直す方法はあるの?そもそもなぜ「すぐ怒る」のか
怒りという感情は、どういう時に起こるのでしょうか。
ほとんど多くの場合、自分の思い通りにいかなかった時と、自分が間違っていると思っていることを相手がした時に、怒りの感情が沸き起こるようです。
また、強がりさんや負けず嫌いさんは、自分が正しいと思う行動ができなかった場合に怒りが発動することがあります。
つまりは、短気さんの中にあるあらゆる“基準”に則って、怒るかどうかが決まるのです。
短気さんは、怒りポイントが他の人に比べて多いということになります。
基準を作りすぎてしまっているので、視野が狭い、優しくない、小言がうるさいなどといわれてしまうのです……。
すぐ怒る癖を直す方法① 正誤で判断できるものばかりではない
「こうするのが普通でしょ」「当たり前じゃん」と誰かに不満を抱いた時、これらの言葉を言ってしまっていませんか?
不機嫌な顔をしながらこの言葉を言えば、大抵の人が短気と感じ取ることでしょう。
あなたが怒っていることというのは、あくまでもあなたの基準に則ったものです。
あなただけの基準であり、当たり前であり、常識なのです。
似た考え方の人には出会えても、全く同じ考えの人には出会えません。
自分の基準や常識と違うからと言って、いちいち怒っていては、埒が明かないのは想像できますよね!
その事実を分かっていてもカチンときてしまう人は、次を読んでみてくださいね。
すぐ怒る癖を直す方法② 「当たり前」という概念を捨てる
「当たり前」という概念を捨ててしまいませんか?
実際のところ、当たり前なんてこの世にはない!と言っても過言ではありません。
すぐ怒る癖を持つ短気さんは、自分とは違う考え方をする人を嫌う傾向にあります。
怒りスイッチが入ってしまい、冷静に「この人なりの考え方なんだ」と理解することが難しいのです。
違うことがわかると「どう考えても、こうするのが当たり前なんじゃないの?」と喧嘩をふっかけていませんか?
当たり前という考え方を捨てきれないのなら、「違って当たり前」と思うように心がけてみましょう♪
なんども言い聞かせていくうちに心が安まっていくのを実感できるはずですよ。
すぐ怒る癖を直す方法③ 感情を捨てることも時には大切
感情を捨てると聞くとまるで、ロボットのようになれ、と言われている気がしてくるという人がいたらそれは誤解です。
短気さんは、正誤をきっちり分けたがったり、敵と味方を区別したがるもの。
感情を無にする術を身につければ、イライラすることがあったとしても、正誤や敵味方を区別することが少なくなくなります。
「私は私」と、そう心の中で何度も呟くと区別する癖が消え、半ばふわふわするような、しーんと静まり返るような気持ちになります。それが無なのです。
怒ってしまいそうな時は、喜怒哀楽すべて捨てて、無になってみましょう。
イライラしていたことがちっぽけに見えて、すぐ怒る自分や、厄介な癖を持っている自分に対して嫌気がさすことが減るはずですよ。
短気は損気と言いますが、本当にその通り。
すぐに怒ってイライラすると、周りが見えなくなりあとで後悔することも多いはずです。
短気の人は当たり前と考えてしまうことが多いと書いてきましたが、「当たり前」はとある言葉の裏返しなんです。
その言葉とは「ありがとう」、感謝の気持ちの裏返しが当たり前なのです。
「やって当たり前でしょ」が口癖の人は、もっと感謝するようにしてみるのもいいかもしれませんね♪