観葉植物の基本の育て方
観葉植物初心者は、乾燥に強い・寒さに強い・環境適応力が高い・日陰でも生長できるといった特徴がある品種を選ぶと育てやすいでしょう。
でも、基本的にはどんな品種であっても、水やり・日当たり・風通し・温度に注意すればきちんと育てられますよ♪
ここでは、観葉植物の基本的な育て方を解説します。
水やり
水は「鉢の底から流れ出るくらい」を目安に、土が乾いたらたっぷりとあげるのが基本です。
ただし、土が乾いてから数日は水をやらない植物や、乾いたら枯れてしまうため乾く前に水やりが必要な植物もあります。
水のやりすぎもやらなすぎも枯れる原因になるので、土の状態はしっかりチェックしましょう。
日当たり
基本的に観葉植物は日当たりの良い場所に置くのが理想ですが、なかには半日陰や明るい日陰を好む観葉植物もあります。
部屋の明るさ・窓の位置・方角などを把握した上で、それに合わせて観葉植物を選ぶと育てやすいでしょう。
日当たりがそこまで良くない場所で育てる場合は「耐陰性」がある植物を選んでくださいね。
風通し
病気・カビ・虫を対策するには風通しのよさも大切。
特に、水やりをした後に風の通りがないと、土が乾かず根腐れとなって枯れる原因にもなるため注意が必要です。
温度
観葉植物の多くは、「暑さに強いが寒さに弱い」という特徴があります。
春〜秋に屋外で育てている場合も冬は室内に取り込むなど、季節ごとに置き場所を変えることも大事。
温度が低すぎると枯れてしまうため、特に冬は注意しましょう。
観葉植物に虫が湧かないコツ
観葉植物に虫が湧く原因はおもに、湿度が高いこと・水が汚れていること・葉が乾燥していることです。
そのため、虫が湧かないようにするには、風通しを良くすることが大切!
湿気の多い時期は回数を減らすなど水やりの頻度に気をつけることや、根からあまり水を吸わない観葉植物には霧吹きで葉の表裏に水を吹きかけけることも意識しましょう。
初心者も育てやすい観葉植物おすすめ10選
ここでは、初心者にもおすすめの観葉植物をご紹介します。
ミニサイズ〜大きいサイズの、枯れにくく育てやすいものをピックアップしたので、好みの品種を見つけてみてください♪
初心者にもおすすめの観葉植物①ガジュマル
ガジュマルはぷっくりとしたフォルムの幹が特徴です。
生命力がとても強いため、初心者でも育てやすいでしょう。
小さいサイズから大きいサイズまで種類も豊富にあります♪
風水では金運に効果があるともいわれており、縁起の良い観葉植物としても人気です。
幹に水を溜めているためほかの観葉植物より乾燥に強く、水やりは控えめでOK。
手入れに時間をかけられない忙しい人にもおすすめです。
- 置き場所:日当たりの良い場所
- 温度:最低5度以上
- 耐寒性:やや弱い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いたら、秋冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物②モンステラ
モンステラは独特な切れ込みが入った大きい葉と濃い緑が特徴で、インテリアとしても人気が高い観葉植物です。
小さいサイズから大きいサイズまで種類も豊富にあります。
耐陰性があり、日当たりが悪くて湿気がこもりやすいような室内でもしっかり育つため、初心者も育てやすいでしょう。
置き場所は、優しい日光が当たるカーテン越しの明るい場所など、直射日光を避けた半日陰のような場所がベストです。
- 置き場所:直射日光を避けた半日陰のような場所
- 温度:最低5度以上
- 耐寒性:弱い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いてから、秋冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物③パキラ
パキラは手のひらを広げたような大きな葉っぱがポイント。
別名「マネーツリー」ともよばれ、金運に良いといわれていますよ♪
乾燥に強く、日向でも日陰でも元気に育ちます。
置き場所を選ばないため、初心者でも育てやすいでしょう。
サイズは小さいものから大きいものまで豊富。
生長が早く剪定にも強いので、思い通りの樹形に育てるのもおすすめです。
- 置き場所:直射日光を避けた日当たりの良い場所
- 温度:最低5度以上
- 耐寒性:弱い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いてから、秋冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物④ポトス
ポトスは葉っぱの色合いが明るく、インテリアに馴染みやすいのが特徴です。
つるを伸ばして生長するため、吊るして飾るとおしゃれな雰囲気になります♡
生命力が強く、耐陰性があるため、日光が入りにくい場所にも適応してくれるでしょう。
キッチンやトイレなど水回りに置くのも◎
サイズはミニ〜大鉢まで豊富にあります。
- 置き場所:直射日光を避けた明るい場所
- 温度:最低5度以上
