バレンタインとは?由来・海外との違い・トレンドチョコ情報についても解説

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「バレンタインにはチョコを贈る」という風習がありますが、そもそもバレンタインとは何なのでしょうか?
実は、バレンタインの歴史は古く、日本と海外では大きな違いもあるようです。
この記事では、バレンタインの由来・意味・海外との違いなどについて解説。義理チョコ・友チョコだけじゃない最新のチョコや注目のバレンタインフェアについてもご紹介するので、ぜひこの記事を参考にバレンタインへの知識を深めてください♪

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koharu hino
koharu hino
2023.01.31

そもそもバレンタインとは何?由来や意味を解説

ハート型のチョコレート出典:www.shutterstock.com

バレンタインは現代の私達にも馴染み深いイベント。
でも、「そもそもバレンタインとは何なのか」を知っている人は意外と少ないかもしれません。

由来や意味を知れば、バレンタインというイベントをより深く楽しめるはず♪
ここでは、バレンタインの由来や意味について解説します。

「バレンタイン」はローマ帝国時代の司祭の名前に由来している

「バレンタイン」とは、ローマ皇帝の迫害下で殉教した司祭ウァレンティヌスの名前に由来するといわれています。

当時のローマ皇帝クラウディウス2世は、「若者が戦争へ行きたがらないのは、故郷に残る家族や恋人と離れたくないからだ」「愛する人を故郷に残した兵士がいると士気が下がる」として、彼らの結婚を禁じていました。
それをかわいそうに思ったキリスト教司祭のウァレンティヌスは、若い兵士たちの結婚式を内緒でとり行っていたそう。

そのことを知った皇帝は、ウァレンティヌスに二度と法に背かないよう命じました。
でも、ウァレンティヌスは命令に従わなかったため、西暦269年2月14日ごろに処刑されてしまったのです。

その後、彼の勇気ある行動を讃え、ウァレンティヌスは愛の守護神「聖バレンタイン」という聖人として祀られるようになりました。

このことから、2月14日は「Saint Valentine’s Day(=聖バレンタインの日)」と呼ばれ、お祈りをする日に。
これがバレンタインの起源です。

現在のような「バレンタインデー」として定着したのは14世紀ごろ

ハート型のケーキ出典:www.shutterstock.com

「聖バレンタイン」を祀りお祈りをする日ではなく、現在のように恋人たちがプレゼントを交換する「バレンタインデー」として定着したのは、14世紀頃のこと。

理由は諸説あります。

もともと古代ローマにおいて、2月15日には男性がくじを引いてペアになった女性とお祭りの期間を一緒に過ごす「ルカペリア祭り」があったことや、2月14日の女神ユノー(結婚生活の守護神)の祝日が男女の出会いの日として親しまれていたことが関係しているといわれていますよ。

日本と海外のバレンタインの違い

赤いバラの花束を渡そうとしている男性の後ろ姿出典:www.shutterstock.com

日本において、バレンタインデーは女性から男性へチョコレートを贈る日であり、それは「愛の告白」を意味しますよね。

でも、実はこれは日本特有の文化。
日本では女性から男性に贈るのに対し、海外では男性から女性にプレゼントすることが多いようです。

また、プレゼントする相手は好きな人や恋人に限らず、感謝や愛を伝える相手として家族・友人なども含まれますよ。

プレゼントの内容に関しても、日本と海外では違いがあります。
日本ではチョコレートをあげるのが定番ですが、海外ではバレンタインカードや花束を贈ることが多く、チョコレートはメインの贈り物ではないようです。

ちなみに、男性から女性へお返しをするホワイトデーも日本独自の文化です。

世界各国のバレンタイン事情

額を合わせるカップル出典:www.shutterstock.com

日本だけでなく、バレンタインデーの文化は国ごとにそれぞれ違いがあります。

例えば、アメリカではチョコレートよりも花束・ジュエリー・メッセージカードなどがメインで贈られます。
バレンタイン当日は、恋人・夫婦・家族などでディナーやミュージカルなどを楽しむ人が多いそう。

フランスやイタリアでも、男性が女性に花やカードが贈るのが主流。

イギリスのバレンタインデーは、想いを寄せる人にひっそりと想いを伝える日とされていて、匿名のメッセージカードを贈るという文化があるそうです。

女性から男性にチョコを渡すようになったのはなぜ?

