コスメにも使用期限があるって知ってる?
常にトレンドや最新を意識したものがリリースされているコスメは、働く女性の身だしなみとして欠かせないアイテムであり、おしゃれを楽しませてくれるアイテムです。
そのため、プチプラだったり新作が出たりすると、つい買ってしまう女性も多いですよね。
しかし、「このコスメはいつから使ってたっけ?」とふと疑問に思ったことはありませんか?
疑問に思ったとしても、そのまま使ったり引き出しの中にしまったりしてしまうことも……。
実はそれはとても危険なことなんですよ。
食べ物や飲み物に賞味期限や消費期限があるように、コスメ類にも使用期限があります。
アイテム別に使用期限の目安をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
使用期限が過ぎたコスメを使っていると招く症状。
コスメの使用期限といわれても、あまりピンとこない女性もいますよね。
もし使用期限が過ぎているコスメを使い続けてしまうと、どうなってしまうのでしょうか。
結論からいうと、肌荒れやニキビ、色素沈着などの肌トラブルを招きやすくなるそうです。
一度開封したコスメには、菌が入り込みやすく、増殖しやすい状態になっています。
もし、菌が増殖した状態で肌に使い続けていれば、今後は菌が肌に入り込んで肌トラブルを招くことになってしまうんですよ。
肌のバリア機能も低下して、乾燥肌や敏感肌ということにも成り兼ねないので、こまめなコスメのチェックは“美肌を守るためにとても欠かせないこと”であることが分かります。
それでは、ここからはアイテム別にコスメの使用期限をチェックしていきましょう♡
アイテム別でチェックするコスメの使用期限①スキンケアアイテム
まずご紹介するコスメの使用期限は、スキンケアアイテムです。
化粧水や乳液など、私たちの肌を整えるために欠かせないアイテムですよね。
しかし、雑菌が繁殖したスキンケアアイテムを使い続ければ、ダイレクトに刺激を与えることになるので肌荒れに直結してしまいます。
一般的なスキンケアアイテムの使用期限は“6ヶ月以内”だそうです。
そのため、数種類のスキンケアアイテムを日に合わせて使うより、一つのものに集中して使い終えたほうがよさそうですよ。
アイテム別でチェックするコスメの使用期限②日焼け止め
続いてご紹介するのは、日焼け止めの使用期間について!
日焼け止めは夏場はもちろん、冬場も欠かせないアイテムですよね。
しかしこの日焼け止めは“6ヶ月以内”に使い切ることがおすすめされています。
もともと日焼け止めは酸化や分離が早いといわれているので、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
紫外線量が多い夏場は効果の強いものを、少しですが降り注いでいる冬場は日焼け止め効果のあるコスメを選ぶようにするのもおすすめです。
アイテム別でチェックするコスメの使用期限③ファンデーション
ファンデーションは、水分量が多いリキッドタイプのものほど使用期限が短くなるといわれています。
《ファンデーションの使用期限》
・リキッドファンデーション……6ヶ月以内
・パウダーファンデーション……1年以内
意外とリキッドファンデーションの使用期限は早いので、去年使っていたものを使おうとするのは控えましょう。
ちなみに、化粧下地やコンシーラーなどのコスメアイテムも“6ヶ月以内”になるそうなので、使用期限が近づいてきたら次のコスメを用意したほうがいいですよ。
アイテム別でチェックするコスメの使用期限④アイメイク用品
コスメの使用期限の中でもこまめに気にしたいのが、アイメイクで使うアイテムです。
目元は皮膚が薄くダメージを受けやすい部分なので、汗や涙によって菌が繁殖してしまうと炎症が起きてしまうこともあります。
《アイメイク用品の使用期限》
・マスカラ……3ヶ月以内
・アイライナー(ペンシルタイプ)……1年以内
・アイライナー(リキッドタイプ)……3ヶ月
・アイシャドウ(クリームタイプ)……6ヶ月以内
・アイシャドウ(パウダータイプ)……1年以内
ファンデーションと同じように、アイメイク用品のタイプによって使用期限が変わってくるので、注意しましょう。
アイテム別でチェックするコスメの使用期限⑤チーク類
コスメアイテムの中でも、チークは頬にしか使わないことや、ファンデーションの上から重ねることから、そこまで神経質になる必要はないといわれています。
《チークの使用期限》
・クリームチークタイプ……6ヶ月以内
・リキッドチークタイプ……6ヶ月以内
・パウダーチークタイプ……2年以内
しかし、クリームチークやリキッドチークは水分が多く、酸化しやすいので、ニオイや変色には注意してみるようにしましょう。
アイテム別でチェックするコスメの使用期限⑥リップメイク用品
リップクリームやグロス、口紅などのリップメイクで使うアイテムは、つい何本も集めたくなってしまうのですが、“3ヶ月~6ヶ月以内”とコスメの中でも使用期限が短めです。
目元も同じですが、唇もデリケートな部分なので、荒れやすいことが挙げられます。
食べ物や飲み物も付着しやすくて、雑菌も繁殖しやすいので注意しましょう。
アイテム別でチェックするコスメの使用期限⑦未開封の場合
未開封のアイテムの場合は、一般的に製造日から3年以内が使用期限といわれているそう!
