「ユーズド」って?
実は、定義的にははっきりとした違いがない「ユーズド」と「ヴィンテージ」。
古着をそのまま英語にするとユーズドになるので、ある一定期間着用した衣類に関して、ユーズドと呼ぶ傾向にあります。
「ヴィンテージ」って?
ヴィンテージは、主に「かなり昔の良質なもの」という意味で使われることが多い英語です。
ヴィンテージワインと呼ばれるように、当たり年のワインには高価な価格がつけられていますが、洋服の場合は違い、特定の当たり年はありません。
洋服に関しては、その時代の創り手が生み出した、良質なファッション遺産を表す用語だと考えられています。
「ユーズド」と「ヴィンテージ」の違いって?
明確な違いはないものの、ユーズドとヴィンテージには、多少なりとも意味に違いがあります。
例えば、ユーズドは古着全般を指すので、近年発売されたアイテムの可能性もありますよね。
一方ヴィンテージは、それなりの歳月が経ったアイテムであるといえるでしょう。
目安でいえば、30年以上経過しているアイテムだと、ヴィンテージと呼ぶ傾向にあります。
ユーズドと違いヴィンテージはなぜ貴重?①今では再現が難しい仕立てや技法で作られているから
ユーズドに関してはお手頃価格で流通しているイメージがありますが、ヴィンテージは「貴重」「高価」というイメージが強いですよね。
どうして、ヴィンテージはユーズドとは違い貴重なのでしょうか。
その一つとして考えられるのが、時代の流れとともに、今では再現が不可能になっていること!
近年ではコストを抑えた洋服が主流になっているので、ヴィンテージアイテムの技術はより貴重なものとして認知されているのです。
ユーズドと違いヴィンテージはなぜ貴重?②大量生産されておらず、年数が経っているから
ヴィンテージアイテムは、特殊な仕立てや技法を使ったアイテムが多いことを紹介しました。
つまり、ヴィンテージアイテムは大量生産はされていなかったことがわかります。
こうしたことからも、綺麗な状態で今も受け継がれているヴィンテージアイテムは、ユーズドのものとは違い、非常に貴重であることがわかります。
ユーズドと違いヴィンテージはなぜ貴重?③上質だから
良いものを長く着用する文化が主流だった時代に作られたヴィンテージアイテムは、ユーズドのものとは違い、年数がたった今でも上質だからこそ、綺麗な状態を保てています。
上質な洋服は、貴重であるとともに、高価な価値を持つアイテムでもあります。
購入時の注意点①「ユーズド」と「ヴィンテージ」の見極め
購入時に注意する点としては、ユーズドとヴィンテージを見分けることが第一に挙げられます。
古ければ古いほど良いわけではなく、上質であるか、状態は良いか、今では手に入らない価値があるかを考慮して選びましょう。
購入時の注意点②経年変化
ユーズドのものとは違い、いくら上質であるといっても、取り扱いが難しく経年変化しているのが、ヴィンテージアイテムです。
多少の汚れ程度であればクリーニングに出すことで改善も可能ですが、衛生面を考慮して購入することが大切です。
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