気になる脇汗3つの原因とは?
そもそも脇は、もともと汗腺が多い場所なので汗をかくのは当然のこと。遺伝や病気によって大量の脇汗をかいてしまう人もいますが、まずは人が汗をかく原因3つを確認しておきましょう。
気候や温熱刺激
脇汗をかくひとつ目の原因は、気候や温熱刺激によるもの。夏場のように気温が高いときや、運動をした後など、体温が上昇することで人は体温を下げるために汗をかきます。脇だけでなく全身から汗が出るのが特徴的。
人間の生理現象のひとつなので、気にしすぎる必要はありません。あらかじめ汗をかくのが予想できる場合は、汗を抑えたり臭いを予防するための対策をするのが◎
緊張やストレス
二つ目の原因は、緊張やストレスによるもの。人は緊張状態になったときやストレスを感じたときに、脇や手のひら、足の裏からベタベタした汗をかきます。これは誰にでも起こることなので気にしすぎは禁物!
ただし、緊張やストレスが持続すると自律神経が乱れてしまいます。常に興奮状態になり何もしていなくても脇汗をかいたり、垂れるほどの大汗が出たりすることも。
辛いものを食べたとき
三つ目の原因は、味覚性発汗と呼ばれるもの。主に辛いものを食べることで、額や鼻などの顔まわりや脇から汗が出てきます。
食べ終われば自然に汗は引いていくので、それほど気にならないことも。ただし汗の臭いやシミなどが気になる場合は、対策が必要です。
今すぐできる5つの脇汗対策
流れ落ちるほどの滝汗や、大汗によるシミ・黄ばみ、臭いなど、脇汗をかくことでさまざまな悩みを持つ人も多いようです。
ここからは今すぐできる脇汗対策を5つご紹介します。
①ストレス解消
ストレスや緊張による汗を防止するためには、できるだけリラックスすることが大切。十分な睡眠をとったり、過剰なカフェイン摂取を控えたりするのもおすすめです。
汗をかくこと自体がストレスになってしまうこともあるので、快適に過ごせる工夫をするのも◎
②適度な運動
普段から適度に汗をかくことで過剰な発汗を予防できます。運動不足になりがちな在宅ワークをしている人や、1日中エアコンの効いている部屋にいる人は、なかなか汗をかく機会がありません。
ウォーキングやヨガなどの軽い運動を習慣化して適度に汗をかくことが、脇汗予防になりますよ。
③制汗剤やデオドラント剤を使う
脇汗の量に悩んでいる人は制汗剤、臭いに悩んでいる人はデオドラント剤を使ってみましょう。制汗剤とデオドラント剤どちらの効果もあるタイプもありますよ。
ロールオンタイプやスティックタイプ、スプレータイプなどさまざまなタイプがあるので使うシーンに合わせて選んでくださいね。アルミニウムタイプがおすすめです。
制汗剤やデオドラント剤は多量の汗をかく前に使うのが効果的。使用前はきちんと汗を拭き取って!
④脇汗パッドや脇汗インナーを使う
脇汗の量が多く、汗ジミや黄ばみ、臭いが気になっている人は、脇汗パッドやシートを使用するのもおすすめ。
肌に直接貼るタイプや、服に付けたり貼ったりするタイプ、インナーに脇汗パッドが装着されたアイテムも便利です。
⑤服についた黄ばみやニオイを取る
服についた汗ジミや、黄ばみが気になるという人も多いはず。付いてしまった汗ジミや黄ばみは洗濯を工夫すれば落とせますよ。
汗ジミは漂白剤で落とせます。洗面器に入れたぬるま湯に酸素系漂白剤を入れ、汗ジミに洗濯洗剤を直接付けた衣類をつけ置きすればOK。その後通常通り洗濯機で洗いましょう。
汗の臭いが染み付いた衣類は重曹が◎ぬるま湯に重曹を溶かしてつけ置きし、後は洗濯機で洗うだけです。
日常生活に支障がでるほどの脇汗は医師に相談を
汗をかくことは人間の生理現象で、誰でも起こることなので気にしすぎる必要はありません。ただし、多量の汗や臭いが気になって学業や仕事に集中できないなど、日常生活に支障が出るほどの過剰な脇汗に悩んでいるなら、一度医師に相談してみるのがおすすめです。
受診するなら何科?
脇汗の悩みは基本的には皮膚科で相談できます。日常生活に差し支えるほど多量の脇汗がある場合は、多汗症という病気の可能性があり、皮膚科で診断できます。
形成外科や美容外科でも診てもらえることがあるので、一度問い合わせて確認してみるのも◎
どんな治療をするの?
多汗症と診断された場合は、アルミニウムローションの湿布や飲み薬などで対症療法をすることが多いようです。
また、汗を出す信号をブロックするボトックス注射や、汗を出す指令をつたえる神経を切断する手術をする方法もあります。
まずは医師に相談をしてみてくださいね。
脇汗の原因を知って上手な対策を♪
脇汗の原因は主に、温度変化によるもの、ストレスや緊張によるもの、食べ物による作用の3つ。自律神経の乱れや遺伝の可能性も考えられます。
ストレス解消や適度な運動、脇汗対策アイテムを上手に活用して脇汗対策をしましょう!
多量の脇汗が気になって普段通りの日常生活が送れないという人は、一度皮膚科を受診してみてください。
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