事前準備をあまりせず、当日緊張してしまう新郎多し!
結婚式の披露宴開始時に行う“新郎挨拶”は、新郎がスポットを浴びる数少ない時別なタイミングと言えるでしょう。だからこそ、「失敗しないかな……。」とつい女性側まで心配になってしまうもの。
新郎の彼があがり症である場合は特に心配に感じてしまいますよね。
プレ花嫁さんからすると、彼が事前準備をせずに当日の新郎挨拶に挑もうとしている姿をみてしまうと、さらに不安は募りますよね。
「念には念を。」の精神で、確認事項を怠らずにする女性が多い一方、「当日になればどうにかなるでしょ!」と、あまり事前準備を行わない新郎が多いのが事実。
準備に余念がなく迎えた当日で失敗してしまったのであれば声のかけようがありますが、もし事前準備をあまりせずに失敗してしまったとしたら……。
そう考えると、どんな手順で新郎挨拶に向けての準備を進めていくべきなのか、早い段階でアドバイスをしておきたいですよね!
「新郎挨拶」を成功させるための秘訣①▶文章の構成を考える
新郎挨拶は、花嫁が披露宴の最後に読み上げる“両親への手紙”ほど長い文章ではないことがほとんどです。ですが、短い時間でしっかりと主旨を伝えるなければいけない挨拶ほど、文章構成が難しい場合もあります。
話す時間も短いし、事前準備を怠っていると、失敗してしまいがちなので要注意!
まずは、しっかりと文章の構成を考えていくことが大切です。
新郎挨拶で述べるのは、ゲストへのお礼と感謝の言葉、そして結びの言葉です。
この3種の言葉を順に並べて構成しておくと、参列してくれているゲストの皆さんも聞きやすく、感謝の気持ちも十分に伝わりますよ♡
この3種の文章を考えていく中で、どのような言い回しで伝えるかを考えておくことも、とても大切です。
まずはどのような文章にするか、手紙をつづるように書き出していくのが、新郎挨拶を成功させる秘訣。
ゲストへのお礼で伝えたいのは、「本日はお忙しい中、わたくし達2人のために……」という挨拶。もし当日の天候が悪ければ、先ほどの文章に「また、お足元の悪い中……」という言葉を付け加えましょう。
他にも、「ご多用の中……」などというゲストを思いやる一言をプラスすることで、さらに感謝を伝えることができますよ。
感謝の言葉では、「皆様に見守られる中、本日わたくし達2人は夫婦になることができました。」などという具体的な一言をプラスすると良いでしょう。
そして結びの言葉では、「今後もご指導ご鞭撻を……」や、「皆様のご健勝をお祈りいたしまして……」などとすると尚◎
「新郎挨拶」を成功させるための秘訣②▶NGワードを知っておく
挨拶の文章を構成していく中でも同じことが言えますが、当日アドリブで一言述べようと思っているのであれば、あらかじめ新郎挨拶でのNGワードを知っておくことも、結婚式を成功させる秘訣です。
結婚式の挨拶には使ってはいけない、忌み言葉といわれる「別れる」「切る」「切れる」などの縁起の悪い言葉は口にしないように配慮しましょう。
他にも、新郎挨拶の際に家族の自慢話をするのはタブーとされています。
家族への感謝の気持ちを述べたいのも良くわかりますが、このタイミングでは口にすべきではないと理解しておきましょう。
「新郎挨拶」を成功させるための秘訣③▶主賓の方などに向けたお礼のメッセージをプラスしても◎。
NGワードを踏まえて基本の文章を考えたら、当日は自由に感じたことをプラスしてあいさつしてOK!
ただ原稿を読んでいるだけのあいさつでは物足りなく感じ、参列してくれているゲストの方々にもっと感謝の気持ちを伝えたい!と思う新郎も多いですよね♡
その場合は、挨拶や乾杯の音頭をとってくれた主賓の方の言葉を引用し、その言葉をありがたく心にとめたことなどを伝えるよう工夫すると、聞きごたえのある新郎挨拶にすることができますよ。
慣れ親しんだ間柄の友人と言葉を交わすように、思ったことを普段の口調で伝えられないのが、新郎挨拶のむずかしさ。
あくまでもかしこまった場なので、感じたことをそのまま口の出すのではなく、目上の方への感謝の気持ちが的確に伝わる言葉遣いや物言いを意識するのが、成功への秘訣です。
「新郎挨拶」を成功させるための秘訣④▶目線の贈り方を練習しておく
どれだけ準備しても、いざ結婚式当日の新郎挨拶のシーンを迎えたら緊張してしまうもの。ですが、書いてきた手元の原稿をただ読むだけになってしまったら、参列してくれているゲストに申し訳ないですよね。
当日は参列してくれているゲスト全員の視線が向けられます。
緊張してしまうのは仕方のないことですが、どのように目線を配るかを練習しておくと、ゲストへ与える印象は大きく変わってきます。
緊張した状態で目線を配ろうと意識すると、新郎側のゲストの見慣れた顔ばかり見てしまいがちですが、新婦側へも目線を向けつつ両家のゲストにくまなくしっかりと挨拶できるように努めることが大切です!
とても難しいことのように思えますが、練習する際に“ジグザグ法”を取り入れると、思っている以上に簡単に実践することができますよ。
ジグザグ法とは、プレゼンテーションの一つの手法で、1センテンス話すごとに、目線を右から左へとジグザグに向けていく方法のことです。
まずは挨拶をする場所の一番奥の席に目線を置き、そこから左右に目線を移し、そして徐々に前方を見るようにすればOK!
この方法を実践すれば、全体を見渡しながら挨拶をすることができ、ゲストから見ても好印象です♡
「新郎挨拶」を成功させるための秘訣⑤▶声の出し方も練習が必要!
自宅で新郎挨拶の練習をする際は、目線の配り方だけでなく、声の大きさも意識することが成功への秘訣!
ですが、「家で出大きな声を出して練習するなんて恥ずかしい……。」と感じる新郎さんもいるかもしれませんね。それなら、あなたは彼に向かって家族への手紙を朗読する練習をし、お互いに挨拶を練習する姿を見せれば恥ずかしいと感じないのではないでしょうか♡
新郎挨拶の練習をする際は、焦らずゆっくりと述べるだけでなく、普段よりも大きな声で話すことを意識しましょう。
多少お酒を飲むことが上手に話すための円滑油になると思ってしまいがちですが、これが原因で呂律が回らなくなってしまうことも想定できます。
新郎挨拶が終わるまでは、お酒を飲むのを控えてもらいましょう!
結婚式の準備を進めていく中で、表舞台に立つことや挨拶をすることに対する不安を感じ始めているというプレ花嫁さんも少なくないのではないでしょうか。
一生に一度の大舞台だと思うと余計に緊張してしまいますが、事前準備を怠らなければ、大丈夫!
あがり症の彼のことが心配になってしまうという場合は、今回ご紹介したような事前準備やコツを網羅して、隣でサポートしながら準備を進めましょう♡そうすれば、当日を不安に感じることもなくなりますよ。
お互いそれぞれの準備を確認しあうことで、自身につながるだけでなく、二人の愛をさらに深めてくれるでしょう。
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