使う前に知っておきたい!カラコンが引き起こす目の病気と注意点

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若い女性に人気のカラコンですが、目の病気や障害などのトラブルが増えているんだそう。

雑貨店やインターネットなど、眼科医の診察なしに購入する人もいて、なかには「ソフトコンタクトレンズは柔らかいから、どんな目にも合う」という、間違った認識の人もいるようです。

そこで今回は、カラコンを使う前に知っておくべきことをご紹介します。

まずは目の構造を学ぼう!

目はカメラのような構造で、物の色や形を光の情報として取り入れます。
カメラに例えると、目の虹彩は絞り、水晶体はレンズ、網膜(黄斑)はフィルムに相当します。

実際に物を見るとき、瞳孔から目に入った光が虹彩で調節され、ピントを調節する水晶体で屈折し、さらに透明なゲル状の硝子体を通過して、網膜の黄斑に焦点を結んでいます。
そして、その光が視神経を通じて信号として脳に伝達され、像として認識されるのです。

それぞれの構造と働きを前眼部と後眼部に分けて、詳しくご紹介します。

■前眼部の構造
・角膜(かくまく)
眼球の黒目の部分にあたり、もっとも外側にある透明な膜です。
外の光を眼球内に透過させるとともに、レンズと同じように光を屈折させる働きをします。

・結膜(けつまく)
白目の表面とまぶたの内側を覆っている薄い膜のことで、ふたつは袋状につながっています。

・水晶体(すいしょうたい)
カメラのレンズにあたる役割を果たしており、遠くの物や近くの物を見るためのピント合わせをしています。

・虹彩(こうさい)
・瞳孔(どうこう)
黒目の周辺部分にあたるのが虹彩、中央の穴があいている部分が瞳孔です。
虹彩はカメラの絞りと同じように瞳孔を通って、目に入る光の量を調節しています。

・毛様体(もうようたい)
ピント合わせをおこない、水晶体の厚みを調節する筋肉です。

・強膜(きょうまく)
眼球の白目にあたる部分のことです。
角膜とつながっており、黒目以外の眼球を覆っています。

■後眼部の構造
・網膜(もうまく)
眼球の内側が網膜です。
カメラでいえばフィルムにあたり、微妙な色の具合や明暗を識別しています。

・黄斑(おうはん)
網膜のなかでも、焦点が結ばれる部分をいいます。網膜のほぼ中心に位置し、物を見るための重要な細胞が集中しています。

・視神経(ししんけい)
光のエネルギーを電気的なエネルギーに変化させ、脳に伝達させる働きをします。

・硝子体(しょうしたい)
水晶体の裏側の眼球内を満たす透明で、99%が水分からなる流動体です。
生卵の白身のようなゲル状の物質で、網膜への光の通り道になっています。眼球をまるく保つとともに、網膜を傷つけないためのクッションの役割も果たします。

その違和感、カラコンが原因かも!?

カラコンを使うことで、さまざまな症状や違和感が出ることがあります。

特に、初めて利用する人のなかには、「異物感・かゆみ・なみだ目・まぶしい、ぼやける」といった症状が出る人もいるようです。

これは、レンズを目に入れることに慣れていないことが原因であると考えられているそう。
そのため、少しの違和感であれば、数日かけて目を慣らしていくことで、症状の改善が見込めるんだとか。

また、レンズが裏返しになっていたり、汚れや傷・破損などがあったりすると、痛みや異物感、充血、かゆみといった症状につながることもあるそうです。
そのような場合には、カラコンをはずして表裏や汚れがないかを確認し、保存液ですすぎ洗いをするといいようです。

それでも汚れが落ちないときや、傷・破損などがあるときは、新しいレンズに交換してください。

もし、カラコンをつけていないときでも目に痛みがあるという場合は、すぐにレンズをはずし、眼科で診察を受けるてくださいね。

カラコンが引き起こす、目の病気。

いわゆる黒目の部分を「角膜」、白目の部分を「結膜」といいます。

角膜は、最表面で細菌やウイルスの侵入のバリア機能をもつ「上皮」、角膜の大半を占めていて外からの光を屈折させる「実質」、角膜内の水分を適切に保つポンプの働きをする「内皮」の3層から成り立っています。

