NEATダイエットのやり方▶︎NEATダイエットって知ってる?
NEAT(ニート)とは「Non-Exercise Activity Thermogenesis」の頭文字をとった言葉で、“非運動性活動熱産生”を意味します。
非運動性活動熱産生は、ウォーキングやランニングなどではなく、運動以外の身体活動によってエネルギーが消費される量のことを指すんです。
つまり特別な運動をしなくても、日常動作の立つ、歩く、座るなどを意識することで、痩せやすい身体作りを目指すことができます。
ある研究結果によると、一般の方は運動よりもNEATで消費するエネルギー量のほうが多かったようです。
アスリートや普段から運動を長時間行っている場合はあまり効果が期待できませんが、普段から運動不足であり、座ることが多い女性はNEATを増やすNEATダイエットを実践してみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、NEATダイエットのやり方についてご紹介いたします。
NEATダイエットのやり方▶︎太っている人と太っていない人の違いはNEATの量!
多くの消費エネルギーをNEAT(ニート)が占めていることから、「肥満と何か関係があるのではないか」と注目され、実際に研究されたそうです。
すると肥満者と非肥満者の消費エネルギー量や生活行動を調べた結果、非肥満者は肥満者よりも座っている時間が短く、立っている時間が長かったと報告されています。
NEATの差は約350kcalになったようで、1週間にすると2,450kcalも差ができてしまうんです。
とても大きな差になってしまいますよね。
NEATダイエットだけで差が埋まるなら取り入れないのは損かもしれません。
また、NEATダイエットには他にもメリットがあります。
・激しい運動は必要ない
・お金がかからない
・手軽に始めることができる
など、運動が苦手な女性や忙しい女性にとって嬉しいダイエット法ではないでしょうか。
ここからは、NEATダイエットのやり方をご紹介していきます。
NEATダイエットのやり方▶︎①姿勢を見直す
最初にご紹介するNEAT(ニート)ダイエットのやり方は姿勢を見直すです。
正しい姿勢を保つことで、姿勢の悪さによって衰えていた筋肉を鍛えることができ、美しいボディラインを目指すことができます。
《NEATダイエット》正しい姿勢のポイント
①踵を揃えて足先は軽く外側に開きます。
②頭の上から引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばしたら、肩甲骨を寄せるイメージで胸を張ります。
③顎が上がらないように少し引いたら、お腹とお尻をキュッと締めましょう。
この姿勢が辛いと感じるのであれば、普段の姿勢が悪くなっている証拠です。
仕事などに集中するとつい姿勢を忘れてしまいますが、信号待ちや休憩中などは積極的に正しい姿勢を保つことに集中してみてください。
NEATダイエットのやり方▶︎②こまめに歩く
次にご紹介するNEAT(ニート)ダイエットのやり方はこまめに歩くです。
NEATは日常生活の中で消費されるエネルギーのことなので、日常動作を増やすことがダイエットへの近道となります。
・リモコンや飲み物などを遠いところに置いて毎回取りに行くようにする
・駅までの移動はバスではなく、徒歩や自転車にする
・食事中はよく噛んで食べる
などが挙げられます。
よく噛むことがNEATダイエットに繋がるのかと驚いた女性も多いと思いますが、よく噛むことで口元の筋肉を鍛えることができ、フェイスラインのリフトアップ効果を期待できます。
また、満腹中枢が刺激されるので、食べすぎ防止にも役立ち、ダイエット中の食事改善もサポートしてくれますよ♪
NEATダイエットのやり方▶︎③階段を使う
次にご紹介するNEAT(ニート)ダイエットのやり方は階段を使うです。
外出先で階段を見つけたら「カロリー消費のチャンス!」だと思いましょう。
楽だからとエスカレーターやエレベーターを使ってしまう女性も多いと思うのですが、それではNEATを増やすことができません。
