化粧下地を塗る前の準備
化粧下地を塗る前に欠かせないステップが、洗顔やスキンケアアイテムで肌を整えることです。
ここでしっかり準備をしておかないと、肌の乾燥を招いてメイク崩れに繋がる可能性があります。
逆にこの準備を丁寧に行っておくと、化粧のノリや持ちが良くなり、キレイなメイクの仕上がりをキープできるといった効果が期待できますよ!
- 洗顔はたっぷりの泡とぬるま湯で30秒以内に済ませる
- 洗顔後は5分以内に保湿する
- 適量の化粧水を手に取ったら、体温で少し温めてから包み込むように浸透させる
- 乳液は夜使っている量よりも少し少なめを意識して顔全体になじませる
- 乳液で潤いにふたをしたら、最低でも5分は待つ
乳液後すぐに化粧下地を塗ってしまうと、まだ浸透していない状態のまま油分が混ざってしまい、崩れやすくなります。
ですのですぐに塗るのではなく、少し置いて乳液をしっかり肌になじませましょう。
急いでいるときは、軽くテッシュオフをするといいですよ。
化粧下地の基本的な塗り方
スキンケアで肌をしっかり整えたら、早速化粧下地を塗っていきます。
化粧下地の適切な量や基本的な塗り方をおさらいしていきましょう。
基本を押さえるだけで、ベースメイクの仕上がりが変わってくるはずです。
化粧下地の適切な量
化粧下地を塗る上で一番最初に重要なポイントになってくるのが、化粧下地の量です。
少なければ顔全体を均一にカバーすることができませんし、逆に多すぎても厚塗り感が出てメイクが崩れやすくなってしまうのが、とても難しいところ。
基本的には、今使っている化粧下地に記載されている量が望ましいでしょう。
しかし何も書いていない場合は、“小豆粒大”を手に取るのが基本になります。
よく、「パール粒大を手に取る」と書かれていることが多いですが、この量で多いと感じる女性は、少しだけ少ない小豆粒大にするといいですよ。
指の側面を顔に当てて外側に少しスライドさせたとき、サラッとせずヌルッともしない、少し引っかかる感じの量がおすすめです。
化粧下地を塗る手順
適切な量を手に取ったら、顔全体に塗っていきましょう。
<基本的な化粧下地の塗り方>
- 小豆粒大を取り、中指と薬指の腹を使って、面積の広い頬から外側に向かって塗ります。
- 指に余った下地で、メイクが崩れやすい額や鼻、あごに薄く伸ばしていきましょう。
- 鼻のキワなど細かい部分にも塗れば完成です。
基本的な塗り方は、このように面積の広い頬から中指と薬指を使ってサッと塗っていくといいですよ。
数回で塗り広げることを意識してみてください。
化粧下地を塗るときのポイント
基本的な化粧下地の塗り方にもいくつかキレイに塗るためのポイントがあるんです。
このポイントもしっかり押さえて、よりキレイな仕上がりを目指していきましょう。
- 内側から外側に伸ばすことが基本
- 頬やおでこに化粧下地を塗るときは、内側から外側に流すように塗った方が均一に塗ることができます。
- 肌に密着させたいときは優しくタッピング
- さっと塗るだけよりも、指の腹で優しくトントンしながら塗った方が、肌に密着させることが期待できますよ。
- 鼻は上から下に向かって伸ばす
- 鼻筋から下に向かって伸ばし、小鼻や鼻下の細かい部分は指の腹で優しく押さえるように塗っていきましょう。
- 化粧下地がなじんでからファンデーションを塗る
- 化粧下地とファンデーションが混ざり合い、崩れやすい状態になってしまうので、「少しつけすぎたかな」と思ったときは軽くティッシュオフしてあげましょう。
スポンジを使った化粧下地の塗り方
化粧下地は基本的に手を使った塗り方をする女性が多いかと思いますが、ここ最近はスポンジを使った化粧下地の塗り方も人気があります。
スポンジを使うことで、余分な化粧下地を抑えながら、肌との密着度を上げてくれるので、次に使用するリキッドファンデーションのノリがとっても良くなりますよ!
