“なんとなく”で選んでない?クレンジングジプシーさん集合!
皆さん、知らず知らずの内に“クレンジングジプシー”になってはいませんか?
“クレンジングジプシー”とは、別名“クレンジング迷子”のこと。
様々な種類があるクレンジングを、「オイルってなんだか落ちそうな気がするから」、「潤いはありそうだけどミルクは落ちにくそうだから」と、「よく分からないけどなんとなく」選んでしまっている人のことを指します。
そう、本来は種類に応じて違いがあるはずなのに、ついついイメージだけで「なんとなく」選びがちなんですよね。
そこで今回は、お肌の専門家である皮膚科の先生に、「クレンジングの選び方」ついて聞いてきました!
小さな積み重ねがお肌を左右する……?正しいクレンジングの選び方
今回お話を伺ったのは、「六本木スキンクリニック」院長の鈴木稚子(すずきわかこ)先生です。
メイクだけじゃなく潤いも落ちちゃうかも。クレンジングの種類
ーーよろしくお願いいたします!まず、クレンジングの種類と、それぞれの違いについて教えてください。
「クレンジングにはいくつか種類がありますが、まず『オイルタイプ』や『リキッドタイプ』は、メイク汚れを落としやすいです。ただ、汚れと一緒に、お肌にとって必要な皮脂や天然保湿因子も落ちてしまう可能性が。その分、『クリームタイプ』や『ミルクタイプ』のクレンジングはお肌に良いといわれています。」
――「落ちやすさ」「お肌への負担」で違いがあるんですね。ということは、「落ちやすさ重視」になるとオイルやリキッドタイプがいいのでしょうか?
「いえ、そういうわけでもないんです。確かにミルクタイプなどは落ちにくいといわれることも多いですが、最近では技術を取り入れて落ちやすくなっているものも発売されているようなので、“潤いもありながらメイク落ちがいい”ミルククレンジングも増えているようですよ。」
目的別での選び方が重要!クレンジングの選び方
――ちなみに先生はどのタイプのクレンジングを使っているのですか?
「目元や唇はしっかりとメイクをすることもあるので、ポイントメイクリムーバーを使用しています。ですがそれ以外の部分はミルクタイプを使っています。普通のメイクであればミルクタイプで十分落ちるので、お肌への負担を考えて使い分けていますね。」
――用途によって使い分けをされているんですね。確かにお肌への負担を考えたらなるべく潤いを重視したいです。クレンジングの選び方によってお肌の状態って変わるのですか?
「変わりますね。たとえば乾燥肌や敏感肌の方が、ポイントメイクに合わせてお顔全体もオイルタイプで落とすと、冬場は特に乾燥しやすくなってしまいます。また、オイルはお肌に残りやすいため、すすぎをしっかりと行う必要があるのですが、あまりできていない方も多いようで。その分、ミルクは油分が水分で包まれているものなので、すすぎもしやすくなっていますよ。」
毎日の積み重ねでお肌も変わる。鈴木先生のおすすめクレンジング
――最後に、鈴木先生おすすめのクレンジングのタイプを教えてください。
「普通のメイクを落とすなら、やはりお肌のことを考えて刺激が少なく、お肌に残りにくいミルクタイプがおすすめですね。手で少し温めてから使うとよりメイクとなじんで落ちやすくなりますし、美容成分が配合されたものや、落ちやすさを重要視したものも販売されているので、お肌の状態や季節と相談して選ぶのがいいですね」
「毎日使うものだからこそ、ちょっとずつの刺激がお肌の老化に繋がります。やはり積み重ねが大切なので、お肌にいいものを使っていきたいですね」
お肌との向き合い方を変えて“脱クレンジングジプシー”へ
毎日使う分、クレンジングはお肌の状態を左右するよう。クレンジングの選び方一つでお肌との向き合い方も変わりますね。
鈴木先生いわく、刺激が少なく、お肌の潤いを残してしっとりするミルクタイプがおすすめとのことでした。
また、最近ではメイク落ちの良いミルククレンジングも発売されているそうです。
これでもうなんとなく選びの“クレンジングジプシー”は卒業!
お肌と向き合いながら、自分に合った理想のミルククレンジングを選びましょう♡
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。