- 耐寒性:弱い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏秋は土の表面が乾いてから、秋冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物⑤サンスベリア
サンスベリアはまっすぐに伸びる葉と縞模様が個性的。
姿かたちの種類もサイズも豊富にあります。
別名「虎の尾(トラノオ)」とよばれ、魔除けの効果があるともいわれているため、玄関や窓の近くに飾るのがおすすめです。
日光を好みますが、ある程度の耐陰性もあるので、窓から離れた場所に置いても大丈夫なのがポイント。
乾燥に強いため、水やりを忘れてしまいがちな人でも育てやすいですよ♪
- 置き場所:明るい日陰(午前中に日光がたっぷりと差し込み、午後は半日陰になるような場所がベスト)
- 温度:最低10度以上
- 耐寒性:やや強い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いてから2〜3日後、秋冬は葉の表面にしわが寄ってから(冬は断水すると越冬しやすい)
初心者にもおすすめの観葉植物⑥カポック(シェフレラ)
カポックは、手を広げたように放射状に広がった葉っぱが特徴で、シェフレラという名前でも親しまれています。
テーブルの上で楽しめるミニサイズから大型サイズまで、たくさん種類がありますよ。
日陰に強く、あまり光が当たらない室内でも元気に育つため、初心者でも育てやすいでしょう。
型崩れしにくく剪定などのケアが少なくて済むのも◎
- 置き場所:日当たりの良い場所(明るい室内など)
- 温度:最低3度以上
- 耐寒性:強い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏秋は土の表面が乾いてから、冬は土の中が乾いてから3〜4日後
初心者にもおすすめの観葉植物⑦アイビー(ヘデラ)
アイビー(ヘデラ)は垂れ下がるように生長するため、吊るして飾るとおしゃれ♪
生長速度がはやく、どんどん伸びていきます。
暑さ・寒さ・乾燥に強く、直射日光が当たる場所でも日陰でも育ってくれるので、初心者にもおすすめです。
乾燥するとハダニが発生しやすいため、水やりとは別に葉水(観葉植物の葉に水を吹きかけること)も行いましょう。
- 置き場所:日当たり・風通しの良い場所
- 温度:最低0度以上
- 耐寒性:強い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏秋は土の表面が乾いてから、冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物⑧フィカス・ウンベラータ
フィカス・ウンベラータは、白っぽい幹と大きいハート型の葉が人気の観葉植物。
サイズは大きめなので、お部屋の中に存在感が欲しい人におすすめです。
枝が広がりにくく、耐陰性もあるため、リビングなどのシンボルツリーとしても◎
冬の寒さには弱めなので、暖かい室内で育てるのに適しています。
- 置き場所:日当たりの良い場所(夏は直射日光を避けて)
- 温度:最低10度以上
- 耐寒性:弱い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いてから、秋冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物⑨ドラセナ・コンシンネ
ドラセナ・コンシンネは、細い幹と赤や黄色のラインが入った真っ直ぐに伸びる葉が特徴的です。
スタイリッシュでユニークな見た目で、置くだけで部屋が一気におしゃれになります♪
風通しの良い場所に置けば虫がつきにくいため、虫が苦手で観葉植物を置くことをためらっているという人にもおすすめ。
水やりや剪定の手間が少ないため、育てやすいでしょう。
- 置き場所:日当たり・風通しの良い場所
- 温度:最低5度以上
- 耐寒性:弱い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いてから、秋冬は土の中が乾いてから2〜3日後
初心者にもおすすめの観葉植物⑩オリーブ
オリーブは「平和の象徴」とされており、シンボルツリーとしても人気です。
元々は大きい木ですが、インテリアとして楽しみやすい4号鉢以下の小型サイズもあります。
落ち着いた雰囲気があり、光沢のある葉が美しいんです!
冬の寒さや乾燥に強く、非常に丈夫なため、初心者でも育てやすいのがポイントです。
- 置き場所:日当たりの良い場所
- 温度:マイナス3〜5℃まで耐えられる
- 耐寒性:強い
- 耐暑性:強い
- 水やり:春夏は土の表面が乾いてからたっぷり、秋冬は土の表面が乾いてから2〜3日後にたっぷり
初心者でも育てやすい観葉植物でお部屋をおしゃれに彩って♪
初心者でも育てやすい観葉植物をご紹介しました。
枯れにくく、水やりなどにあまり手間がかからない品種を選べば、初心者でも安心。
基本の育て方さえ守れば、今までに植物を枯らしてしまった経験がある人もきちんと育てられますよ♪
ぜひこの記事を参考にして、お部屋に観葉植物を取り入れてみてくださいね!
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