ヴァセリンとは?基本的な使い方をチェック!
ヴァセリンとは、世界中で愛されている保湿剤、クリームのケアブランドです。
肌の表面をコーティングしてくれるので、肌の内側の水分を逃さず、潤いを持続してくれます。
この働きによって高い保湿効果が実現され、乾燥が気になる季節のマストアイテムになっている女性も多いのではないでしょうか。
ドラッグストアで手軽にゲットでき、コストパフォーマンス面でも優秀ですよね。
そこで今回ご紹介するのは、ヴァセリンの使い方です。
基本的な使い方としては、乾燥による唇の荒れや縦ジワが気になったときや、カサカサになりやすい手肌、ひじ、ひざ、かかとなどに塗って乾燥から肌を守ってほしいときに使います。
しかしヴァセリンには、まだまだ別の使い方があり、「万能すぎる!」と話題になっているんですよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
万能すぎるヴァセリンの使い方
①ニキビケアに使う
最初にご紹介するヴァセリンの万能な使い方は、ニキビケアに使うことです。
ニキビが気になりすぎて、手で触ってしまったり潰してしまったりした経験がある女性はいませんか?
ニキビを何度も触ったり、潰してしまったりした傷跡は、治りがとても悪くなってしまいます。
潰した跡に関しては、最悪の場合そのまま色素沈着して残ってしまう可能性も!
この厄介なニキビに活躍してくれるのが、ヴァセリンなんです。
使い方はとても簡単で、治したい部分にヴァセリンを塗ったら上からラップで覆うだけ♡
試した人のなかには、高級な化粧品で肌を整えた時よりもヴァセリンの方が乾燥やニキビを抑える効果があったという女性もいるそう!
しかし、ヴァセリンの油分を考えると混合肌や脂性肌の人にはおすすめできません。
また、炎症したニキビ(赤ニキビ)や皮脂が過剰に分泌されて起こる思春期ニキビに塗ると、悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。
②スチームマッサージ
ヴァセリンは、マッサージをするときにも活躍してくれる万能アイテム!
むくみを改善したり、血行を促進したりするときに効果的なマッサージですが、何も付けずにマッサージをしてしまうと、逆に肌にダメージを与えてしまうことも……。
ヴァセリンは顔にも使えるほどの優しさなので、ボディに塗ってもOK!
お風呂上りや、部屋でリラックスしているときにも使えますが、とくにおすすめなのがお風呂でのスチームマッサージ時に取り入れることです。
使い方は、お湯に浸かりながら気になる部分にヴァセリンを塗って、優しくマッサージをするだけでいいんですよ。
また、ホットタオルで押さえるのも効果的♡
ホットタオルと併用することで、皮膚の汚れや角質を取り除くことができ、しっとり肌へ整えることが期待できます。
③外出先でのメイク直し
朝はしっかりメイクをしたつもりでも、汗や皮脂、乾燥によってメイクが崩れてしまうこともありますよね。
そのときも、万能なヴァセリンが大活躍!
メイクをすべて落としてやり直し……というのは面倒ですが、ヴァセリンならピンポイントで直したい部分を落とすことができますよ。
使い方は、綿棒にヴァセリンを取り、サッと拭き取るようにするだけ♡
そのままいつも通りのメイクをすれば、自然なメイク直しができるでしょう。
ヴァセリンは、メイク下地に使われることも多いようですが、超乾燥肌の女性でない場合、油分によってメイクが落ちやすくなってしまうので注意してくださいね。
④リップに混ぜる
リップパックとしても万能なヴァセリンは、リップメイクでも使うことができます。
そのままヴァセリンを唇に少量塗れば、リップクリームとして乾燥による荒れから守ってくれますし、口紅と混ぜれば手作りのグロスにもなるんですよ。
<リップグロスの作り方>
①同量のヴァセリンと口紅を熱伝導するスプーンの中に入れます。
②キャンドルやコンロでスプーンを下から温め、つまようじなどでかき混ぜます。
③しっかりと混ぜ、容器に入れて冷やし固めれば完成です。
リップクリームやリップグロスで使う場合は塗り過ぎないように気をつけてくださいね。
様子を見ながら塗る、という使い方がおすすめ!
リップパックとして使う場合は、唇からはみ出すくらいオーバー気味に塗り、その上からラップをかぶせて5分ほど置いてみてください。
蒸しタオルなどで温めてから行うと、しっとり感が違いますよ。
⑤古い角質や黒ずみのケア
鼻などにできてしまう毛穴の黒ずみを消すためには、鼻の角栓を取るパックなどで定期的にケアしますよね。
一時はキレイになるかと思いますが、その後ぽっかりと穴が開いてしまい、また数日したら毛穴が黒ずんでしまうこともしばしば……。
古い角質や黒ずみなどは無理やり取ることはあまり好ましくないので、万能なヴァセリンを使ってケアしてみましょう!
使い方のポイントは、最初に蒸しタオルを5分ほど鼻にあて、毛穴を開かせてからヴァセリンを厚めに塗ることです。
そしてラップをかぶせてそのまま就寝し、翌朝ぬるま湯で優しく丁寧に洗い流してみてください。
2〜3日続けると、黒ずみなどがキレイになっていく効果を実感できるんだとか♡
また、スペシャルケアとしてヴァセリンでスクラブを作るのもおすすめですよ。
ヴァセリンとはちみつをそれぞれ1の割合、お砂糖を2の割合で用意し、はちみつと砂糖を混ぜ、ヴァセリンを加えて混ぜれば完成!
