恋愛の中でも……。
恋愛の中で最も楽しいのは片思いをしている期間だという人もいます。
確かに相手の嫌なところは見えないし、一緒に生活していくわけではないので「見えているところ」だけきっちりしていればOKな関係ですから、「恋は盲目」
というのもある意味では許される期間でもありますよね。
しかし、実は付き合ってみると話は変わってきます。
一緒に過ごす時間が増え、相手への気の緩みや甘えが出る。
長く付き合えば付き合うほど、それに比例して相手のいい部分も悪い部分も見えてくるのです。
そしてそれが本当に自分の価値観とあうか、許容できる範疇のものなのか、というのが重要な問題となって浮上してくるのです。
今回は、その「許容できる範疇」を見極めるために必要な3つのポイントをご紹介します。
ぜひ告白する前に、相手のことをきちんと見極めてみてくださいね。
①金銭感覚
ものに対する金銭感覚、つまり「あなたの目からみていくらくらいのものに、相手はいくらのお金をつかうのか」というのを検証する必要があるというのは言うまでもありません。
しかしそれにプラスして、「付き合う」という段階で相手は自分にどのくらいの経済力を求めているかというのをしっかり確認しておかなくてはなりません。
もし将来的に同棲することを望むのであれば、"自分でお金を稼ぐことに対するモチベーション"も要チェック項目です。
告白する前に「この人とは2年くらい付き合って終わろう」などとは多くの場合決めてかかりませんよね。
おそらくほとんどの人が、「この人とならばずっと一緒にいたい」と思うから付き合うのです。
つまり相手との未来を感情軸では見据えているはずなのに、金銭軸では見ない、というのは、おかしな話ではありませんか?
付き合ってから相手が同棲したいというその理由が、実は「自分で働きたくないから」「ヒモになりたいから」という理由だったとしても、付き合っている最中は相手に夢中になっているでしょうから気づくことはないでしょう。
つまりそのまま、相手の思う通りに"お財布"になってしまうというわけです。
相手の「働く」「自分の力でお金を稼ぐ」ということに対する価値観・考え方を検証しておくのがいかに重要か、お分かりいただけるでしょう。
相手との未来を考えるときは、必ず「感情軸」以外でも考えるようにしてみてください。
②異性に対する感覚
貞操観念とも結びついてくるところですが、要は「どこからが浮気?」論争にならないように先に検証しておこう、ということです。
たとえば「心が動いたら浮気」とか、「相手に下心を抱いたら浮気」という抽象論にしてしまうと、いつまでも言い逃れされてしまいます。
そもそも、「手をつなぐ」にしても、「キスをする」にしても、相手のその行為を許してしまっている時点でそういう抽象論はすべて黒です。
力づくで唇を奪われたとか、泣き叫んでも手を離してくれなかったとか、そういう強制力が働かないかぎり嫌であれば拒否するもの。
あなただって好きでもない人とキスをしたり一緒に寝るのは嫌なはずです。
しかし世の中には、「友達は友達。男でも女でも関係ない。そう異性だと意識するほうがおかしい」という考えを持った人もいます。
また逆に「友達であっても異性は異性。万が一がないとはいえない」という考えの人もいます。
どの考えに共感するかは人それぞれでしょうが、紙に書いておくもしくは記録媒体に残しておくくらいの慎重さでこれだけは確かめておいたほうが良いと思います!
③家族に対する感覚
自分の家族をいの一番に大切に扱う人もいれば、自分の家族に対していい印象を持っていない人もいます。
もちろんそれぞれの家庭環境があるため、儒教的に「親への孝行を忘れるな」とは言いません。
誰にだってそうなった理由があるのです。
しかし、それがパートナーの価値観とずれていたらどうでしょうか。
たとえば付き合っているAとBがいたとして、Aはすごく家族を大事にし、お母さんもお父さんも大好き、週末には必ず帰る、というような人だったとします。
一方でBは家族と色々あり、反発していたり、もしくは良い家庭環境に恵まれた人を羨ましく思っていながら親との関係がいまは絶たれているという状態だったとします。
そこで互いの家族との関わり方をきちんと受け入れられるのであれば問題はありません。
しかし、少しでもそこに食い違いがあれば頭を擡げてくる問題はもはや明白ですよね。
特に家族との問題はデリケートです。
相手の家族との関係性を、きちんと違和感なく飲み下すことができるかどうか。
付き合ってもいないのにあまり深く家族とのことを聞くのは失礼に当たりますが、たとえば家族兄弟との連絡頻度をそれとなく確かめたり、母の日や父の日などの過ごし方などをみて話を引き出してみたりしてください。
いかがでしたか。
恋をしている間は心が浮かれてしまいますが、自分と相手のためにも、今一度しっかり度数の合った心のレンズを使って相手を見つめなおしてみましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。