どんなドラマ？
『anone』は、2018年に放送されたテレビドラマです。
脚本は、『Mother』や『カルテット』を手掛けた脚本家の坂元裕二(さかもとゆうじ)さんによる、『Mother』『Woman』に続く坂元さんオリジナル脚本の三作目。
両ドラマのスタッフが再結成し、制作されたことでも話題となりました。
ある事件をきっかけに、出会うはずのない人たちが出会って織り成すヒューマンドラマ。
配信サービス
・Netflix (ネットフリックス)
・Hulu(フールー)
登場人物
・辻沢ハリカ……広瀬すず(ひろせすず)
・林田亜乃音……田中裕子(たなかゆうこ)
・青羽るい子……小林聡美(こばやしさとみ)
・持本舵……阿部サダヲ(あべさだお)
・中世古理市……永山瑛太(ながやまえいた)
あらすじ
清掃のアルバイトで生活をしている通称“ハズレ”の辻沢ハリカは、同年代の美空と有紗とともにネットカフェで寝泊まりをしている身寄りのない少女。
ある日、札束の入ったバッグが捨てられているのを見たという有紗の証言をもとに、その町を目指すハリカたち。
その町は、かつてハリカが祖母と暮らしていたという“幸せな記憶”のある町。ところが、その町で彼女を待ち受けていたものとは……。
真実の人間愛とは
お金を探そうと遊び半分で“柘”という町に向かうハリカたち。例のバッグを見つけるも突然の仲間の裏切り。そ
こに、大金を回収しようとする林田亜乃音、そして偶然通りかかった青羽るい子もハリカたちの大金争奪戦に加わることに。
結局その大金はニセ札であることがわかりました。しかし、そんな事件がきっかけで、ハリカは林田と運命的な出会いを果たすことに。
捨てられた大金を巡ったことで、出会うはずのなかった人たちとの人間関係がゆっくり動き出し、物語が展開していきます。
「生きることの意味とは？」「人が生きる上で本当に大切なものとは？」そんなメッセージが込められ、私たち視聴者に問いかける本作。
この作品を観て、“真実の人間愛”を見つめ直すことができるのではないでしょうか。
血のつながりがなくても、まるで本当の家族のように絆を構築できてしまう登場人物たち。
決して明るい話ではありませんが、ほっこりと笑顔になったり、切なくなったり、気づけば脚本家・坂元裕二さんの描く独特の世界観に魅了されてしまいます。
言葉選びに毎回「はっ」とさせられるほど、名言が連発する本作。きっとお気に入りのセリフやシーンに出会えること間違いなしですよ♪
一人でじっくり沁みたい時、大切な人と絆を深めたい時、上質なドラマを観たいという方に特におすすめしたい作品です。
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