紅茶の種類と特徴をおさらい♪アールグレイやダージリンだけじゃない

Lifestyle

何気なく飲んでいる紅茶ですが、「アールグレイ」と「アッサム」「ダージリン」などその種類は産地や製法によってさまざま!
紅茶通とまではいかなくても、基本的な紅茶の違いくらい知っておきたいという人は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、紅茶の種類とおすすめの飲み方を徹底解説いたします。

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川島ゆい
川島ゆい
2019.02.06

気分に合わせて選びたい♡紅茶は種類によって香りが違う!

紅茶

産地によって分けられることの多い紅茶は、「エリアティー」というカテゴリーで括られることも多く、代表的なエリアティーには、アッサム・ダージリン・ウバ・キーマンなどが挙げられます。

それぞれ個性的な味わいを持つエリアティーは、「ブレンドティー」にすることで飲みやすくされることもあります。
その代表的な例が、イングリッシュブレックファーストティーやアフタヌーンティー!

またフルーツやナッツ、スパイスなどで香りがプラスされた「フレーバーティー」は紅茶の香りがより楽しめる種類とされていますよ。

大まかな紅茶の分類や特徴を知ったところで、続いてはシーンに合わせたおすすめの紅茶をチェックしていきましょう。

紅茶の種類と特徴①ダージリン

ストレートで楽しむ紅茶

まずは、エリアティーの代表格・ダージリンティー!
世界三大紅茶とも呼ばれるほど、上品な渋みと華やかかつ爽やかな香りを持つダージリンティーはよく見かける紅茶の種類ですよね。

春・夏・秋と、年に3回の旬がありますが、特に人気なのが夏摘みで、香り高く・コクのある味・美しい色、と紅茶の魅力が揃っています。
日本人には春摘みもおすすめで、日本茶を飲みなれた人にも親しみやすいと注目されているそう!
また、渋みが苦手な人には、甘みのある秋摘みが飲みやすいですよ。

ダージリンティーは、繊細な香りと味が特徴なので、少しの気候の変化でも味が変わります。
また、茶園によっても味が違いますよ。
なので、ぜひ自分好みのダージリンを探してみてくださいね。

紅茶の種類と特徴②アールグレイ

紅茶とマカロン

柑橘系のベルガモットの香りが茶葉につけられたアールグレイは、紅茶の中でも芳醇な香りが特徴のフレーバーティーです。
原茶には、中国のキーマンやセイロンなどの種類が使われることが多いですが、ダージリンなどが使われることもあるんだとか!

アールグレイは、加熱しても香りが無くならないので、スイーツの材料に使われることも多いですよ。
また、ミルクとも相性の良い香りなので、ミルクティーにするときはアールグレイを使うという人も♡

アールグレイの香りは心をリラックスさせたいときにもぴったりです。
のんびり過ごしたいとき、ストレスが溜まっているときにはアールグレイでリフレッシュしましょう。

紅茶の種類と特徴③アッサム

紅茶にミルクを入れる

アッサムはダージリンとともにインド紅茶の中で有名な種類のお茶♡
でも、その特徴は対照的!ストレートが美味しいダージリンと違いアッサムは、ミルクティーで紅茶を楽しみたいときにおすすめです。

ミルクティーにすると、フルボディといわれる甘く濃厚なフレーバーが引き立ち、イギリスで愛されている本格的なミルクティーを楽しむことができますよ。
ミルクをたっぷりと使った、ロイヤルミルクティーにするのも◎

お家でミルクティーを飲むことが多いなら、アッサムの茶葉を選んでみましょう。

紅茶の種類と特徴④セイロン

朝食と紅茶

セイロンティーも日本で有名なので、聞いたことがある人は多いと思います。
でも、セイロンは紅茶の種類だと思っていませんか?
実は、セイロンとは紅茶の銘柄ではなく、セイロン地域(スリランカ)で生産される紅茶の総称なんです。

セイロンには「ウバ」や「ディンブラ」などのさまざまな種類がありますよ。
銘柄の記載がなく「セイロンティー」と書かれているものは、セイロン地域で収穫された紅茶をブレンドしたものです。
旬の茶葉をブレンドしたものはフルーティーで飲みやすいので、その特徴を活かしてレストランなどでよく使われているそうですよ。

ブレンドしたものも美味しいですが、紅茶好きな人なら、セイロンのいろいろな銘柄を飲み比べてみるのもおすすめ♡
スリランカの中でも生育の場所によって環境に違いがあるので、茶葉にもさまざまな違いがあるんですよ。

紅茶の種類と特徴⑤ウバ

ミントの香りと紅茶

ウバは、セイロンの紅茶の5大産地のひとつ!
他にディンブーラ・ヌワラエリヤ・キャンディ・ルフナといった種類がある中でウバが特に有名なのは、他とは一線を画す味わいと香りの良さを持つという特徴にあります。

ウバフレーバーと呼ばれる、ミントのようなスッキリとした香りに惹きつけられるファンも多いんだとか♡
キリッとした渋みがありますが、清涼感のある香りが加わることで緑茶のような若々しい爽やかな味わいを楽しめますよ。

また、7月から8月にかけての旬の時期に収穫された品質の良い茶葉を使えば、カップの内側に「ゴールデンリング」といわれる金の縁ができるという特徴も!
ぜひ、白い無地のカップを使って確認してみてくださいね。

