「あれ、増えてるよね?」
1年以上着なかった洋服、もう使っていないコスメ。
必要がなくなったものを捨てたはずなのに、また新しいものがそこらじゅうに転がっている。
こんな状態を繰り返している人はいませんか?
こうなってしまう人は、何度片付けを行っても、また新しいものが増えるだけ。
整理整頓ができる人になるためには、“なぜ増えるのか”という原因を知っておく必要があります。
物が増える原因①▶︎「慣れ」
物が増えてしまう原因のひとつとして「慣れ」があげられます。
店舗もネットも見回って、やっと見つけた最高の一着。
それなのに1日も経てば、最高だったはずの一着が魅力に思えない。
そんな経験をしたことがある人もいますよね?
これは「慣れ」からくる現象です。
人間があることに慣れるまでの時間は、3時間だといわれています。
物事の大きい小さいにかかわらず、3時間経過すると喜びや新鮮味は消え去ってしまうのです。
物が増える原因②▶︎「慣れ」や「飽き」を想像できない
新しいものを手に入れると、すぐさま「慣れ」へのカウントダウンが始まります。
そして「慣れ」を通り越すと、次に待っているのは「飽きる」ことです。
人間は刺激がないと、退屈だと感じてしまう生き物。
「飽き」はいわば大敵なわけです!
しかし人間はやっかいなことに、「慣れる姿」や「飽きた状態」を想像することができません。
絶対に飽きないだろう!と思っていても飽きてしまうのに、予測できないのです。
これが物を増やしてしまう原因といえます。
物が増える原因③▶︎「物=価値」という思い込み
「新しいものが欲しい」と思うことは、刺激が欲しいという気持ち以外に、物を身に着けることで自分の価値を示すことができると、心のどこかで思っているからです。
しかしそうではありません。
たとえば高価な洋服を身に着けていても、身に着けている人がそれ相応の価値がある人ではないと、やはり浮いてしまうのです。
反対に、安価なものだとしても、しっかりと価値のある人が着ればそれなりに見えるもの。
物を増やす前にするべきことが見えてくるはずです。
物が増える原因をご紹介しましたが、いかがでしたか?
物を増やすためにはスペースもお金も必要。
「いつかまた捨てる日が来るんだ」と思っていれば、物は増えないのではないでしょうか。