鼻の上に置いて、優しくマッサージをした後に、ぬるま湯で洗い流すといいですよ。
⑥日焼け後のケア
女性なら誰もが気になる日焼け!
日焼け止めをしっかり塗っていたつもりでも、焼けてしまったことがある女性もいるでしょう。
日焼け後の肌を労わるためには、帰宅してからのケアでしっかりと保湿するのが大切です。
しっかりと保湿したいときも万能なヴァセリンを使ってみましょう。
日焼け後は肌が傷つき、水分をキープする能力が失われているといわれているので、保湿力の高いヴァセリンを塗れば、肌の内側の潤いをキープする効果が期待できるんです。
ただし、使い方にはポイントがありますよ。
ただ日焼けをした部分にヴァセリンを塗っても意味はありません。
キープ力に優れていても水分補給をすることはできないので、まずは肌に優しい化粧水などでクールダウンと保水をすることを忘れずに!
日焼けすることで水分が体の表面から逃げてしまい、肌がカサカサになって皮がむけてしまうこともありますので、日焼けをした部分に化粧水とヴァセリンで保湿してあげてくださいね。
⑦ヘアケアやまつ毛ケア
万能すぎるヴァセリンは、髪の毛やまつ毛、眉毛ケアにも使うことができますよ。
それぞれの使い方は次の通りです。
<髪の毛のケアに使う場合>
シャンプーの後に毛先部分にほんの少しヴァセリンを塗り込み、ドライヤーで素早く乾かしましょう。
油分が髪の毛をコーティングする効果によって、枝毛予防やパサつき予防が期待できます。
<まつ毛に使う場合>
手の甲にヴァセリンを取り、スクリューブラシをクルクルさせて馴染ませましょう。
そしてマスカラをするように塗ることで、ハリやボリュームアップをサポートしてくれます。
<眉毛に使う場合>
スクリューブラシに馴染ませて薄く塗っていきましょう。
アイブロウの前にすることで描きやすくなりますし、ピンセットで眉毛を整える際は痛みを軽減することができるといわれています。
⑧シンプルなスキンケアとして使う
ヴァセリンは、シンプルなスキンケアに切り替えたいときにも活躍してくれます。
普段のスキンケアでいろいろなものを塗っているかと思いますが、何度も肌に触れたり擦ったりしてしまうと、逆に刺激になって乾燥しやすくなってしまう可能性があるそうです。
使うスキンケアアイテムを最小限にすれば、余計な刺激を与えることなく、しっかりと保湿することができるといわれていることをご存知でしたか?
用意するのは、化粧水と万能なヴァセリンのみ!
クレンジングと洗顔で肌を清潔な状態にしたら、まずは化粧水でしっかりと肌に潤いを与えます。
そして、ヴァセリンを顔全体に塗って水分蒸発を防止するだけなので使い方もとっても簡単♡
肌への負担を防ぐために、ヴァセリンは最初に手のひらの体温で軽く温めるのがおすすめですよ。
柔らかいテクスチャーになり、顔全体に伸ばしやすくなります。
⑨靴ずれや衣類による擦れ対策として使う
最後におすすめする万能なヴァセリンの使い方は、靴ずれ対策や衣類による擦れ対策として使うことです。
お気に入りの靴をゲットしたのに靴擦れ……という経験をしたことがある女性も多いはず!
靴ずれは本当に歩けなくなるほど痛くなってしまいますよね。
1日の気分も下がってしまいますが、そのときも悩める女性たちを助けてくれるのがヴァセリンなんです。
靴とかかとがあたる部分に塗ることで、潤滑油としての効果を発揮し靴ずれを予防してくれますよ。
もちろん、靴ずれを起こしてしまった後からのケアにもOK!
かさぶたが乾燥して剥がれて痛くなるのを防いでくれ、傷を保護することで治りも早くなるんだとか♡
また、衣類の摩擦による刺激からも肌を守ってくれるので、着る前に直接肌に塗っておくのがおすすめですよ。
ちなみに、靴ずれを予防してくれるヴァセリンは、靴のお手入れでも活躍してくれる優れもの!
革靴の汚れを最初に軽く落としたら、乾いた布に少量のヴァセリンを付けて拭いてみましょう。
ツヤが戻るだけでなく、ホコリを防いで水もはじいてくれますよ。
ヴァセリンとワセリンの違いとは?
ヴァセリンの万能な使い方をご紹介してきましたが、ワセリンとの違いについて気になったことはありませんか?
その答えを結論から言ってしまうと、どちらも「ペトロリウム」という石油を精製して作られているので、違いはあまりないんだとか!
ヴァセリンは、ユニリーバ・ジャパン株式会社が販売するブランド名で、「化粧品」として販売されています。
一方ワセリンは、ペトロリウムを言い換えたものになる原料名のことで、「第三類医薬品」扱いになるそうですよ。
さらにワセリンは、純度の高いものを白色ワセリンといい、白色ワセリンをさらに精製したプロペトは皮膚保護剤として処方薬に分類されるよう!
衛生的に使用した場合、数年間使用できるともいわれているヴァセリンはコストパフォーマンスにも優れているので、乾燥が気になるシーズンに常備しておくことをおすすめします。
万能すぎるヴァセリンの使い方をご紹介させていただきました。
ヴァセリンはここでご紹介した使い方だけでなく、まだまだ他の使い道もあるよう♡
肌のケアはもちろん、日常生活でのお悩みにも役立ち、ニベアにも並ぶ女の子の悩みを救ってくれるスーパーアイテムなので、ぜひ使ってみてくださいね!
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