女性タレントやモデルだってしているのに!日本だとタトゥーによる支障はあるの?
タトゥーもピアスとさほど変わらないファッションの1つ。
そんな感覚が日本でも若い女性たちの間では広がってきていますよね。
テレビや雑誌などで活躍している女性タレントやモデルだって、タトゥーを入れている人は少なからずいます。
彼女たちがタトゥーがあることでとやかく言われたり、不利益を被っていたりする様子はあまりないですよね。
一般のごく普通の女性の間でも、タトゥーのある女性が増えてきています。
けれども、まだ日本では社会生活を送るうえで、色々と支障があるのが事実ですよね。
公衆浴場やプールに入れなかったり、温泉旅館でも大浴場には入れませんし、タトゥーが露出した部分にある場合は、高級ホテルやエステなどでも入店を断られる場合もあります。
就職や結婚、出産、子育てとなるとさらに大きな支障が出てきます。
そのため就活や結婚、出産を機に、タトゥーを除去したいと考える女性も多いようです。
生活に支障が出る?タトゥー除去の新技術「ピコレーザー」って一体なに?
今まで一般的だったタトゥー除去手術のレーザーに代わるものとして、美容外科界に衝撃を与え、話題騒然となったのが「ピコレーザー」という新しいレーザー技術を搭載した機械です。
ピコレーザーと今までのレーザー治療との違いは、どこにあるのでしょうか?
従来のレーザーが「ナノ秒」というパルス幅だったのに対し、ピコレーザーは「ピコ秒」。ナノ秒より短くなっています。
「ナノ」や「ピコ」は単位をあらわす言葉です。
ナノレーザーも細かい標的に絞って、レーザーを当てて熱を与えることができるものでしたが、ピコレーザーはさらにその短いパルス幅となり、より細かい標的に絞ってレーザーを照射することができます。
生活に支障が出る?タトゥー除去の「ピコレーザー」の痛みは?
従来のレーザーでは、タトゥーを消し去ろうとすると出力を上げることで熱が発生し、色素沈着や瘢痕(はんこん)による色素の脱失を認めることがありました。
一方ピコレーザーでは、パルス幅が狭いことで熱の発生を最小眼にできるため、さらに出力を上げることができます。色素沈着や色素脱失のリスクはありますが、最新技術により、より小さな色素の粒子をターゲットに、組織へのダメージを極力減らして照射できることが最大の魅力です。
この技術により、従来のレーザーより格段にタトゥーを消す能力が高まっています。そのため傷跡も残りにくいですし、治療期間や治療回数も短縮することができます。
生活に支障が出る?タトゥー除去の「ピコレーザー」で心配されることは?
ピコレーザーでも傷跡が残るリスクはゼロではありません。
色素が入った組織を壊しながら消していく、という治療であることには変わりないので、色素沈着などの傷跡が残ることも当然あります。
タトゥーに黒以外の色が使用されている場合には、完全に除去することができないというリスクもあります。
ピコレーザーは従来のレーザーよりも、カラータトゥーを綺麗に消すことが可能といわれていますが、タトゥーや肌の状態にもよるため、完璧に保障されているわけではありません。
手術を受ける前に担当医と良く相談をしておくことが大切です。
最大の課題ともいえるのが、ピコレーザーを導入しているクリニックがまだまだ少ないということです。
また、同じピコレーザーでも種類がいくつかあります。レーザーのハンドピースによっても対応できる色が異なります。
事前の情報収集をしっかりしておく必要があるでしょう。
タトゥーを否定するつもりは毛頭ありません。
やがて日本社会でも広くタトゥーが受け入れられる日もそう遠くないのかもしれません。
しかし、もし今あなたがタトゥーにより支障が生じて悩んでいるのなら、ピコレーザーでの治療を検討してみるのも良いでしょう。
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