トレンチコートのベルトの結び方
トレンチコートは、デイリーコーデからオフィスコーデまで、幅広いシーンで使うことができるキレイめアウターとしてとても人気があります。
大人の女性であれば、一枚はトレンチコートを持っているという方が多いのではないでしょうか。
いつも何となく着ているかと思いますが、実はトレンチコートは紐の結び方を変えるだけで雰囲気をガラリと変えることができます。
そこで今回は、下記の3つの結び方別にトレンチコートのおしゃれな着こなしをご紹介いたしますね。
- 体の前で結ぶ
- 体の後ろで結ぶ
- 結ばない
体の前で結ぶ3パターン
トレンチコートのベーシックな着こなしが、身体の前で結ぶパターンです。
体の前で紐を結ぶ場合、主に3パターンの取り入れ方があるので、詳しく見ていきましょう。
片リボン結び
トレンチコートの紐の結び方で人気なのが、ニューヨーカーの定番結びである片リボン結びです。
甘すぎず、シンプルすぎない結び方なので、大人の女性でもチャレンジしやすいのが魅力。
＜片リボン結びのやり方＞
- 体の正面から少しずらした位置でベルトを交差させ、ベルトの先側をバックル側のベルトに巻きつけるようにひと結びにする
- ベルト先で輪を作りながら、交差部分の裏に通したら、ベルト先を2つ折りにし、その先端を輪に通す
- 2つ折りにした部分とバックルを引っぱり、結び目を作って形を整えたら完成
最初のうちは難しく感じるかと思いますが、慣れればすんなり作れるようになります。
シンプルで使いやすいので、デイリーコーデはもちろんですが、通勤やお仕事、就職などのきちんとした場面でもおすすめのスタイルですよ。
リボン結び
フェミニンなコーデや、トレンチコートを可愛らしく見せたいときにおすすめなのが、紐を使ってリボンの形にした結び方にすることです。
ウエスト部分のリボンが一気に甘めの雰囲気を演出してくれるので、デートや合コンなど可愛く見られたいシーンにぴったりですよ。
＜リボン結びのやり方＞
- ベルトを交差させたら、そのままひと巻きする
- バックル側のベルトを2つ折りにし、反対側のベルトを2つ折りにした部分に上から巻き付けてリボン結びにする
- きゅっと引っ張ってから形を整えれば完成
正面でもいいですし、少しサイドに作るのも可愛いですよ。
リボン結びがアクセントになってくれますし、ウエストをきゅっと見せてスタイルアップ効果を狙うこともできます。
ひと結び
シンプルに着こなすことができる紐の結び方として人気なのが、ひと結びです。
片リボン結びと同じように幅広いシーンで取り入れやすく、メンズライクやマニッシュなファッションを楽しみたいときにもおすすめの結び方になります。
＜ひと結びのやり方＞
- 体の正面から少しずらした位置でベルトを交差したら、そのままひと巻きする
- あとはきゅっときつく締めて形を整えれば完成
たったの2ステップでできるので、難易度は低めです。
トレンチコートの紐を使って始めて縛るという女性にもおすすめですよ。
片方の紐が長く垂れるようにすることで、こなれ感も自然にアピールすることができるでしょう。
体の後ろで結ぶ6パターン
体の前で紐を結ぶパターンをご紹介しましたが、次は体の後ろで結ぶパターンを見ていきましょう。
トレンチコートを羽織ったときの後ろ姿に差がつくので、後ろ姿までおしゃれに気を抜きたくない女性は必見です。
ワンテール
体の後ろでトレンチコートの紐を結ぶやり方として定番なのが、ワンテールという結び方です。
シンプル過ぎず派手過ぎないスタイルなので、どんなシーンでも使いやすいのが魅力ですよ。
＜ワンテールのやり方＞
- ベルトを裏返してからベルトステイとバックルに通す
- 輪を作りながら、ベルトの先を腰に回しているベルトの下から通し、輪にベルトの先を上から通す
- ベルトの長さが気になるなら、2回ほど通して形を整えれば完成
長ければ輪の中に何度か通すことができるので、ベルトの長さを調節しやすいのも嬉しいポイントです。
後ろで結ぶのは見えにくい分、難しく感じてしまいますが、このワンテールなら比較的にやりやすいですよ。
バックフロント結び
オフィススタイルや取引先相手の会社に訪問に行くときなど、きっちり感が欲しいときのトレンチコートスタイルなら、バックフロント結びという紐の結び方にチャレンジしてみてください。
後ろ姿もきちんとした印象にすることができます。
＜バックフロント結びのやり方＞
- ベルトを裏返しでベルトステイとバックルに通したら、ベルトの先端をベルトステイに通す
- 腰に巻いているベルトの下を通して、反対側のベルトステイに通す
- あとはバックルの位置を整えれば完成
バックルを真ん中に寄せることを意識してみてください。
そうすると、横姿も後姿もキレイな印象になり、洗練された雰囲気を相手に与えることができます。
こちらも比較的に真似しやすい結び方です。
バックリボン結び
程よく甘さをプラスしたフェミニンなコーデにしたいときは、トレンチコートの紐を使ってバックリボン結びにチャレンジ！
体の前でリボン結びにするより、控えめな可愛らしさをプラスできるので、大人の女性でも取り入れやすいですよ。
＜バックリボン結びのやり方＞
