作家・西川美和さんが監督!映画『ゆれる』の魅力

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「蛇イチゴ」でデビューを飾った西川美和監督の第2作目の映画『ゆれる』!
兄弟の心の葛藤を見事に表現したシリアスドラマ『ゆれる』の魅力に迫ります♪

西川美和監督映画『ゆれる』ストーリー

引用:www.yureru.com

東京でカメラマンとして成功している猛(オダギリジョー)は、母の一周忌で久しぶりに帰省する。

実家のガソリンスタンドを継いだ独身の兄、稔(香川照之)や、そこで働く幼なじみの智恵子(真木よう子)と再会した猛は、3人で近くの渓谷に行くことにする。

猛が写真撮影のスポットを探して単独行動をしていた時、渓谷にかかる吊り橋の上にいた智恵子が転落するのを目撃してしまう。

西川美和監督映画『ゆれる』の魅力①▷兄弟の絆と確執

引用:www.yureru.com

兄弟のいる人なら、この映画『ゆれる』にチクリと共感するところが、あるのではないかと思います。

智恵子の転落事故は、転落時すぐそばにいた兄に容疑がかけられ、裁判沙汰になります。
兄の無罪を勝ち取るため、弟の猛は東京で弁護士をしている伯父・修に弁護を依頼します。

しかし、「自分が智恵子を突き落した」と自白している稔の態度が、少しずつ変わっていくのを猛は感じるようになり、次第に兄に有利に進んでいく裁判に、微妙な感情を抱き始めます…。

西川美和監督映画『ゆれる』の魅力②▷見ている私たちの心もゆれる…

引用:niigata-repo.com

稔は智恵子を突き落したのか、それとも本当にただの事故だったのか…?

多くを語らない稔と、心にモヤっとした感情を抱いているであろう弟の猛を、映画『ゆれる』を観ている観客は、ただ見守るしかありません。何とも落ち着かない気分になります。

まさに、高い渓谷をつなぐ、吊り橋の上でゆれているような感覚・・・。
西川美和監督に、まんまと踊らされている自分に気づきます!

西川美和監督映画『ゆれる』の魅力③▷演技派俳優の演技が光る

映画『ゆれる』は、第59回カンヌ国際映画祭に正式出品され、優れた演出力が高く評価されました。

また、国内でも多くの映画賞を受賞し、2006年度の日本映画における最も高い評価を得た作品の一つとなっています。

主演のオダギリジョーさんと香川照之さんの息の合った演技が、秀逸な演出とピッタリかみ合って、最後は心にズドンと何かが落ちてくるような、不思議な満足感を与えてくれます。

兄弟姉妹の関係って、大人になるにつれてとても複雑になってくるものですね。
一緒に食卓を囲み、無邪気に遊んだあの頃とは違う、微妙な距離感・・・それでもやっぱり、兄弟って良いものですね。
兄弟について、人の感情について、色々考えさせられる映画『ゆれる』をぜひ観てみて下さい。