年女とは?意味・縁起の良し悪し・厄年や晴れ女との違いについても解説

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年末年始や節分の時期になると、「年女」という単語をよく耳にしますよね。
でも、年女とはそもそも何なのか理解していない・縁起は良いのか悪いのかわからないなど、年女についてよく知らない人も多いでしょう。
そこでこの記事では、「年女」の意味や縁起の良し悪し・厄年や晴れ女との違いなどについて詳しく解説します。
これを読めば、きっと年女についての理解が深まりますよ♪

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koharu hino
koharu hino
2023.10.26

年女とは

十二支の置物出典:www.shutterstock.com

年末年始や節分などの時期になるとよく聞く「年女」という言葉。
でも、年女とはそもそも何なのか理解していない・詳しくは説明できないという人もいるのではないでしょうか。

年女(としおんな)・年男(としおとこ)とは、生まれた年と現在の年の十二支(じゅうにし)が同じになる男女のことを指します。

十二支とは「子(ねずみ)・丑(うし)・寅(とら)・卯(うさぎ)・辰(たつ)・巳(へび)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(いのしし)」の12種類のことで、元々は紀元前中国で年月や方角を表すために使われていた言葉です。
同じように暦や方角を表す「十干(じっかん)」と合わせて、60の周期を表すものとされています。
ちなみに、一般的に使われている「干支(えと)」とは、「十二支」を表すことが多いでしょう。

十二支は12種類が毎年順番に巡っているため、12年に1度同じ動物が回ってきます。
つまり言い換えれば、年女・年男とは「その年の誕生日に満年齢が12の倍数(12・24・36・48……)になる男女のこと」をいっているのです。

例えば、寅年生まれの女性の場合、12年毎の寅年に年女となります。
ただし、生まれた年(0歳)には年女・年男とはならないため、その12年後(12歳)が最初の年女・年男となる点に注意しましょう。

2023年の年女は2023年に何歳になる?

新年を祝ううさぎの置物出典:www.shutterstock.com

では、2023年の年女は実際何歳の人なのでしょうか?

答えは簡単♪
2023年は卯(うさぎ)年なので、卯年生まれの人が年女となります。

<2023年に年女になる人>

  • 西暦2011年生まれ(平成23年)の12歳
  • 西暦1999年生まれ(平成11年)の24歳
  • 西暦1987年生まれ(昭和62年)の36歳
  • 西暦1975年生まれ(昭和50年)の48歳
  • 西暦1963年生まれ(昭和38年)の60歳
  • 西暦1951年生まれ(昭和26年)の72歳
  • 西暦1939年生まれ(昭和14年)の84歳
  • 西暦1927年生まれ(昭和2年)の96歳
  • 西暦1915年生まれ(大正4年)の108歳

ちなみに、十二支に動物を当てはめた結果、それぞれの動物には幸せを願うさまざまな意味が込められているともいわれています。

卯年の動物・ウサギはおとなしく穏やかで、可愛らしいイメージがありますよね。
このことから安全の象徴としての意味を持つことも。
ウサギはジャンプ力に優れているため、飛躍・向上という意味も持ち合わせていますよ!

2024年の年女は2024年に何歳になる?

辰年のドラゴン出典:www.shutterstock.com

2024年の年女は何歳の人なのでしょうか?

2024年は辰年(たつどし)なので、辰年生まれの人が年女となります。

<2024年に年女になる人>

  • 西暦2012年生まれ(平成24年)の12歳
  • 西暦2000年生まれ(平成12年)の24歳
  • 西暦1989年生まれ(昭和63年)の36歳
  • 西暦1976年生まれ(昭和51年)の48歳
  • 西暦1965年生まれ(昭和39年)の60歳
  • 西暦1952年生まれ(昭和27年)の72歳
  • 西暦1940年生まれ(昭和15年)の84歳
  • 西暦1928年生まれ(昭和3年)の96歳
  • 西暦1916年生まれ(大正5年)の108歳

ちなみに、十二支に動物を当てはめた結果、それぞれの動物の特徴が性格にも影響があるとされています。

辰年の動物・たつ(龍・竜)は空想上の動物。短気で攻撃的なイメージもありますが、勇気・粘り強さ・知性を兼ね揃え、活力に溢れて行動力にもすぐれているので、リーダーに適しているとも言われています。
自らの信念に固く挑戦を恐れないといった、いい意味もあるようですよ。

年女は縁起が良い・悪い?

