毎日洗っているのに!黒ずみに伴う悩み
足の黒ずみが気になってしまうと、スカートを履いたり、ストッキングを履たりする時に、人から見られていないかな……?きちんとケアしていないと思われないかな……?などいろいろなことを考えてしまいますよね。
足の黒ずみばかり気にしてしまい、安心しておしゃれもできなくなってしまうでしょう。
友達と温泉旅行に行ったり、プールや海で水着姿になったりすることに、抵抗を感じてしまうこともあるはずです。
勘違いされている方も多いようですが、「足の黒ずみ」は、日頃の汚れがたまってできるものではありません。
そのため、毎日お風呂に入って綺麗に洗っていても、黒ずみはできてしまうのです。一体、黒ずみができてしまう原因とは何なのでしょうか?
足の黒ずみの原因とは
足が黒ずんでしまう主な原因は、日頃の姿勢による色素沈着にあるといわれています。
私たちは、正座をしたりあぐらをかいたり椅子に座ったりと、ただ普通に生活しているだけでも、様々な姿勢をとっています。
姿勢をとっている中で、足の一部に刺激が与え続けられると、肌を守るために「メラニン」という成分が作られます。このメラニン色素がたくさん作られることによって、その部分が黒ずんでしまうのです。
また、私たちは服や靴を履いて生活しているため、動くたびに肌との間に摩擦が起きています。
摩擦によって、肌が刺激し続けられると、肌を守るためにどんどん皮膚が硬くなり、角質が厚くなってきます。
一度皮膚が硬くなってしまうと、新しい皮膚に生まれ変わるスピードも遅くなってしまうため、古い角質が残ったままになり、黒ずんでしまうというわけです。
顔や首回りは、毎日保湿をしっかりしていても、日頃から足の保湿に気を配っている方は少ないですよね。
潤いが少ないため、摩擦による刺激を受けやすいともいわれています。
自己判断は禁物!?足の黒ずみは病気のサインである場合も……
普通に生活しているだけでも足が黒ずんでしまうのなら、仕方がないと思っている方もいるでしょう。
しかし、自己判断は禁物です。
ほとんどの黒ずみは、メラニン色素の沈着や摩擦による皮膚の硬化によるものですが、実は病気の症状の一つとして「黒ずみ」が起こる場合があります。
例えば、足の付け根が黒ずんでしまう「胃がん」、足のかゆみやむくみとともに黒ずみが見られる「下肢静脈瘤」、また「糖尿病」でも、足の黒ずみが引き起こされることがあるんです。
黒ずみだけでなく、痛みや痒み、シワが見られる場合や、黒ずみが普通と違う気がする場合、あるいは体調で気になる点が出てきた場合は、その裏に病気が隠れている可能性が考えられます。
黒ずみ程度で……とためらわずに、気になったら病院に相談するようにしましょう!
部位別・足の黒ずみを消す方法①足の付け根
お風呂に入る前に着替えたり、下着を脱いだりする時に、ふと足の付け根の黒ずみが気になったことはありませんか?
最近ではデリケートゾーン(VIO)の脱毛をされる方も多いため、きれいにお手入れをした後に、黒ずみが目立つようになったと悩まれる方も多いそうです。
足の付け根の黒ずみの主な原因は、下着やパンツとの摩擦。
下着は毎日着るものですし、ジーンズなどの硬いパンツを履いていると、歩くたびに足の付け根は擦れてしまいます。
この摩擦によって、皮膚が刺激されメラニンがどんどん生成されてしまうのです。
足の付け根の摩擦をできるだけ軽減するために、ゴムの締め付けが強すぎない下着に変えたり、自宅にいるときは緩めの部屋着を着たりするなど、工夫すると良いでしょう。
また、皮膚が乾燥していると摩擦の影響も受けやすくなるため、下着やパンツを履く前にボディークリームや保湿クリームを塗ると良いですね。
部位別・足の黒ずみを消す方法②膝
膝の黒ずみのほとんどは、日頃の生活習慣によるもの。
床に膝をつく姿勢でいることが多かったり、膝をついて擦りながら移動するクセがあったりする方は、それが原因かもしれませんね。
膝にできるだけ刺激を与えないように、日頃から意識して注意するようにしましょう。
また、スキニージーンズなどのタイトなズボンを履いていると、歩いたり座ったりするたびに膝が擦れてしまいます。
お出かけの際に、たまに履く分には支障ありませんが、部屋着としてタイトなパンツを履かれている方は、なるべく膝に負担をかけないように部屋着を見直してみましょう。
膝は、足の中でも特に黒ずみが起きやすい箇所です。
膝の黒ずみに特化したピーリングクリームや保湿クリーム、スクラブなどが販売されているので、チェクしてみましょう。
膝への刺激を軽減するとともに、クリームやスクラブを使って、黒ずんでしまった部分のケアを並行して行うのがおすすめです。
部位別・足の黒ずみを消す方法③足首
ハイヒールやサンダルを履く時に気になるのが、足首の黒ずみ。
ストッキングを履いてもカバーできず、安心しておしゃれを楽しめないという悩みを抱えている人も多くいるでしょう。
