人気漫画『聲の形』は“いじめ”がテーマのヒューマンストーリー
人気漫画『聲の形』のあらすじをご紹介します。
小学校時代、耳の不自由な転校生・西宮硝子をいじめていたガキ大将の石田将也。
学級裁判の結果、いじめの罪をひとり背負わされて、自分がいじめのターゲットになってしまった過去を持ちます。
その後、何もかもうまくいかない青春を送る将也が硝子と再会しようとする…という物語。
大今良時の描く漫画『聲の形』は、青春のダークサイドとも言うべき“いじめ”をテーマにした人気作となっています。
人気漫画『聲の形』は掲載できない可能性もあった…?
元は読みきり作品として登場した漫画『聲の形』。
“いじめ”という重々しいテーマを真正面から扱っているだけでなく、いじめのターゲットとなるのが難聴の障害をもつ少女ということで、多くの物議をかもし出しました。
それでも『聲の形』を、世に出したいという作者と編集部の想いから、全日本ろうあ連盟とも協議を重ね、ついに掲載が実現したのです。
そんな誕生経緯を持つ漫画、他にはなかなかありませんよね。
人気漫画『聲の形』のポイント①▷心をえぐるようないじめシーン
漫画『聲の形』がフィクションとわかっていても、いじめのシーンは胸がズキズキ痛みますよね。
漫画『聲の形』でも、小学生ならではの残酷な発想によるいじめを目の当たりにすることに。
さらにいじめていた側である将也が、いじめられる側に回ってしまうというシチュエーションは「自業自得?それとも悲劇?」と心が揺さぶられるはず。
でもそんな悲しい体験があるからこそ、2人の未来に可能性を感じてしまうのが、この漫画『聲の形』の人気の秘密かもしれません。
人気漫画『聲の形』のポイント②▷とにかく泣ける!感動大作
いじめと障害、2つのテーマに関わる人たちの事情を丁寧に描いたことで、涙腺崩壊の感動作となっている漫画『聲の形』。
その理由は、人間のフクザツな感情がギュッと詰まっているためです。
障害を持つ子を産んだことで逆境に苦しむ母親や、いじめを「自分のせい」だと受け入れてしまう硝子の気持ちが切なすぎます。
また、いじめている側の身勝手で理不尽な想いでさえ、どこか否定しきれない気持ちになってしまう…『聲の形』は、そんな考えさせられる漫画です。
いかがでしたか?
いじめているほうが悪い、いじめられているほうがかわいそう、そんな単純な感情だけじゃ語れない人気漫画『聲の形』の世界。
まだ読んだことがない人は、ぜひその感動に浸ってみて。
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