どんなドラマ?
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』は、小説家の湊かなえ(みなとかなえ)さん短編小説が原作のドラマです。
さまざまな女性が抱える、苦悩や情熱など複雑な胸の内と、おかしてしまう過ちを描くミステリー作品。
第155回の直木賞に候補としてあがった話題作としても知られています。
5部構成で全6話。それぞれ脚本、監督などの製作スタッフや配役が変わるのも本作の特徴。
WOWOWオリジナルドラマとして制作されました。
配信サービス
・Amazon Prime Video(アマゾン プライム ビデオ)
・U-NEXT(ユーネクスト)
・WOWOWオンデマンド(ワウワウオンデマンド)
・Hulu(フールー)
・DMM TV(ディーエムエム ティーヴィー)
登場人物
・藤吉佳香……寺島しのぶ(てらしましのぶ)
・藤吉弓香……足立梨花(あだちりか)
・天野幸奈……清原果耶(きよはらかや)
・樋口明日実……倉科カナ(くらしなかな)
・淑子……伊藤歩(いとうあゆみ)
あらすじ
女優の藤吉弓香は、幼少期から母親の佳香の過剰な干渉に悩まされていた。親友である理穂の結婚式に参列するために帰省した弓香は、同級生と再会して恋に落ちる。
その後も、新しい芝居の仕事も入り、順風満帆な人生を歩み始めたと感じていた裏で、母親の佳香がそれらをことごとく潰していたことを知る。
弓香は、とうとうテレビ番組のトークショーで母を告発し……。
母子のすれ違いを描く本格ミステリー
感情を爆発させた女優の弓香は、トークショーで母親を告発してしまい、その後はそれが大きな反響を呼ぶことになります。
弓香の発言を聞いた佳香は自分自身の人生を振り返り、とうとう「子離れ」を決意しますが、どのように物語が展開していくのか目が離せません……。
別の方向から見ると、善と悪が真逆に入れ替わってしまう怖さ、そして本作を観る私たちに、どのように見えたかを問われているような気持ちに陥ってしまう不気味さがあります。
思わず「やられた」と声に出してしまうような、「湊かなえワールド」に惹き込まれてしまいます。
複雑な心理描写と過ちをおかしてしまう女性を描いた本作ですが、各エピソードに登場する女性たちの、ドロドロとした感情が痛いくらい胸に刺さります。
女性たちの「執着心」がリアルに表現されていて、気づけば手に汗握る状態に……。
共感できる人、できない人、さまざまな気持ちが飛び交ってきそうなストーリー展開ですが、度々胸が苦しくなる描写があり、鑑賞後はしばらく考えさせられてしまうような深く心に残る作品です。
どの回に登場する女性たちも、どこか実際にいそうな雰囲気が漂っており、背筋が凍るようなリアルな展開にくぎ付けになること間違いなし。
本格ミステリーを欲している方におすすめしたい『ポイズンドーター・ホーリーマザー』。
気になるという方は、ぜひ観てみてくださいね♪
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