ハーブは家庭菜園で育てられる!
家庭菜園で栽培することができるハーブは、実はたくさんあるんです。
ハーブはそもそも生命力が強いので、日当たりや水のあげ方などに気を配れば、初心者でも簡単に育てることができます。
バジルやパセリ、ローズマリーなど、お料理に使えるハーブは、ちょっと添えるだけでどんな料理もぐっと本格的な見た目に仕上がりますよ。
ハーブを家で作りたいけど、庭がないという人も多いですよね。
でも、大丈夫!鉢植えやプランターなどを使って、ベランダや室内でも栽培できる種類のものも多いので、一人暮らしの人にもおすすめです。
この機会に家庭菜園を始めて、ハーブを暮らしに取り入れてみませんか?
ハーブを家庭菜園で作るコツ♪
家庭菜園でハーブを栽培する際に気をつけたいポイントは次の3つ♡
①植えどき(シーズン)
②日当たり
③水はけ
バジルのように年1草のハーブの場合、シーズンは4月下旬から5〜6月あたりが一般的!
植えどきを逃せば育つものも育たなくなってしまうので、ハーブの苗を購入する際は、札に書いてあるおすすめの植えどきシーズンをチェックしましょう。
自宅でハーブを作る際には日当たりのいい場所を探すことも大切ですよ。
ただし、ハーブの種類によっては日当たりが良すぎてもダメなものもあるので、日当たりが良いから安心!と思わないでくださいね。
自分が栽培するハーブの正しい育て方をしっかりと把握しておくことも重要です。
プランターではなく庭に植える際には、根っこが腐ることを防ぐためにも水はけがいい場所を選びましょう。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ①バジル
日当たりが良ければどんどん育つバジルは、これから家庭菜園をはじめる初心者にもおすすめのハーブです。
バジルにはスイートバジルやレモンバジルなど、いろいろな種類があります。
絶対にコレ!というこだわりがないなら、パスタやサラダなど幅広く使えるスイートバジルがおすすめ♡
栽培は簡単ですが、寒さに弱いので鉢やプランターの場合は気温が低い日には室内に入れるように気をつけましょう。
葉っぱを摘んできたら、モッツァレラチーズとトマトを合わせてカプレーゼに♪
簡単なんので、おもてなし料理にもぴったりですよ。
バジルはシーズンならカットしてもまた新芽が出てくるので、どんどん使って大丈夫!
たくさん育ったらバジルペーストなどを作って、保存してもいいのではないでしょうか。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ②ミント
お茶や水に入れても美味しいミントは、とても丈夫なハーブです。
スイーツに添えるだけでも、おしゃれな雰囲気になりますよね。
種類も多く、スペアミントのほかにジンジャーミントやアップルミントなどいろいろなミントがあるんですよ。
ミントは乾燥に弱く、日当たりが良すぎる場所だと枯れてしまい、かといって日当たりの悪い場所だと葉の色や香りが悪くなってしまうことも……。
でも、基本的には強いハーブなので、置き場所にさえ気をつければ、たくさんのミントを収穫できますよ。
春から夏場が全盛期となるミントをたくさん摘んで、お砂糖と紅茶を使ったモロッコ風ミントティーを淹れるのもおすすめ♡
ミントはシーズンが終わったとしても、根っこの部分を残しておけばまた次のシーズンに新芽を出してくれますよ。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ③ローズマリー
清涼感のあるすっきりとした香りが特徴のローズマリーは、剪定の手間もかからないので初心者にも簡単に栽培でき、一年中楽しめるハーブのひとつです。
そんなローズマリーには3つの種類があります。
上に伸びる木立性のものは、家の中のちょっとしたスペースでも栽培ができます。
ややうねりながら横に広がる半立ち性のものは、葉が大きいので料理に適していますよ。
そして、地をはうような、ほふく性のものは垂れ下がった姿をインテリアとして楽しむのも◎
オリーブオイルとガーリックと一緒につけておけば、ハーブオイルも自家製に♪
焼き魚やローストチキンなどに添えて、一緒にグリルしても美味しいです。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ④レモンバーム
さわやかなレモンの香りが素敵なレモンバームは、ハーブティーとしても楽しめます。
抗酸化作用があるそうなので、紅茶と一緒に入れるのもおすすめ!
基本的に冬以外はいつでも収穫できるところも嬉しいですよね。
6月~8月に花を咲かせるのですが、花を咲かせるとせっかくのレモンバームの香りが落ちてしまいまうので、花が咲く前に切り戻しするようにしましょう。
爽やかな香りが人気で、デザートのトッピングにもぴったり♡
また、乾燥させてお料理にふりかけても美味しいですよ。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ⑤イタリアンパセリ
ピザにふりかけても美味しいイタリアンパセリは、ちょっとしたキッチンの空きスペースで育てられますよ。
日当たりのいい場所に鉢ごと置いておくだけでOKです。
イタリアンパセリは、種から栽培することもできますが、種からだと育てるのに時間がかかるので、初心者は苗を植えるのが◎
また、イタリアンパセリは植え替えを嫌うハーブ!
