ブライダルチェックについて解説!検査内容や費用・不妊検査との違いとは?

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ブライダルチェックとはどんなことをするのか・受けるべきなのか……。ブライダルチェックという言葉を知っていても、正直どんなものなのかよくわからないという人は多いでしょう。
この記事では、ブライダルチェックの内容・費用相場・不妊検査との違いなどについて、詳しく解説します。
読めばきっと、ブライダルチェックについての理解が深まるはず!ぜひ受けるかどうかの判断材料のひとつにしてみてくださいね。

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koharu hino
koharu hino
2023.01.12

ブライダルチェックとは

ウェディングドレスを着てポーズを取る女性出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックとは、結婚前や妊娠前の女性を対象にしたトータルヘルスチェックのことです。
「プレママチェック」「プレママ検診」などと呼ばれることもあるよう。

ブライダルチェックでは、いくつかの検査を受け、妊娠や出産に影響を与える病気や感染症を持っていないかを調べます。
母子感染する疾患や、不妊・流産のリスクを高める可能性のある感染症などについて幅広く調べられますよ♪

結婚する・しないに関わらず、将来的に妊娠・出産を希望する人や、女性特有の疾患について幅広く検査したい人にもおすすめです。

検査内容

病院のチェックリスト出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックの検査内容は医療機関によってさまざまですが、いくつかの検査がセットになっていることが多いようです。
希望に応じて、メニューにはない検査をオプションで追加できるところや、受けたい検査だけを単独で受けられるところも。

受けられる検査の詳細については、受診予定の医療機関のホームページなどで確認してみてくださいね。

<女性のブライダルチェック・おもな検査内容>

  • 貧血検査
  • 性感染症検査
  • 女性ホルモン分泌検査
  • 内診、超音波検査
  • 子宮内膜症検査
  • 子宮頸がん検診
  • 乳がん検診
  • 風疹抗体検査
  • 甲状腺機能検査
  • 膠原病検査

など

<男性のブライダルチェック・おもな検査内容>

  • 性感染症検査
  • 肝機能検査
  • 風疹抗体検査
  • 精液検査

など

いつ受ける?

結婚指輪をはめた男女の手出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックは、結婚する・しないに関わらず、いつ受けても問題ありません。
一般的にブライダルチェックという言葉は「結婚前のトータルチェック」として使われることが多いですが、結婚の予定がなくても、結婚後であっても、検査自体は好きなタイミングで受けられます。

ただし、病気は早期発見・早期治療をすることが大切なので、将来的に妊娠を希望している場合は早めの受診がおすすめです。
なかなか病院に行く機会がないという場合は、健康診断を受けるタイミングで一緒に受けるのも◎

また、すでに結婚の予定が決まっている状態でブライダルチェックを受けたい場合は、できれば結婚する3〜4ヶ月前に受診するのがおすすめです。
結婚直前は式や新居の用意などなにかと忙しくなることも多いため、病院に行く時間がなかなか取れないという場合も。
検査の結果何らかの疾患が見つかった場合は、治療に時間がかかる可能性もあるでしょう。

さらに、ブライダルチェックの検査項目のひとつである風しん・麻しんなどのワクチン接種をする場合は、接種した後2ヵ月間避妊する必要があります。
結婚後すぐに妊娠・出産を希望しているなら、タイミングに注意してくださいね。

どこで受ける?

妊婦が椅子に座っている様子出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックは、婦人科や内科がある医療機関・人間ドックや不妊治療を専門で行っているクリニック・レディースクリニックなどで受けられます。

男性の場合は女性と一緒に受診するほか、不妊クリニックや泌尿器科などで受けられる場合が多いです。

女性のみ・男性のみしか受診できない医療機関もあるため、カップルで一緒に受けたい場合は事前にホームページなどを確認してみてくださいね。

ブライダルチェックの費用相場

病院の受付出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックの値段は医療機関によってさまざまですが、いくつかの検査がセットになって¥15,000〜¥30,000ほどが相場といえるでしょう。

費用は選択する検査内容によっても大きく変わってきます。
受けたい検査項目や予算に合わせてプランを選択しましょう。

保険適用や助成金について

ブライダルチェックは自費診療ですが、検査の結果見つかった病気を治療する場合は保険適用となります。

また、不妊検査・子宮頸がん検査・風疹抗体検査や予防接種など、ブライダルチェックの内容と被る検査に対して助成制度がある自治体もあるようです。
助成金について気になる場合は、お住まいの地域の自治体のホームページなどで詳細を確認してみてくださいね。

男女ペアで受ける場合、割引はある?

医療機関によっては、同日に男女ペアでブライダルチェックを受けると割引されるところもあります。

カップルで受診できるのか・割引があるのか・料金形態や検査メニューはどうなっているのかなどは医療機関によって異なるため、詳しくは医療機関のホームページなどで確認してみましょう。

ブライダルチェックと不妊検査の違い

妊娠検査薬の結果を確かめる様子出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックと不妊検査は、検査の目的が明確に異なります。

ブライダルチェックは、妊娠や出産に悪い影響を与える可能性がある病気や感染症などがないか調べることが目的。
不妊検査は、妊娠を妨げている原因は何なのか、また、原因がある場合はその程度について調べることが目的です。

そのため、結婚や婚約を機に妊娠・出産に関わる検査をしたい場合や、婦人科系の病気がないかチェックしたい場合はブライダルチェックを受けましょう。
不妊の原因を調べたい場合は、不妊検査を受けるのがおすすめです。

ブライダルチェックは女性のみが受ける?

ソファでくつろぐカップル出典:www.shutterstock.com

ブライダルチェックは女性が受けるものというイメージがあるようですが、最近では男性が受けたりカップルで受けたりすることも増えてきています。
男性向けの検査プランがある医療機関や、カップルで受けると割引されるという医療機関もありますよ♪

不妊の原因の半数は男性側にあるともいわれているので、妊娠・出産を望むなら一度カップルで検査してみるのがおすすめです。

ブライダルチェックはそもそも受けるべき?

幸せそうな妊婦出典:www.shutterstock.com

「ブライダルチェックは必要ない」という声もあるため、ブライダルチェックを受けるかどうか迷っている・そもそも受ける割合がどれくらいなのか気になるという人も多いでしょう。

某誌が実施したブライダルチェックについてのアンケートによると、女性は「ブライダルチェックを受けた」と「なにかしらの検診は受けた」という回答の合計が約四割でした。
ブライダルチェックは女性特有の疾患について幅広く検査でき、一般的な健康診断ではカバーしきれない検査項目も多くあるため、いずれ子供を持ちたい人や健康チェックをしたい人は一度受けておくのがおすすめです。

悪い結果が出たらと思うと怖くなってしまう気持ちもあるでしょう。
でも、万が一病気が見つかっても、早期発見できれば余裕を持って治療することができます。
検査の結果によって生活習慣を改善することで、不妊のリスクを軽減する効果も期待できますよ♪

病気や感染症に気づかず放置してしまったという事態を避けるためにも、ブライダルチェックは早めに受けておくのがよいでしょう。

ブライダルチェックは安心材料のひとつ

ブライダルチェックの内容・費用相場・不妊検査との違いなどについて、詳しく解説しました。
ブライダルチェックを受けることは、将来への安心材料のひとつになります。
ブライダルチェックについて理解を深めたい・受けるかどうか判断材料がほしいという場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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