「薬機法」という医薬品や化粧品の製造や販売について定めている法律によると、未開封の状態で3年以上の品質が保持されるコスメについては、製造日や使用期限を表記しなくてもいいことが関係しているそうですよ。
多くの化粧品は3年は持つようになっているんです。
しかし、保管方法には注意しなければならないので、後ほどご紹介する保管方法をしっかりチェックしてください。
使用期限が過ぎてなくても注意!コスメを捨てるべきサイン。
アイテム別でコスメの使用期限をご紹介させていただきましたが、あくまでも目安です。
保管状況などが悪ければ、使用期限を過ぎてなくても処理しなければならないことがあります。
《使用期限が過ぎてなくてもコスメを捨てるべきサイン》
・変色……明らかに今まで使っていた色から濁っている感じがするのであれば危険です。
・変なニオイ……口紅やグロスなどは腐敗してニオイが発生しやすくなるといわれているので、注意しましょう。
・分離……振ってから使用するコスメであればいいのですが、そのようなタイプではない場合、明らかに水分と固形物に分離しているのであれば捨てましょう。
・テクスチャーの違和感……直接触って使うアイテムの場合、今までのテクスチャーと違うようであれば変質している証拠になるので注意が必要です。
捨てるのは勿体ないと感じてしまうかもしれませんが、肌トラブルを招いた後で後悔するのは遅いので、少しでも異変を感じるようであれば、そのまま捨てるように心がけてみてくださいね。
コスメを長持ちさせる保管方法や管理方法♪
保管方法を間違えるとコスメも傷みやすくなってしまうので、使用期限ギリギリまで使うためには、清潔を保ちながら保管するのが大切です。
《コスメの保管方法》
・日が当たらないところで保管する
・水分ベースのアイテムは湿気が少ないところで保管する
・必ず蓋をしっかり閉める
・コスメだけでなく、コスメに触れるスポンジなども定期的に洗う
・リップブラシなどを使って直接肌につかないようにする
・多く出し過ぎたものは容器に戻さない
・毎回手や肌を清潔にした状態で触れる
冷蔵庫で保管することもあるようですが、コスメによっては劣化のスピードを早めてしまうものもありますし、他の食材へも悪影響になることもありますよ。
こまめな清掃や、直接触れないようにするなどの工夫も大切になってくるので、冷蔵庫保管を指示しているコスメ以外は入れないようにするのがおすすめです。
また、使用期限が書いていないコスメに関しては、購入した日や開封した日を直接書いて置くようにしましょう。
パッケージに書くことに抵抗があるなら、コスメノートを用意するのもおすすめですよ。
意外と知らないコスメの使用期限についてアイテム別にご紹介させていただきました。
毎日肌につけるものだからこそ、もっと注意深く管理していきたいですよね。
使用期限内に使い切ることができれば、お金やコスメのムダ使いにもならないので、買ったものをすべて開封したり適当な場所に置いたりしてダメにしないように見直してみてはいかがでしょうか。