紅茶の種類と特徴⑥キームン

上品に紅茶を

キームンは、インドのダージリン・スリランカのウバと並んで、世界3大紅茶のひとつとして知られている高級紅茶です。
中国を産地とするお茶で、日本ではキームンのほかに「キーマン」や「キーモン」と呼ばれることもありますよ。

イギリスのビクトリア女王の誕生日に献上茶として贈られ、ビクトリア女王にとても愛された紅茶なんだそう♡
また、キームンは上流階級の人たちだけに許された種類の紅茶で、キームンを楽しめることは贅沢だったようです。

世界中のセレブたちに好まれるキームンは、ほっとする上品な味と香りが特徴!
ゆったりとくつろぎながら、お気に入りのティーカップで上品に楽しみたいですよね。
ランクによっても香りに大きな違いが現れるので、高級紅茶を楽しみたいときには、キームンを選んではいかがでしょうか。

紅茶の種類と特徴⑦ニルギリ

レモンティー

ニルギリは、クセがないことで人気の紅茶です。
強い渋みや香りもなく、コーヒーのようなパンチの効いたコクもありません。

そんなニルギリは、大きな特徴がなくあっさりとした味わいなので、レモンティーにぴったり♡
レモンは繊細なので、紅茶の特徴的な香りや渋み・コクなどがレモンの風味のジャマになっていまいますが、ニルギリならレモンの風味を引き立て、美味しく味わうことができるんです。

また、ニルギリはフレーバーティーのベースに使われることも多く、特にフルーツとの相性が良い種類の紅茶といわれていますよ。
フレッシュなフルーツを使うだけで、お家で簡単に美味しいアレンジティーを作ることができるので、ぜひトライしてみてくださいね。

紅茶の種類と特徴⑧ディンブラ

紅茶とバラ

ディンプラはスリランカの高地で採れる、オレンジがかった赤褐色が特徴のお茶です。
味も香りもバランスが良く、適度な渋みとコクがある紅茶で、最も紅茶らしい紅茶といわれています。

ディンプラは、スッキリとした喉ごしも魅力♡
軽く淹れればストレートでディンプラならではの味や香りを楽しみ、しっかり淹れるならミルクティーで飲むのがおすすめです。
その時の気分によって、飲み方を変えるのも◎

ディンプラと相性が良いのは、サンドイッチやスコーン、そして甘い焼き菓子です。
この組み合わせ、何かに気づきませんか?
そう!アフタヌーンティーです。
アフタヌーンティーを楽しむときにいろいろな種類の紅茶が用意されていると思いますが、その中にディンプラがあれば、ぜひ試してみてくださいね。

紅茶の種類と特徴⑨キャンディ

セイロン地域(スリランカ)で最初に栽培された紅茶が、キャンディだといわれています。
元々はコーヒーの産地として有名だったのですが、病害でコーヒーの木が枯れてしまったそう……。
その場所で試行錯誤を繰り返しながらも、栽培に成功したのがキャンディだったのだとか!
今では、セイロン地域は紅茶の主要な産地として知られていますよね。

キャンディは渋みやクセが少なく、飲みやすいマイルドさが特徴の紅茶♡
輝きのある濃いオレンジ色のお茶で、見た目のキレイさからアイスティーに使われることが
多い種類なんですよ。

クセがないので、どんなお菓子や料理にも合うところも嬉しいですよね。
特にスイーツと相性が良いので、風味を大切にしたいスイーツを食べるときは、ぜひキャンディを合わせてみて!

紅茶の種類と特徴⑩イングリッシュブレックファースト

その名の通り目覚めの一杯として飲むことを考えてブレンドされたイングリッシュブレックファーストは、渋みのある味わいが特徴!
元々は、アッサム・セイロン・ケニアティーのブレンドとして誕生しました。
高級なものには、キームンがブレンドされていることも多いそうです。

イギリスのお茶の文化にとって大切にされている紅茶であり、人気があるだけでなく、もっとも一般的な種類の紅茶でもあります。
ブレンドによって味に違いがあり、ほとんどは風味や香りがしっかりとしていてコクがあるので、ミルクティーで飲むのがおすすめですよ。

朝食に紅茶を飲む習慣がある人は、自分の好みに合うイングリッシュブレックファーストを探してみませんか?

紅茶の種類と特徴⑪フランボワーズ

木イチゴの甘酸っぱい香りが楽しめるフランボワーズは、代表的なフレーバーティーの種類のひとつです。
マイルドな酸味が特徴の紅茶で、スイーツとの相性もばっちり♡

ストレートで飲むのがおすすめなフランボワーズは、気分をリフレッシュさせたいときにも向いています。

紅茶の種類と特徴⑫ロイヤルブレンド

アッサムやセイロンなどの種類の紅茶を、バランスよくブレンドしたブレンドティーが、ロイヤルブレンドです。
香り高いのが特徴で、ストレートでも楽しめますが、濃いめに淹れてミルクティーにするのもおすすめ♡

スコーンやショートブレッドとも相性が良く、午後のティータイムが華やぎますよ。

一口に紅茶と言ってしまっていますが、実は種類によって特徴もそれぞれ違うことがわかりますよね。
少しだけ、紅茶のことを知るとティータイムがなんだか楽しくなりそうな予感♡
カフェで紅茶を注文する際には、ぜひどんな紅茶が今の気分なのかを考えて、今回ご紹介したおすすめの紅茶を選んでみてください。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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