ダークなイラストにハマる♡大人な絵本エドワード・ゴーリー!

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イラストの芸術性が高く、物語も時に残酷であったり、ブラックな世界観のため、「大人の絵本」として世界的にファンの多い絵本。
それが「エドワード・ゴーリー」の描く絵本です。今回はその世界を少し覗いてみましょう♪

◯エドワード・ゴーリーの絵本の特徴◯

エドワード・ゴーリーの描く絵本は、まずイラストがモノクロで寂しげな雰囲気なのが特徴です。
そして、細い線が幾重にも重なって、質感や陰影をより濃く感じさせます。

ティム・バートン監督のナイトメアー・ビフォア・クリスマスなどが好きな人なら、きっと好みなはず!というのも、ティム・バートン監督が大きく影響を受けた絵本が、エドワード・ゴーリーの絵本だったりもするのです。

そして、絵本でありながら、とても残酷でシニカルな物語も彼の絵本を語るには欠かせない特徴です。

エドワード・ゴーリーの絵本①▷「うろんな客」

出典:www.amazon.co.jp

エドワード・ゴーリーのイラストを楽しむなら、まずは「うろんな客」から始めるのを、おすすめです。
この絵本は、エドワード・ゴーリーの作品にしては珍しく、残酷な物語はありません。

あらすじとしては、ある冬の日の夜に、人々の暮らすひとつの館に突然「謎の生き物」がやってきたことから物語がはじまります。
当然、住人たちは、訝しんで謎の生き物を窺うのですが、謎の生き物は一向に館から出て行く気配もなく、人からしたら何を考えているのだか分からない行動ばかりをします。
でも、そんな謎の生き物を住人たちは無理に追い出そうとしたりはしません。

読んでいたら、不思議と謎の生き物に対して、「これは困る。けど、なんだか可愛い」なんて愛着もわいてきます。「うろん=怪しい」な客が自分の身近にもいるかもと、ハッと気づくこともあるかも。
イラストもなんだか癖になる、エドワード・ゴーリー初心者向きの絵本です。

うろんな客

¥1,080

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エドワード・ゴーリーの絵本②▷「ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで」

出典:www.amazon.co.jp

これは、少なくとも子どもには読ませることができない、エドワード・ゴーリーならではの、完全に「大人の絵本」です。

アルファベット順に、Aから次々とそのアルファベットを頭文字に持つ子どもたちが、ただただ死んでいってしまうだけのお話。
たとえば、Aなら「Aはエイミー 階段おちた」なんていう風に、Zまでずっと続く訳です。
子どもたちのその時の恐怖などは一切書かれず、本当に淡々と死に方だけが書かれているのが、また独特な空気感を醸し出しています…。

ただ一文の死に方の上に描かれているイラストは、本当に死の直前のイラストが多いです。
この、直前であるということが大きなポイントで、読んでいれば、ついついその次の瞬間にくるであろう死の瞬間を頭の中で描いてしまって、ゾッとする絵本です。

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで

¥1,080

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エドワード・ゴーリーの絵本③▷「おぞましい二人」

出典:www.amazon.co.jp

「どうしても描かずにいられなかったのはこの本だけだ」とエドワード・ゴーリーが言葉を残している絵本です。
この絵本には元となった実話があって、それは1960年代に起きた「ムーアズ殺人事件」という2人の男女が5人の子どもを惨殺した悲惨な事件がモデルです。

「史上もっとも不愉快な事件のひとつ」とエドワード・ゴーリーも言っていた殺人事件をモデルにした「おぞましい二人」は、本人が読み返しても、不愉快に思えたというほどの絵本。

それぐらい救いがありません。好き嫌いは真っ二つに分かれる作品です。
でも、この作品にただ横たわるかのような空気感に魅了される人は少なくはないはず。

おぞましい二人

¥1,296

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エドワード・ゴーリーのイラストと、絵本の世界を少し覗いてみていかがでしたか?
ちょっと受け付けそうにないという人もいれば、もっと覗いてみたいと好奇心をそそられた人もいるはず。
退廃的な雰囲気に浸りたい人はぜひ読んでみて下さい。

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