スポンジを使って化粧下地を塗る手順とポイントをご紹介いたします。
スポンジを使って化粧下地を塗る手順・使い方
スポンジを使って化粧下地を塗る手順を見ていきましょう。
<スポンジを使った化粧下地の塗り方>
- スポンジを使うベストなタイミングは、指で顔全体に化粧下地を塗った後です。
- 化粧下地が溜まりやすい小鼻のキワ、なじみにくい髪との生え際部分、皮脂の分泌が多くてメイクが崩れやすいTゾーンをメインに、ポンポンと軽く押さえながら使ってみましょう。
もちろん、化粧下地の量が多くなってしまった場合は、頬も軽く押さえるようにして余分な皮脂をとってくださいね。
このひと手間を加えるだけで、化粧下地がぴたっと肌に密着し、メイク崩れを防ぐことが期待できます。
スポンジを使って化粧下地を塗るときのコツ
スポンジは手と違って、指の圧が一点に集中せずに分散させることができるので、均一に仕上げられるのが魅力です。
また、小鼻のキワやまぶたなど、顔の凸凹にフィットさせながら塗ることができるのもスポンジを使って化粧下地を塗るメリット!
- 優しい力でポンポンと押さえる
- スタンプを優しく押していくイメージで、強い力で肌に刺激を与えないようにしましょう。
- 顔の凸凹に合わせてスポンジの形を変える
- 小鼻のキワであれば、スポンジの角を使ったり、スポンジを折りたたむようにしてフィットさせるといいですよ。
- 常に清潔なスポンジを使う
- スポンジを定期的に洗ったり新しいスポンジを使ったりして、常に清潔なスポンジで肌につけるようにしましょう。
スポンジを使った塗り方とともに、この3つのコツも覚えておくといいですよ。
ファンデーションブラシを使った化粧下地の塗り方
スポンジを使った塗り方以外にも、ブラシを使った化粧下地の塗り方もあります。
毛先についた化粧下地が毛穴にも入り込んでくれるので、ムラのない毛穴レスな仕上がりを目指すことができますよ。
ファンデーションブラシを使って化粧下地を塗る手順とポイントをご紹介いたします。
ファンデーションブラシを使って化粧下地を塗る手順
ファンデーションブラシで化粧下地を塗る方法は難しそうに見えますが、手順をしっかり抑えておけば大丈夫です!
<ファンデーションブラシを使った化粧下地の塗り方>
- 手の甲に化粧下地を出し、1/3くらいの量をブラシにつけたら、ブラシをクルクルさせて下地をなじませます。
- 右もしくは左の頬の中心から外側に向かって塗り、ブラシに残った化粧下地で鼻と顎にも塗り、下地を足したら反対側も同じようにして塗ります。
- 最後の1/3の量をとったら、おでこの中心から生え際に向かって塗りましょう。
- 顔の中心から外側に向かって優しくクルクルさせながら肌を磨き、小鼻周りなどの細かい部分も円を描くようにしてなじませます。
- フェイスラインもぼかすように大きな円を描きながらなじませてください。
一度スライドさせて伸ばしたあとで、もう一度クルクルさせながら毛穴に入り込ませるといいですよ。
ファンデーションブラシを使って化粧下地を塗るときのコツ
毛先についた化粧下地が毛穴を埋めてくれるので、手やスポンジでは入りにくい部分にもしっかり塗れてカバーできるのがブラシの魅力です。
ただ、ブラシを使った化粧下地の塗り方にも、いくつかコツがあります。
- 力加減に注意する
- 毛穴もキレイに埋めることができるブラシですが、力を入れすぎてしまうと毛先が痛く、肌に刺激を与えることになるので注意しましょう。特に皮膚が薄い目元などは優しく滑らせるイメージで大丈夫です。
- 3つのパーツに分けて化粧下地の量も分ける
- 出した分を最初にブラシになじませてしまうと、あとで足りなくなり、ムラの原因になってしまいます。1/3の量で1つのパーツを仕上げていくといいですよ。
ブラシに化粧下地をつけすぎた場合は、ブラシをティッシュオフしてから使ってみてくださいね。
化粧下地を重ね塗りする方法
化粧下地は重ね塗りをするほどメイクが崩れやすくなるといわれています。
ですので、できるだけ薄く顔全体に伸ばすことが基本!
