?と、心配する人が多いのも現実。
おじさんチェック柄にならないためには、まずは体型や目的にあわせた使い方をすることが大切です。
ここからは、そのポイントをご紹介していきます♪
チェックコートはレディ小物とお目立ちトップスで回避
まず、おじさんチェック柄に見せないために気を付けたいポイントとしてご紹介したいのは、小物使いとトップス選びです!
カジュアルな小物や、目立つトップスを取り入れることで、チェックアイテムの着こなしにこなれ感を演出できます♡
ポイントは、チェック柄のアイテムだけを目立たせないように、馴染みの良いアイテムを選ぶこと。
これを意識するだけで、充分レディな印象で着こなせますよ!
チェックトップスはシンプルな色合いでまとめるかカジュアルミックスで回避
先ほどご紹介したポイント同様、チェック柄のトップスを着用するときには、まずチェック柄だけを目立たせないようにすることを意識しましょう!
色合いを抑えて落ち着いた印象にしたり、カジュアルなコーデに取り入れたりすることで、トレンド感を演出しやすいので、ぜひマネしてみてください♪
シンプルなスカートやデニムを合わせるのももおすすめです。
オシャレに見えるチェック柄には、こんなにさまざまな種類があるなんて驚きですよね!
レディに見える着こなしのコツをマスターして、チェック柄のアイテムを使ったコーデを楽しんでくださいね。