- ベルトを裏返しでベルトステイとバックルに通す
- バックルをウエストに回しているベルトに、下から通し、バックルとは反対側のベルトを2つ折りにしておく
- 2つ折りにした部分にバックル側のベルトを上から巻き付けてリボン結びにし、形を整えれば完成
バックでリボン結びにする場合、サイドにずらすのではなく真ん中で作ることがおすすめです。
可愛らしい後ろ姿でギャップを見せるのもいいですね。
鏡を見ながら整えるとキレイに作ることができます。
ダブルテール
シンプルでおしゃれな後ろ姿にしてくれるトレンチコートの紐の結び方として人気なのが、ダブルテールです。
ワンテールの応用編ともいわれており、こちらのダブルテールの方がしっかり結べてほどけにくいというメリットがあります。
＜ダブルテールのやり方＞
- ベルトを裏返してからベルトの先端側をベルトの裏側、下から通し、裏側に回したベルトを一周まわして輪を作る
- 作った輪部分にベルトの先端側部分を通す
- ベルトの先とバックルを引っぱっり、形を整えれば完成
リボン結びほど甘くないのに可愛く、スマートで後ろ姿に差を付けることができます。
可愛らしさもシンプルさも欲しい女性におすすめです。
バック片リボン結び
可愛らしさとクールさを両立させたい女性におすすめなのが、バック片リボン結びです。
リボンの可愛らしさと、片方だけで作るというシンプルさが、こなれ感を演出してくれます。
＜バック片リボン結びのやり方＞
- ベルトを右側にずらし、バックルの反対側が長くなるように調節したら、右の長い方のベルトを上にして交差する
- 腰に回しているベルトに下から通し、ベルトの先を2つ折りにする
- 折り曲げた先端を交差部分の輪に通し、きゅっと引っぱって結び目を作ってから形を整えれば完成
少し難易度が上がりますが、トレンチコートの紐をコンパクトにまとめることができる結び方でもあるので、スマートに決めたいときにも活躍してくれますよ。
まずは体の前で作る片リボン結びから練習するのも◎
ネクタイ結び
ロング丈のトレンチコートの魅力を活かして、マニッシュなコーデを楽しみたい女性であれば、紐を使ってネクタイ結びをしてみましょう。
メンズライクな後ろ姿に決まり、よりハンサムでかっこいいトレンチコートコーデにすることができるんです。
＜ネクタイ結びのやり方＞
- ベルトを右にずらしてベルト先側が長くなるように調節をしたら、長い方のベルトを上にして交差させてバックル側のベルトに巻きつける
- 巻きつけたベルトをバックル側ベルトの下から上に通して輪を作ったら、輪部分にベルトの先端側部分を通す
- バックルを下に引くと、ノットの位置を高くすることができるので、形や位置を調節すれば完成
あまり取り入れている方が少ないので、ネクタイ結びにするだけでおしゃれ上級者であることをアピールすることもできます。
ネクタイのすらっとした長さによって、よりすっきり見せることができるのも魅力。
ベルトを結ばないトレンチコートコーデ
これまでトレンチコートの紐を使ったおしゃれな結び方をご紹介してきましたが、トレンチコートの着こなしはそれだけではありません。
あえてベルトを結ばない着こなしでこなれ感を出したコーデを楽しむのも鉄板です。
ここでは、ベルトを結ばないトレンチコートのコーデを3つご紹介いたします。
紐はそのまま垂らしてナチュラルに
紐は結ばす、あえてそのまま垂らしたトレンチコートコーデなら、ナチュラルな着こなしを叶えることができます。
決めすぎないラフさが出せるので、カジュアルなコーデがベースになっているときや、休日コーデで楽に決めたいときにおすすめです。
紐を使った結び方が難しく感じてしまう女性も、垂らしておくだけならすぐにこなれた着こなしができるでしょう。
紐はポケットに入れてこなれ感を演出
トレンチコートの紐をそのまま垂らしておくと、だらしなく見えないか心配……という女性であれば、紐の先をポケットにインしたスタイルで決めるのもおすすめ♡
バックスタイルにはベルトが通っているのに、先端がないので今どきなおしゃれコーデを楽しむことができます。
ウエストを絞らない着こなしがトレンド感をアップしてくれますし、大人なカジュアルコーデにもマッチさせることができますよ。
紐は使わずにゆるっと感を
トレンチコートの紐は取ってから羽織るスタイルも、こなれ感が出て素敵！
ウエスト部分にメリハリを出すものが一切なくなるので、ゆるっとした着こなしをすることができます。
ビッグシルエットのアイテムを合わせてトレンドライクなゆるコーデを楽しむのもいいですし、スキニーパンツのようなタイトなアイテムでバランスを取るのも◎
紐を使わない着こなしなら、羽織るときも脱ぐときも楽ですね。
まとめ
トレンチコートの紐を使ったおしゃれな結び方や、おすすめの着こなしをご紹介させていただきました。
ベルトの使い方ひとつで雰囲気が変わるので、トレンチコートを長く楽しむことができそうですね。
あとは練習あるのみなので、気になった結び方にどんどんチャレンジしてマスターしてください。
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