#夢にでてくるおとこのこ 『東京で恋をすること −TokyoCircle- #18』

東京ではたくさんの人間関係が交差して、絡まって、
大きい一つのサークルみたい。

今すれ違ったあの人は、昔好きだった人だった。
隣のあの子は、わたしが好きなあの人の元カノかもしれないし。

いつも“どきどき、 キラキラ、わくわく”
だけじゃないけれどそれでも恋するのがわたしたち

現実と夢の交差点

♫今週のBGM 「'City of Stars' 」/ (Duet ft. Ryan Gosling, Emma Stone)

あるとき言われたことがある。

’’夢という道と
現実の道はたいてい違うもの、

だけど
くねくねした道の途中
人生のうち何度かは
それが交わる場所がある。

その交差点が急に見えたとき
思いきり、
いきなり、
そしてキレイに曲がることができるかどうか。

夢を叶えるとはそういうことだよ’’

と。
当たり前なようで、
わかりにくい言葉だった。

道への郷愁

夢という道に右折できた瞬間から
夢は少しづつ夢でなくなる。

夢は叶った瞬間から
その人の現実になっていくから。
その現実をどれだけ愛せるか
それだけ、
そこへたどり着くまでの毎日を思い返せるのか。

恋と夢がよく似ている、
と言われるのは
そういうところも同じだからなんだろうな。

でも、
いい具合に愛さないと
過剰に大切にすると
その場所から動けなくなる
自分で自分をそこに埋めるみたいなことになる。
そして時に
昔歩いていた、
変哲のない現実の道さえも恋しくなる。

昔のひとと、今のひと

昔歩いていた現実の道で
隣を歩いていた人がいた。

あるとき急に
いなくなってしまって
恋しくてたまらない夜を何度も越えて
歩き続けて夢の道へ曲がり
他の人の側を歩き
走り
必死で過ごしているときに
またあの人を見つけたら
心は躍るどころか
息が詰まるほど
胸が痛かった。

痛ましいかつて愛した人の姿は
愛しくも恋しくもなく
沈みきり

今、側にいる恋する人の姿
キラキラと光る
カラフルなステンドグラスのようで
その人の笑顔は
私の胸をキレイに躍らせ
その人の言葉は
私の背中を強く押した。

ステンドグラスの破片

好きの正反対は無関心だ、
との言うけど
それはほんとに嫌悪感以上なのか。

かつて本気で愛した人へ
深く嫌悪感を持つことの
哀しさとむなしさは

大切にしていたぬいぐるみが
ドアにはさまって引き裂かれ
その断片を見たときの絶望みたいで。

粉々になったその想いは
かつてキラキラ光っていたガラスの破片みたい。
心や思い出を傷だらけにしてくる
そういう恋なんだ。

今、あなたの夢は誰ですか?
ラ・ラ・ランドという映画に描かれた
恋と夢の物語。
素敵で切ない物語のひとつの側面に
こういうことも描かれてるような気がする。

恋愛 ラ・ラ・ランド 映画

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この記事を書いた人

一木美里

一木美里 Misato Ichiki
歌手/DJ/SamanthaThavasaGroupブランドレップ/コラムニスト
198…

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