種を育苗ポットに植えると、成長してきたらプランターや鉢などに植え替える必要があり難しいので、種から育てるのは家庭菜園に慣れてきてからにしましょう。
葉が10枚以上に成長すると、収穫ができますよ。
苦味が少なく、肉料理や魚料理などさまざまな料理に幅広く使うことができる万能ハーブ♡
鮮やかなグリーンは料理をキレイに彩ってくれますよ。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ⑥パクチー
エスニック料理のイメージが強いパクチーですが、英語名はコリアンダーといい、世界中でさまざまな料理に使われています。
刻んでスープやサラダのほか、魚料理や肉料理など料理のトッピングに使ったり、マリネに使ったり、いろいろな料理と相性がいいのも◎
パクチーが好きなら、家庭菜園で作りがいのあるハーブです。
パクチーは1年草で、花を咲かせることにパクチーは全てのパワーを使っているといっても過言ではないそうです。
なので、花が咲いてしまうと力尽きてしまい後は枯れるだけなんだとか……。
少しでも長くパクチーを楽しむために、花芽ができたら摘み取るようにしてくださいね。
育てるのが難しいと思われがちなパクチーですが、花芽にさえ気をつければ、初心者でも簡単に栽培できるんですよ。
また、多湿を嫌うパクチーは、日本の夏が苦手です。
夏は風通しの良い場所で育てましょう。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ⑦タイム
タイムは繁殖力が強く育てやすいので、初心者でも簡単に栽培できるのが魅力です。
種類がとても多く、300以上もあるといわれています。料理に使うならゴールデンレモンタイムやコモンタイムが◎
暑さにも寒さにも強いのですが、多湿にならないようにするのがポイントです。
梅雨の時期は要注意!繁りすぎないように気をつけて、風通しをよくするために刈り込みましょう。
煮込み料理とも相性が良く、ブイヤベースやチャウダーなどにもおすすめのハーブ♪
また、スープなどいつもの料理に使うと、タイムの香りで家庭料理がレストランの料理のようにグレードアップしますよ。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ⑧ワイルドストロベリー
ワイルドストロベリーはウエッジウッドの食器の柄で見たことがある、という人も多いのではないでしょうか。
見た目の可愛さから、ハーブとしてではなくガーデニングのアイテムとして栽培する人もいるようです。
普通のイチゴとは大きさが違って、小指の先ほどの大きさの野イチゴなんですよ。
でも、ジャムにすることもできますし、そのまま食べることもできるんです。
イチゴよりも小さくて可愛いので、スイーツに添えたりドリンクに浮かべたりすると、とてもおしゃれ♪
日当たりの良い場所で栽培するのが良いですが、半日程度の日当たりがあればOK!
暑さにも寒さにも強く、初心者でも育てやすいハーブです。
実の色が白から赤に変わり、真っ赤になると収穫できます。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ⑨カモミール
日本ではハーブティーとして癒しの効果が人気のカモミールですが、ヨーロッパでは紀元前から薬用として使われてきたそうです。
人間だけでなく、植物の健康にも役立つことで知られていて、バラを植えたそばにカモミールを植えると、カモミールに虫がついてバラへの被害を防ぐことができるんだとか!
また、弱った植物のそばにカモミールを植えると、弱った植物が元気に復活するともいわれています。
春に種をまくハーブが多い中で、カモミールは秋にまきます。
開花するのは翌春です。
収穫は良く晴れた日の午前中がおすすめ♡
摘み取った花は、通気性の良い場所でしっかりと乾燥させましょう。
カモミールティーがもっともポピュラーな使い方ですが、お風呂に入れてハーブバスにしても癒されますよ。
新鮮な花は、サラダやケーキの色どりに使っても素敵です。
初心者におすすめの家庭菜園で作るハーブ⑩ラベンダー
ラベンダーが人気になったことが、日本でハーブが広まるきっかけになったそうです。
種から栽培するのは難易度が高いのですが、苗からだと初心者でも簡単に育てることができますよ。
ラベンダーにはストレス解消や不眠症の改善、食欲増進などの効果があるといわれています。
花だけでなく茎にも香りがあり、見た目にもキレイなのでいろいろな使い方があり、インスタ映えすることでも人気です。
定番ともいえる使い方はハーブティーやハーブバス♡
また、ドライフラワーやリースにしてインテリアを楽しむのもおすすめです。
花や葉を小さな袋に入れてサシェを作り、枕元に置いておけば香りが心地よい眠りをもたらしてくれるでしょう。
肌にもやさしいラベンダーならではの使い方としては、オリーブオイルに漬け込んで、踵(かかと)や肘などにマッサージオイルとして使うこと!
冬の乾燥対策にもなるそうです。
マッサージしながら香りにも癒され一石二鳥ですよ。
ハーブ栽培の初心者にもおすすめの家庭菜園で作れるハーブをご紹介しました。
家庭菜園で簡単に栽培できるハーブは、実はたくさんの種類があるんです。
一人暮らしの人でも栽培できる気軽さも魅力ですよね。
お気に入りのハーブを見つけたら、気軽に家庭菜園を楽しんでみてはいかが?
すくすくと育ってくれるハーブたちが暮らしに加われば、なんだかちょっと豊かな気分になれるはず♪
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