ですので、まずは駅で階段を使うようにし、少し体力がついてきたと思ったら自分のオフイスまで階段を使うようにするなど、徐々にNEATを増やしていくことがポイントです。
さらに慣れてきたら、階段を駆け上がるようにしてみてください。
駆け上がることで消費量もアップし、高いダイエット効果を期待することができますよ。
NEATダイエットのやり方▶︎④座るときは脚を動かす
次にご紹介するNEAT(ニート)ダイエットのやり方は座るときは脚を動かすです。
電車内で座ったときやディスクワークで長時間座り続けている場合は、脚の運動をとりいれましょう。
一番簡単なやり方は、つま先やかかとを上げ下げすることです。
脚を揃えて座ったら、まずはつま先を上げてみましょう。
次につま先を下ろして、かかとを上げるだけです。
何回か繰り返すだけでふくらはぎの筋肉を鍛えることができますし、血の巡りをよくすることができるので、むくみ防止にも効果的です。
また、太ももの間に重い本や水が入った2リットルのペットボトルを挟むNEATダイエットもおすすめですよ。
落とさないように挟まなければならないので、太ももの筋肉を鍛えることができ、脚を引き締めることができます。
NEATダイエットのやり方▶︎⑤家事をする
次にご紹介するNEAT(ニート)ダイエットのやり方は家事をするです。
家事を積極的にすることもカロリー消費のチャンスです。
料理や掃除、洗濯など、女性はしなければならないことがたくさんあるので、大変に感じてしまいますが、NEATを増やすことができます。
・お皿洗いをするときはつま先立ちでする
・掃除機やモップがけではなく、雑巾がけをする
・洗濯物が入ったカゴを床に置いたら、洗濯物をとる動作を繰り返す
・お風呂掃除でこまめ動かす
・ゴミの量が少なくても、毎回捨てに行く
など、家事の中で取り入れられるNEATはたくさんあります。
「何でもNEATに変えてやる!」という強い心意気で取り入れてみてください。
NEATダイエットのやり方▶︎⑥買い物はカゴを持つ
次にご紹介するNEAT(ニート)ダイエットのやり方は買い物はカゴを持つです。
ショッピングが大好きな女性はたくさんいますよね♪
そのショッピングを活かしてNEATを増やすなら、ショッピングカートを使わずに手でカゴを持つようにしてみましょう。
カゴの中の量が増えるほど負荷をかけることができるので、カロリー消費に役立てることができますよ♪
ショッピングだけでなく、食材を買いに行くときなども手で持つようにしてみてください。
ただし、片方ばかりに持ってしまうと骨盤が歪んでしまう可能性があるので、なるべく交互に持つことがこのNEATダイエットポイントです。
NEATダイエットのやり方▶︎NEATダイエットの注意点
誰でもすぐに始めることができるNEAT(ニート)ダイエットですが、成功させるためにはポイントがあります。
・最初から張り切らない
どれも簡単にできるやり方ばかりですが、最初からあれもこれもと詰め込んでしまうと慣れていない分、大変に感じてしまうことがあります。
日常生活でできる運動であっても続かなくなる可能性があるので、まずはひとつのことから習慣付けていくことがポイントです。
・自分の中でノルマを決める
自分の中で無理のない範囲でノルマを決めてみましょう。
「今日は正しい姿勢を保つ」「今日は階段を使う」など、ひとつのやり方でいいので達成できるように努力してみてください。
・NEATが増えたからといって食べ過ぎない
「運動をしてるから大丈夫」という考えになってしまう女性も多いようですが、その安心さから食べる量が増えてしまっては意味がありません。
腹八分目にしたり野菜から食べたりして、食生活にも気を配るようにしましょう。
無理なく続けられるNEAT(ニート)ダイエットのやり方についてご紹介させていただきました。
日常生活でできることなので、今まで運動が続かなかった女性でも続けることができるのではないでしょうか。
NEATダイエットは短期間で痩せるものではないので、継続することが大切です。
食事も見直しながら、理想の体型を目指してダイエットを成功させましょう!
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