このうち、目の最表面にあって直接外に触れている「上皮」は、かなり敏感で傷つきやすく、肌の数百倍も痛みを感じやすいといわれています。

このように繊細な角膜の上にのせて使用するのが、コンタクトレンズです。

つまり、カラコンを使っている人は、レンズの着脱やレンズの汚れ、目を覆うことによる酸素不足などから、知らず知らずのうちに、目に負担をかけているんだそう。

とはいうものの、角膜上皮の再生能力は非常に高く、小さな傷なら数日ほどでもとに戻るのが一般的なんだとか。

問題なのは、痛みがあるにもかかわらず、レンズを使い続けること!

回復が妨げられ、角膜上皮の下の層である「実質」にまで症状が及ぶと、視力低下の可能性だけではなく、最悪の場合は、失明に至ってしまうことも……。

特に、目がゴロゴロ、チクチクなどの違和感、充血する、涙が出る、レンズがずれたりはずれたりする、痛みがある、見にくい、かすむ、くもる、ぼやける、かゆい、目ヤニが多い、夜間まぶしい、といった症状がある場合は、要注意なんだとか!

カラコンを使うことによって増えている、角膜炎、結膜炎、角膜ビランなどの病気や、角膜内皮障害、角膜上皮障害などを防ぐために、いつも目の状態をチェックしておく必要があります。

カラコンによる目の病気①角膜炎

角膜炎とは、黒目にあたる「角膜」に細菌やカビなどが感染して炎症を起こす病気です。

通常は、涙に覆われて外部からの刺激や病原体の侵入から守られています。
しかし、傷がついている場合には、細菌などの病原体に感染しやすくなってしまうんだとか。

角膜炎になると、目がゴロゴロとした違和感や、痛み、充血、涙などのほか、まぶたが腫れたり、黒目が白くなったりなどの症状が引き起こすといわれています。

基本的には、片目だけに症状があらわれるのが特徴だそう。

また、角膜炎には、細菌によって起こる「細菌性角膜炎」とカビ(真菌)によって起こる「真菌性角膜炎」の2種類あるようです。

「細菌性角膜炎」は、コンタクトレンズをつけることで角膜に傷がついたときに起こり、放置すると失明の危険があるんだとか。そのため、一刻も早い治療が必要となります。

「真菌性角膜炎」は、ソフトコンタクトレンズを連続で使うことによって起こるんだそう。
細菌性のものと比較して、症状が出るまでに数日かかることが特徴といわれています。

カラコンによる目の病気②結膜炎

汚れたレンズを使用することで、アレルギー反応が起こり、アレルギー性結膜炎を引き起こすことがあるといわれています。

表面を磨くことで汚れが除去できるハードコンタクトに比べて、破れやすい材質のソフトコンタクトでは磨くことが難しいため、しっかり汚れを落とすことができないんだとか。

また、目の潤いを保っている涙には、たんぱく質や脂質が含まれています。これらがレンズの汚れになったり、細菌などを付着させやすくしたりするそう。

アレルギー性結膜炎になると、目や目の周りがかゆくなったり、白目が充血したりしますよね。そして、炎症がすすむと、目やにが増えてきてしまうようです。

さらに、結膜炎のなかでもコンタクトレンズの汚れが原因で起こるものとして、「巨大乳頭結膜炎」があるといわれています。

発症すると、上まぶたの裏側(結膜)に大きなブツブツができ、かゆみや目やにが増えたり、レンズがずれやすくなったりする症状を覚えるそうですよ。

カラコンによる目の病気③角膜びらん

かゆみはなく目やにだけが多く出たり、レンズを外していても夜間まぶしさを感じたりする場合は、角膜びらんを発症している可能性があるんだとか!

びらんとは、黒目にあたる角膜の表面の上皮がはがれた状態のことをいいます。
主に、異物感や目がしみるなどの症状があらわれるそうです。

一般的には軽症であることが多いようですが、重症になると激しい目の痛みや充血が起こり、まぶたが腫れることもあるようですよ。

また、角膜びらんを繰り返す「再発性角膜びらん」という状態になる人もいるんだとか!