足首が黒ずむ原因として、摩擦による色素沈着、乾燥によるターンオーバーの乱れ、日焼けによる色素沈着などが考えられます。
特に、女性はスカートを履くことに加え、足首を露出する丈のパンツも人気であるため、足首は日焼けしやすい箇所の一つでもあります。
ですが、足首の日焼け対策をしっかりしている……という方は少ないですよね。
日焼けをしたことで生成されたメラニン色素が、床や服などで摩擦を受けることにより、黒ずんでしまうのです。
日頃から日焼け対策をしっかりとして、寝る前に美白クリームや保湿クリームなどで、色素沈着・乾燥を防ぎましょう。
部位別・足の黒ずみを消す方法④くるぶし
くるぶしは、足の中でも特にでっぱっている部分。
そのため、靴の中でも一番擦れやすく、床に座っているだけでも摩擦を受けやすい場所となっています。
そもそも、くるぶしには皮脂腺が少ないため、皮膚のターンオーバーは周りの箇所に比べると遅いのだそう。
そこにさらに刺激が加わるため、黒ずみができやすい場所の一つなんですね。
女性に限らず、男性でも、くるぶしの黒ずみには悩まされている人が多いようです。
くるぶしはもともとターンオーバーが遅い箇所であるため、外部からしっかりとケアしてあげることがおすすめです。
ピーリングやスクラブを使って古い角質を溶かしたり、美白クリームや保湿クリームを使ったりして、色素を薄める、あるいは乾燥を防ぐと良いですね。
多くの人が悩んでいる箇所であるため、くるぶし専用のクリームなども販売されていますよ。
部位別・足の黒ずみを消す方法⑤足の甲
足の甲の黒ずみは、靴に圧迫されることで皮膚が硬くなり、古い角質がたまってしまうことが原因です。
古い角質を除去するには、ピーリングやスクラブでのマッサージがおすすめです。
ただし、ピーリングやスクラブもやりすぎてしまうと、肌にさらなる負担をかけてしまうことになります。
さらに黒ずみを作ってしまう原因にもなりかねないため、敏感肌の方は特に注意し、黒ずみケアは優しく行いましょう。
また、サンダルやハイヒールなど足の甲を日焼けすることが多い方は、紫外線によってメラニン色素が生成されてしまっている場合もあります。
顔や首にはしっかり日焼け対策をするのに、足の甲はケアしていない……という方も多いですよね。
顔と同じように、日焼け防止や日焼け後の保湿や美白ケアをしっかりと行うことがおすすめです。保湿効果の高いワセリンを塗るのも良いでしょう♡
部位別・足の黒ずみを消す方法⑥足の指
足の指の黒ずみは、必要以上に刺激が加わってしまっていることが原因と考えられています。
先が細くなっているハイヒールやパンプス、サイズが合わない靴を無理して履いている……という方は、注意が必要です。
特にキツめの靴は、靴下ではなく、ストッキングと合わせて履くことが多いですよね。
ストッキングは非常に薄いため、皮膚が靴との摩擦を直に受けてしまいます。
そのため、足の指が必要以上に刺激を受けてしまい、メラニン色素が生成されてしまうのです。
足の指の黒ずみが気になる方は、自分の靴が足を圧迫していないか、履き心地を確認してみましょう。
普段からキツめの靴を履いているという方は、足の圧迫が少ない靴を普段から履くようにして、お気に入りのキツめの靴は大事な時にだけ履くなど、工夫すると良いですね。
また、黒ずみを緩和するには、美白クリームや保湿クリームを塗って、5本指ソックスを履くことがおすすめです。
部位別・足の黒ずみを消す方法⑦病院や美容外科クリニックに相談する
足の黒ずみを今すぐどうにかしたい!と強く思っている方は、専門クリニックや皮膚科に通うことも一つの手です。
自分でのケアだけでは、改善されている感じがしない……という方も、プロの意見を聞いて少しでも悩みを軽くできたら良いですよね。
主なクリニックとしては、下記があります。
◆ノエル銀座クリニック
女性スタッフ・女性医師による色素沈着ホワイトニングの施術を受けられるクリニックです。
◆南青山スキンケアクリニック
女性特有の黒ずみの悩みに対して、女性目線で相談にのってくれると評判のあるクリニックです。
また、クリニックで行われている治療名としては、下記があります。
・レーザーホワイトニング
・塗り薬
・内服薬
自宅でのケアではなかなか改善できなかった黒ずみの悩みも、クリニックでの施術で少し軽くできるかもしれません。
悩まれている方は、クリニックへ相談してみてくださいね♪
黒ずみができやすい足の部位別に、自宅でできるお手入れ方法をご紹介しました。
できてしまった黒ずみに悩んでいるだけでなく、しっかりとお手入れして、ハイヒールやスカートを、自信を持って履ける足にしませんか?
実際に黒ずみに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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