映画化されるほど人気!宮部みゆきのおすすめ小説4冊

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宮部みゆきさんと言えば、ミステリー作家としてその名を知っている方も多いと思います。
ですが、実は、SF小説やホラー小説に時代小説まで手がけるという、とても幅広い作風の作家さんです。
今回は、そんな宮部みゆきさんのおすすめ小説を4冊。ジャンル問わずに紹介をしていきたいと思います。

三浦アヤ
三浦アヤ
2015.08.16

宮部みゆきおすすめ作品①▶︎ 大作長編小説「模倣犯」

出典:www.amazon.co.jp

2001年に「第55回毎日出版文化賞特別賞」、2002年には、「芸術選奨文部科学大臣賞文学部門」を受賞。
国の文化庁にも認められるほどの、宮部みゆきさん渾身の「サスペンス・ミステリー」小説です。

また、2002年には中居正広さん主演で映画化され、これも「第57回毎日映画コンクール日本映画ファン賞」を受賞しています。。

「模倣犯」の舞台は東京。登場人物の一人である「塚田真一」という17歳の少年が、犬の散歩中に立ち寄った公園のゴミ箱で殺された女性の右腕を発見してしまうところから始まります。

この物語は、第一部から第三部までに分かれていて、物語を語る主点が変わっていくのが特徴的。
第一部では、事件の被害者や警察などの関係者サイドに主点が置かれ話が進み、第二部では、犯罪者である通称「ピース」や、その同級生たちの主点で物語が進みます。
そして、第三部では、また、被害者や警察などの関係者サイドに主点が戻り、クライマックスまで物語はどんどん加速度を上げていきます!!

このように主点を変える手法を取って物語が進むことで、一連の事件に関わった人々それぞれの心理が丁寧に描かれ、それがまた読み手の不安や緊張感を煽るのが、「模倣犯」のすごいところ。
文庫版だと全5巻にも分かれる大作長編小説なのですが、「ついつい続きが気になって、一気読みしてしまった」という人も多いほど、魅力的な作品です♪

ただ、本を読み慣れていない方にはなかなか厳しい長さだと思うので、そんな方は次に紹介する短編集がおすすめです♡

模倣犯1

¥853

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宮部みゆきおすすめ作品②▶︎連作短編集「淋しい狩人」

出典:www.amazon.co.jp

2013年には、テレビドラマ化もされた「淋しい狩人」は、6つの短編がそれぞれ繋がりを見せる宮部みゆきさんの「連作短編ミステリー」小説です。

舞台は、古書店。主人公はその古書店を営む「イワさん」。そして、その孫の「稔」。
ごくごくありふれたどこにでもあるような古書店で、本をきっかけとしたさまざまな事件が起き、その謎をイワさんと稔が解明していく物語です。

この本のおすすめポイントは、きちんとミステリーをしているにも関わらず、どこか雰囲気が優しく、のほほんとした空気感を味わえるところ♡
そんな空気を作り出すのは、主人公のイワさんと稔。

起こる事件にドキドキしながらも、この二人のやりとりが堪らなく愛おしくなる小説です!

淋しい狩人

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宮部みゆきおすすめ作品③▶︎ファンタジー小説「ブレイブ・ストーリー」

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「ブレイブ・ストーリー」は、どこにでもいるような普通の少年が、両親の離婚話をきっかけに、運命を変えることができるという女神のいる世界「幻界(ヴィジョン)」に行ってしまうという「ファンタジー」小説です!

2006年にはアニメ映画化もされ、それも好評を得た大作ですが、子ども向け作品かと思ったら大間違い!
確かに異世界に行ってしまい、女神に会うために5つの宝玉を集めていくなど、モチーフそのものはファンタジーの王道。でも、それだけで終わらないのがさすが宮部みゆきさん!

ファンタジー小説としての面白さも確かにありつつ、だけど、人間の良い部分・悪い部分の描写が本当に秀逸です。
ただのファンタジー小説だと思って読むと、現代の闇に対する巧みな描写に背筋がゾクゾクとしてしまうかも。

逆に普段ファンタジー小説を読まない人や、ただのファンタジー小説では物足りないという人に、おすすめです♪

ブレイブ・ストーリー (下)

¥758

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宮部みゆきおすすめ作品④▶︎時代小説?ミステリー?ホラー?「あかんべえ」

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「あかんべえ」は果たして何小説というのが正しいのだろう……というぐらいに、いろんな要素が入って、それが上手く絡み合っている小説です。

まず、舞台は江戸の小料理屋ということで時代小説です。そんな舞台の主人公は12歳の女の子「おりん」。この子はなんと「お化けさん」を見ることができるんです!

お化けさん、つまりはお化け、幽霊のこと。この物語は主人公のおりんが周りの人々、そしてお化けさんたちとの交流を描いた小説です。

それにしても、「あかんべえ」に出てくる幽霊は、どこかやさしくて。読んでいる内にお化けさんに愛着をもってしまう人がほとんどなのではないかなと思います。それだけに泣かされる場面もこの小説にはあります。

そして、人の汚さ、そして美しさを描く、宮部みゆきさんの巧みな描写にもまた魅せられます。読後、どこか心がやわらかくなるようなお話です♡

あかんべえ〈上〉

¥594

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宮部みゆきさんの小説は、どこか難しそうだと敬遠してしまう人もいるかもしれません。
そんな方はまず「淋しい狩人」などの短編小説から試してみてください。あと、「あかんべえ」も文章が比較的すらすらと読みやすい作風なので、おすすめです!

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