たくさん並ぶ招き猫出典:www.shutterstock.com

年女の運勢には諸説あり、縁起が良いとも悪いともいわれています。

縁起が良いとされている代表的な説は、「年女・年男はその年の年神様のご加護をほかの干支の人よりも多く受けられる」というもの。
干支にはそれぞれ守り神がいて、年女・年男の1年間は干支の守り神に守られることで物事が成功しやすいといわれているのです。

このことから、年女・年男は神仏に関する年中行事で大きな役割を担うことが多いともいわれています。
地域によっては、年の暮れの大掃除・お正月の飾りつけ・若水(元旦の朝の初めての水)を汲むなどの役割が年女・年男に割り振られることもあるようです。

とくに、季節の変わり目で邪気が入りやすいとされている2月3日の節分では、鬼を追い払うための豆まき担当が年女・年男に任される場合が多いです。
学校行事の豆まき担当は小学6年生(満11歳〜12歳)に任せるという学校もあります。

一方で、年女・年男は厄年と重なる年があるため、あまり縁起が良くないという説も。

12年という歳月は長く、ライフステージの変化に伴ってさまざまな困難にぶつかることも考えられるので、注意すべきともいわれています。
何か心当たりがある場合や不安を抱えている場合は、いつもよりさらに体調管理などを気をつけ、慎重に暮らすのがおすすめです。

年女・年男の縁起の良し悪しは、結局のところ地域や宗派によって考え方が異なります。
捉え方を迷ってしまう場合は、自分が属している地域や宗派に従うのがよいでしょう。

厄年の厄除け・厄祓いが気になる方はこちらの記事もチェック!

年女と厄年の違い

金色の大きな鈴出典:www.shutterstock.com

厄年は数え年による決められた年齢を指すものであり、年女とは全く異なるものです。

厄年とは、一般的に人生の転換期にあたることが多い年であり、調子を崩したり、災難が降り掛かったりしやすい年といわれています。

厄年は前厄・本厄・後厄と3年間に渡って続くものであり、女性の場合は数え年の19歳・33歳・37歳・61歳、男性の場合は25歳・42歳・61歳が本厄です。
本厄の前の年を前厄・後の年を後厄とよび、3年間は健康面や予期せぬ災難に注意が必要といわれています。

数え年とは生まれた年を1歳とする数え方で、元旦を迎えるごとにひとつ年を取るもの。
そのため、女性の場合、満年齢で36歳・60歳は年女と厄年が重なることになります。

年女と晴れ女の違い

手を広げている若い女性出典:www.shutterstock.com

晴れ女とは、お出かけやイベントなどここぞというタイミングで、いつも晴天に恵まれるジンクスを持っている女性のことをいいます。
「〜女」と言葉が似ていることから「年女」と「晴れ女」を混同してしまう人もいるようですが、とくに関係はありません。

ちなみに晴れ女は、天気を変える力を持つとされる稲荷系の自然霊が憑いている・農作物や土壌を育てる太陽のパワーが宿っているともいわれています。
スピリチュアルな視点から見ると、強運を持った存在として扱われることも多いようですよ♪

年女の人がやるべきことはある?

お祓いに使う道具出典:www.shutterstock.com

年女だからといって、やっておかねばならないことは特にありません。
ただし、厄年と重なる場合(満年齢で36歳・60歳)は、神社やお寺などでお祓いをしてもらうのがおすすめです。

厄年はいつもに比べて災難が訪れやすいといわれている年。
科学的な根拠があるわけではありませんが、厄年に厄払いをするという人は多いです。
良くないことが起きるのではないかと不安を感じている場合は、厄をしっかり落としておくと安心かもしれませんね。

また、生まれ年の干支によって、仕事・恋愛・健康面などで注意したいことや活躍しやすい場所にそれぞれ違いがあるともいわれています。

そのため、占いやスピリチュアルなものに興味がある場合は、年始にその年の自分の干支の運勢を調べておくのもおすすめです♪
年のはじめに傾向を調べておくことで、1年間の過ごし方の目安になるかもしれません。
年女・年男は12年ごとにやってくるため、体調の変化を振り返ってみたり、ライフスタイルを見直してみたりするきっかけとして考えるのもよいでしょう。

年女について理解を深めて今年1年を良い年に♪

新年を迎えた幸せそうな女性出典:www.shutterstock.com

「年女」の意味や縁起の良し悪し・厄年や晴れ女との違いなどについて詳しく解説しました。
年女とはどういうものなのか、理解は深まりましたか?
年女は縁起が良いとも悪いともいわれているもの。
年女についてきちんと知ることで、自分や家族が年女・年男になったときも慌てずに過ごしていきましょう♪

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