赤い背景にチョコレートが詰まった箱出典:www.shutterstock.com

日本で「女性から男性にチョコレートを贈る」という文化が定着した理由は、日本のバレンタインデーの歴史を振り返ってみると見えてきます。

チョコレートを贈る風習の始まりについては諸説ありますが、最もよく伝えられているのは、1936年ごろにあるチョコレート会社が「バレンタインデーには愛する人にチョコレートを贈りましょう」という広告を外国人向け英字新聞に掲載したという説。

その後、実際にバレンタインデーが定着したのは1960年代といわれています。
毎年2月に売り上げが落ちることに頭をかかえていたチョコレート会社がこぞって「この日は女性から男性へ愛を告白する日」「女性が男性へチョコレートを贈る日」などと謳い、広告やキャンペーンを展開したことがきっかけとされていますよ。

当時の文化的に、日本の男性は女性にプレゼントをする習慣があまりなかったため、女性から男性に贈るというキャッチコピーに変えたことで徐々に流行りだしたようです。

このような商業的な背景のなかで、「女性から男性にチョコレートを贈る」という文化が定着し、現代につながる「バレンタインデー」になったのですね。

相手別!バレンタインに渡すチョコの最新の呼び方

カップルが作るハートサイン出典:www.shutterstock.com

最近では、好きな人にあげる「本命チョコ」・友人男性やお世話になっている男性にあげる「義理チョコ」・友人同士であげる「友チョコ」以外にも、さまざまな種類のチョコレートが販売されています。

  • 逆チョコ:男性から好きな女性へ気持ちの告白として渡すチョコレート
  • 自己チョコ、自分チョコ、マイチョコ:自分へのご褒美として買うチョコレート
  • 強敵(とも)チョコ:男性が男友達と贈り合うチョコレート
  • 俺チョコ:男性が自分のために買うチョコレート
  • ファミチョコ:家族に贈るチョコレート
  • 社交チョコ(シャコチョコ):会社の同僚に贈るチョコレート
  • 世話チョコ、気配りチョコ:お世話になった人に贈るチョコレート
  • ファンチョコ:ファンから憧れの芸能人に贈るチョコレート
  • 百合チョコ:女性から女性へ愛情の証として贈るチョコレート
  • ホモチョコ:男性から男性へ愛情の証として贈るチョコレート

バレンタインデーが恋愛感情だけでなく日々の感謝を伝える日として広まったことで、関係性ごとに呼び名が増えていったのかもしれませんね。

注目のバレンタインフェアをチェック

バレンタインデーの装飾出典:www.shutterstock.com

バレンタインチョコを購入するなら、百貨店などで行われるバレンタインフェアはチェックしておきたいですよね♡

ここで紹介するイベント以外にも順次発表されていくはずなので、イベント情報はこまめにチェックしておくのがおすすめです。

<注目のバレンタインフェア>

①「サロン・デュ・ショコラ 2023」

世界中から最高級のチョコレートが集まる、世界最大級のチョコレートの祭典。

  • 開催場所:伊勢丹新宿店
  • 開催期間:PART1:2023年1月19日(木)〜2023年1月25日(水) PART2:2023年1月29日(日)〜2023年2月5日(日) ※一般会期
  • オンラインストア:2023年1月6日(金)10:00〜2023年2月2日(木)18:00

②「銀座スイーツコレクション 2023」

愛にあふれる季節にふさわしいスイーツを紹介する一大イベント。

  • 開催場所:銀座三越
  • 開催期間:2023年1月26日(木)〜2023年2月14日(火) ※一般会期
  • オンラインストア:2023年1月4日(水)10:00〜2023年2月2日(木)18:00

③「アムール・デュ・ショコラ」

国内外約150のブランドが集まる祭典。

  • 開催場所:高島屋各店
  • 開催期間:2023年1月25日(水)〜2023年2月14日(火) ※日本橋店の場合
  • オンラインストア:2023年1月6日(金)10:00〜2023年2月9日(木)10:00

バレンタインには愛や感謝を伝えて♡

ワインとチョコレートのプレゼント出典:www.shutterstock.com

「バレンタインとは何なのか?」由来・意味・海外との違いなどについて解説しました。
バレンタインは長い時間をかけて徐々に根付いていった文化のひとつ。
日頃の感謝や愛を伝えるのにぴったりのイベントです♡
バレンタインの知識を深めたところで、ぜひ次のバレンタインデーには大切な人へチョコレートを贈ってみてくださいね♪

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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