人気SF!フィリップ・K・ディックのおすすめ小説4選

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自身を"小説化する哲学者"と言った「フィリップ・K・ディック」はSF作家として有名な一方で、彼の書いたSF小説は、SF界のみならず、各界からの評価もとても高い。
論理的で、哲学的なフィリップ・K・ディックの小説の魅力をおすすめ小説の紹介と共にお送りします。

フィリップ・K・ディックのおすすめ小説①「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

引用:www.amazon.co.jp

フィリップ・K・ディックの名前を知らなくても、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」という特徴的な小説タイトルを知っている人も多いのでは?
また、映画化された時のタイトル「ブレードランナー」を知っている人、見たことのある人も多いはず♡

アンドロイドが感情を持ち、反乱を起こし、それを主人公たちが制圧する…それだけの話であれば、よくあるSFものです。制圧する主人公の格好良さにスカッとする小説です。

でも、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は、それだけに終わりません!
この小説に出てくるアンドロイドは、見た目は本当に人間とそっくり。
そんなアンドロイドと人間とを区別する方法はただひとつ。
"生き物に対して、共感することができるか否か"。

しかし、人間の中にも、これまでの環境下によっては、共感力を持たない人がいるものです。
では、共感力を持たない人は人間ではない?人間ではないのなら、アンドロイドと見なして破壊してしまってもいいもの?
逆に、脱走したアンドロイドたちに全く感情がないと言えるのか?そんなアンドロイドたちを平気で破壊してしまえるなら、そんな自分こそが共感力をもっていないアンドロイドなのでは?

"人間とは一体なんなのか"。そんな哲学的テーマも含まれていて、考えせられる小説です。
映画とはまた違った視点で書かれている小説なので、映画を観たことのある人でも改めて楽しめるので、おすすめです。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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フィリップ・K・ディックのおすすめ小説②「トータル・リコール」

引用:www.amazon.co.jp

フィリップ・K・ディックの傑作短編集「トータル・リコール」。
この本は、2012年に映画化された「トータル・リコール」を含む、全10編の小説を楽しむことができます。
この本に収録されている小説は、どれもフィリップ・K・ディックらしさに溢れている短編集なので、フィリップ・K・ディックファンはもちろん。SF初心者の人にもおすすめ!

表題にもなっている「トータル・リコール」は、元々、「追憶売ります」というタイトルで別短編集に収録されていたものです。
そのタイトルの通り、"仮想記憶を売る"旅行会社のある世界を舞台にした小説で、40ページという短さでありながら、起承転結がしっかりとしていて、ショートムービーを見ているような気分に。

また、この短編集の中には、「マイノリティ・リポート」という映画化された小説がもう1作収録されているので、こちらも注目です。

トータル・リコール

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フィリップ・K・ディックのおすすめ小説③「高い城の男」

引用:www.amazon.co.jp

第二次世界大戦の勝者と敗者を入れ替えた世界が小説「高い城の男」の舞台です。
つまり、この小説の中では枢軸国(日本・イタリア・ドイツ)が勝者として描かれているのです。

この小説の見所は、"易経(えききょう)"が大切な場面でよく出てくるところ。
易経とは、中国で古くから伝わる占いの書で、フィリップ・K・ディックも好んで利用していたんだとか。
そして、度々大事な局面で、易経に選択を委ねる「高い城の男」ですが、これはなんと、実際に小説を書いている時にフィリップ・K・ディック自身がコインを投げて、その結果に応じた易経を元に、その後の展開を書いていったんだとか!

だからといって、ストーリーが破綻することもなく、むしろそのおかげでリアルな現実らしさをこの小説は醸し出しているのではないかと思うほど。
フィリップ・K・ディックらしい"人間というものの醜さ"を皮肉った文章がまたその現実らしさを増している小説なので、人間性を描いた小説が好きな人には特におすすめの一冊です♪

高い城の男

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フィリップ・K・ディックのおすすめ小説④「流れよわが涙、と警官は言った」

引用:www.amazon.co.jp

「流れよわが涙、と警官は言った」。
そのタイトルからグッと惹かれるこの小説は、大人気のスーパースターが主人公!
ですが、ある朝から一転して、彼のことを知る者どころか、身分証明書もなくなり、国家のデータからも一切消え去ってしまい、不審人物として警察に追われる身となってしまうのです。

突如、不条理な世界に身を置かれることになった主人公の気持ちが不安も憤りも全て余すことなく書かれている小説です。
モチーフ的には、ハラハラドキドキの逃走劇にでも繋がりそうなものですが、そこはさすがのフィリップ・K・ディック♡
この小説は"人間性"や"愛"について深く掘り下げて書かれたものです。
SF的なのはモチーフとなっている不条理な世界観ぐらいなので、SF好きさん以外にもおすすめ。

タイトル「流れよわが涙、と警官は言った」に繋がるまでのストーリー、必見です。

流れよわが涙、と警官は言った

¥929

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フィリップ・K・ディックのおすすめ小説はいかがでしたか?
彼の書く小説は、SFながら人間性の描写など、心理面を濃く書き出した小説が多いのが特徴的。
ドロドロの恋愛模様だったり、深層心理を描いた小説が好きな人にもおすすめできるのが、フィリップ・K・ディックの小説なのです♪

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