逆さまつ毛とは?
まつげが内側(目の方向)に向いてしまっている状態の逆さまつ毛は、日本人にはとても多いと言われています。
そもそも東洋人は目の皮膚が厚いので、逆さまつ毛になりやすいのです。
赤ちゃんの頃から発症してしまう場合や、大人になってから発症することも。
自分が逆さまつ毛なのか、チェックしてみましょう!
逆さまつ毛の症状って?
逆さまつ毛によって引き起こる症状は主に、目の痛みやゴロゴロした違和感を感じたり、充血、目やにの増加などです。
また、光をまぶしく感じやすくなることもあります。
この症状を感じている方は、もしかしたら逆さまつ毛かも?
逆さまつ毛は、毛先が目に入ることによって眼球を傷つけてしまっています。視力が低下してしまったり、ひどい場合は失明してしまうこともあるんです。
これらの症状に当てはまる方は、早めに病院で診てもらいましょう。
逆さまつ毛の種類
逆さまつ毛には3つのタイプがあります。
■眼瞼内反症(がんけいないはんしょう)
まぶた自体が目の方に向いている状態のこと。
外からのゴミなどを守ってくれる役割を果たせないため、目の病気を引き起こしやすい。
目の周りの皮膚のたるみが多くの原因。大人になってからなる人はこの症状が多い。
■睫毛内反(しょうもうないはん)
まつげ全体が目の方に向いてしまい、黒目の表面と白目の表面に接触してしまうこと。
重度な症状は起きづらく、原因は両親からの遺伝の場合が多い。
■睫毛乱生(しょうもうらんそう)
全体のまつげのうち、数本だけが目の方に生えてしまっていること。
症状の悪化はしにくい。化粧品や動物の毛などのアレルギーが原因。
逆さまつ毛の治療法
逆さまつ毛は、自然治療ができたり、まつげを抜くだけで完治したりする場合もありますが、症状によっては失明してしまうなど、大きな病気を引き起こしてしまうことも少なくありません。症状が続く場合は手術も考えてみましょう。
逆さまつ毛の手術方法は、主に
・まつげ電気分解術
・レーザーで焼く
・埋没法
・切開法
があります。
逆さまつ毛の状態によって手術方法は変わるので、お医者さんに診てもらい、適切な処置をしてもらいましょう。
逆さまつ毛のタイプによって放っておいてしまうと重症になってしまうこともあるのです。
症状が現れている方は早めに病院で診てもらいましょう!