カラコンによる目の病気④角膜内皮障害

コンタクトレンズは、黒目にあたる角膜に密着しているため、角膜の細胞が傷ついたり、酸素や涙が不足したりという状態になりがちですよね。

それを防ぐために、酸素透過率や含水率が高いレンズが開発されているわけですが、それでもコンタクトレンズをつけることで、角膜細胞は少しずつ減少していくんだそう……。
そして、減少した細胞は、二度と再生しないものと考えられています。

長時間の使用を何年も続けることで、一定数まで角膜細胞が死滅してしまうと、角膜内皮障害になってしまう可能性があるようです。

角膜内皮障害を治すためには、治療用レンズをつけたり、角膜移植まで必要になったりするケースもあるんだとか……!

カラコンによる目の病気⑤角膜上皮障害

コンタクトで目に傷がついた状態とは、主に角膜上皮が障害を受けた状態のことをさすそうです。

最表面にある角膜上皮は傷つきやすい反面、修復するのも早い組織であるため、浅い傷なら一晩で治ることが多いんだとか。

ところが、コンタクトレンズによる傷は、一晩で治らずに感染症になる場合があるので気をつけなければなりませんね。

特に、コンタクトレンズを長期にわたって使用すると酸素が不足し、角膜上皮細胞が代謝障害を起こして「急性角膜上皮浮腫」を発症してしまうことがあるようです。

そして多くの場合、角膜上皮が剥がれて脱落してしまう「角膜上皮剥離」といった合併症も引き起こすそうですよ。

もしも目の病気になってしまったら……

現在、カラコンとしてネットや量販店で購入できるレンズは、どのメーカーであっても形状は1種類のみです。

大手メーカーのレンズも同じく1種類ですが、カラコンのレンズの倍以上にあたる十分な酸素透過率を誇ります。

同じベースカーブのレンズでも、レンズの大きさやエッジデザインでつけ心地や見え方は変わってきます。
にもかかわらず、あまり考えずに購入している人が多いため、目に合わないレンズによって障害が起こってしまうんだそう。

目に合わないレンズを使い続ければ、レンズが目の表面にはりつくことで酸素不足になって傷ができることがあります。
さらに、カラコンには色素もあるため、通常のコンタクトレンズより注意したほうがいいかもしれませんね。

そして本当に怖いのは、感染症!
なかでも、「アカントアメーバ」と「緑膿菌感染」の2つは、重篤な視力障害を残す症例もあるんだとか。

アカントアメーバは、比較的ゆっくり進行するため、早めに適切な治療をすれば視力への影響はほとんどありません。
しかし、治療のタイミングが遅れると視力にかかわる重大な症状を引き起こします。

また、緑膿菌感染といった怖い病気もあるそうです。

大切なのは、インターネットや量販店で購入したレンズであっても、きちんと眼科で自分に合っているのかを確かめること!
そして、少しでも目に異変を感じたらすぐに眼科医に相談して、早めに治療を受けるようにしましょう♪

また、これらの病気や障害の発生・悪化のおもな原因は、レンズの汚れにあるようですよ。
正しいケアを身につけて、自分の目の健康は自分で守りましょう!

カラコンを使い続けるために、「すべきこと」「やめること」

カラコンにより目の病気を患う人が増えているにもかかわらず、カラコン使用者の約80%の人が購入時に眼科を受診していない、という調査結果があるようです。

必ず医師の審査が必要という訳ではありませんが、安全のためには購入時から定期的に眼科医の検診を受けることをおすすめします。

使用の前には、付属の取扱証明書をよく読み、指示されたケアをきちんと守る必要がありますね。
特に、レンズやコンタクトケースを清潔に保つことは必須です。

レンズに触れるときは必ず石けんで手を洗い、レンズを外すときは爪をたてずに指の腹でつまむように慎重に行いましょう。
また、洗浄液の代わりに水道水を使うことは、絶対にやめてくださいね。

大切なことは、雑貨店やインターネットで購入したカラコンでも、自分の目に合っているのかを眼科で確かめること。
そして、少しでも目に異常を感じたら、すぐに眼科を受診することです。
自分の目の健康は、しっかり自分で守りましょうね!

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