しかし塗り方を間違えなければ重ね塗りをしても崩れにくいベースメイクにすることができます。
重ね塗りでは気になる肌悩みをカバーすることができるので、気になる部分のみに重ねていきましょう。
- 顔全体に伸ばしてから、くすみやシミなどが気になる部分に少量の化粧下地をとり、薄く重ねます。
- 目尻などの小じわが気になるのであれば、片手で皮膚を持ち上げながら、化粧下地も薄く下から上へ伸ばすように塗り重ねてみてください。
乾燥を防ぐ化粧下地の塗り方
乾燥によってメイクの崩れが気になる女性であれば、乾燥を防ぐ化粧下地の塗り方をマスターしてみてください。
基本的に、スキンケアアイテムも化粧下地も保湿力に優れているものを選ぶことがポイントになります。
<乾燥を防ぐ化粧下地の塗り方>
- スキンケアアイテムをしっかりなじませ、適量の化粧下地をとります。
- そこにフェイシャルオイルを1滴垂らしてしっかり混ぜたら、いつも通り内側から外側に向かって伸ばしましょう。
- 手に残った化粧下地でTゾーンなどに薄く塗り、仕上げにスポンジでパッティングして密着させれば完成です。
顔用のオイルを1滴プラスすることで、乾燥を防ぎながらツヤのある肌に仕上げることができます。
崩れない化粧下地の塗り方
ベースメイクを崩さないようにするためには、メイクのファーストステップになる化粧下地の塗り方が何よりも大切です。
なんとなく塗るだけでは、崩れやすくなるばかり!
どんなに忙しくても、化粧下地は丁寧にきちんと塗っていきましょう。
基本的な化粧下地の塗り方でもOKですが、最近の化粧下地にはさまざまな種類があります。
保湿効果に優れているものもあれば、皮脂をコントロールしてくれるもの、紫外線をカットしてくれるものなど……ですので、自分の肌悩みに合った化粧下地を見つけることから始めるといいですよ。
頬の乾燥とTゾーンのテカリが気になるという女性であれば、頬には保湿効果の高い化粧下地を使い、Tゾーンには皮脂崩れを防ぐ化粧下地を薄く伸ばすのがおすすめです。
プライマーを使う場合の塗り方
化粧下地には、プライマーというアイテムもあります。
一般的な化粧下地に比べて肌の悩みに特化したものが多いということが特徴です。
毛穴や肌の凹凸をカバーしてくれるもの、ピンクやパープルなどのカラー付きでくすみをカバーしてくれるものなどがあります。
顔全体に使うのもOKですが、おすすめの使い方はポイント使いをすること。
<プライマーを使う場合の塗り方>
- 基本的な塗り方でいつもの化粧下地を顔全体に薄く伸ばします。
- 少量のプライマーを手にとったら、毛穴やくすみなど気になる部分にしくクルクルと円を描くようになじませていけば完成です。
塗り重ねるのに抵抗がある場合は、最初から塗るところを分けてもいいですし、プライマー1本で仕上げるのもいいでしょう。
プライマーはまぶたにもつけることで、アイシャドウのノリや発色も良くすることができますよ♪
まとめ
化粧下地の塗り方についてご紹介させていただきました。
ベースメイク次第でポイントメイクもキレイにのせることができますし、メイクの持ちをぐんっと良くすることができます。
自分に合った塗り方を見つけて、毎日のメイクをもっと楽しくしていきましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。