二重生命線とは?
二重生命線の特徴や性格を記述する前に、まず二重生命線という代物がどういうものなのか、またその意味が分からない人も多いかと思います。
ですのでまずはそこのご説明からですが、初めに二重生命線というのはその名の通り、生命線が手のひらで二重に描かれているものを言います。
手のひらを見て生命線があるのは分かると思いますが、二重生命線の場合はその生命線に沿った形で、似たような軌道で走っているものが多いでしょう。
ではその二重生命線の意味ですが、これは生命線の名の通り、そしてそれが二重ということで、一般的な生命線の人よりも生命力に優れていると言われています。
これは解釈がいろいろあって、まず生命力に優れると言ってしまうと、そもそも病気や怪我をしないというのが最初に思い浮かべられると思います。
それだけでなく、身体はそれほど丈夫ではなくすぐに病気や怪我はするものの、一般的な人よりも回復が早いなどの意味もあって、一口には決められないようです。
その他、特徴や性格にも特筆すべき傾向があるようで、それについては以降で記述していきますので、二重生命線がある人は自分に当てはまるか確認してみましょう。
もっとも二重生命線自体かなり珍しいので、ここをご覧の人でたまたま二重生命線だという人は、そうそういないと思われますが……。
生命力がとても強い
まずは、二重生命線が「二重」である所以となる特徴で、二重生命線の基本としてこの手相を持つ人は、おおよそ生命力がとても強い傾向があるようです。
具体的には、まず重複してしまいますが先にある通り病気や怪我を滅多にしないとか、病気や怪我になっても人より回復が早いなどが最初に挙げられます。
そして頑丈なところがあって、おいそれとへたれこまない、ある程度無理をしても何とかなりやすく、周囲がうなだれている中自分だけは平気という状況もしばしばなようです。
なお、もし重大な病気に罹かったとしても、人一倍健康管理に気を払っていることが多いため、すぐさま自身の異変に気付いて医療機関へ駆け込むタイプでもあります。
まあそういう「早期治療」の心構えがあるという点も、自分の生命を維持する能力があるということで、生命力が強いと解釈することができるでしょう。
生命力とは、生命に対する力強さとかだけではなく、生命を守るという消極的な行動であっても「生命力がある」と言えますので、つまりは同じことなのです。
ただし、その健康さや頑丈さにかまけて、「ある程度」ではなく「かなり」無理をすることもあり、その際は話が変わってしまいます。
やはり人なのですし、いくら健康でも頑丈でも限界はありますので、そのラインを超えてしまえば周りの人たちと何ら変わらずリスクを背負うのです。
それでも持ち前の健康志向で、定期的に病気等に通いリスクマネジメントを徹底するのでしょうが、それでもカバーしきれないところは少なくありません。
二重生命線がある人はその傾向が顕著ですので、もう少しだけ自分に対して優しくしてあげることをおすすめします。
忍耐力や我慢強さがある
二重生命線がある人の特徴のひとつに、物事に対する強い忍耐力がある、また我慢強さがあるというものがあり、しかも一般的なそれよりも「強い」ことが普通のようです。
極めて過酷な環境に身を置いても、くじけないどころか必死にそこに適応しようと、ひたすら耐えて耐えて耐え忍んで努力をすることも少なくありません。
例えば、職場の異動で自身が確実に冷遇される場所に配置されても、周囲に自分を認めさせるべくそのためだけにただただ仕事に励むような人物が該当します。
ベクトルが最終目標に向いているので、過程などにはもろともせずにやり抜こうとする、突き進もうとすることが多いので、高い確率で目指したものを達成するでしょう。
そして、多くは自分が一度決めたことを貫き通す、また立てた道筋から外れない、ブレないなど、堅固な意志を持っていることが少なくありません。
周囲に何を言われても覆さないこともよくあるようで、とにかく自分が決めた何かというのは必ずやり遂げるべき、やらなければならないという考え方をしているようです。
ただし、それに伴ってか誤った道に突き進んでしまったり、それを指摘しても意固地になることも多く、周囲の意見に耳を傾けないこともしばしばです。
だからいささか柔軟性に欠けている、意見集約が苦手なところがあり、わざわざ自ら人生の幅を狭めている等、生き辛くしてしまっているところがあります。
と言うことで、二重生命線のある人で上記の傾向に心当たりがある人は、今より少しだけ視野を広げてみて周囲を見渡してみたら如何でしょうか?
実のところ、それだけでも随分見えるものが増えてきますので、それにより思うところも現れて良い方向に物事が進んで行くかもしれませんので是非。
おそらくこの手のタイプの人は、周囲から何か言われてしまうと余計に反発してしまうので、不特定多数が閲覧するこの記事を参考にする分にはあまり抵抗はないでしょう。
そのまま突き進んでしまうと、いくら忍耐力や我慢強さがを発揮しても人との接し方を問われてしまいますので、少しだけでも改善してしまいましょう。
とても献身的
自分よりも他人、他の誰かのために尽くしたり、何かをしてあげようとするという特徴が二重生命線の人にあることが多く、傍から見れば本当に献身的に見えます。
要は、献身的になることが自分にとって満足感を得られるもの、またはそれに近い感覚を覚えるからこそ、そのような行動を取るのだと思われます。
「さすがにそこまでするのは……。」と周囲が思うようなことでも、あまり気にしていない…と言うより、むしろ自ら進んでやるケースも少なくはありません。
まあこれも、前項の「自分が一度決めたことは貫き通す」の特徴により、周囲の意見などもろともしない、自分が決めたことが正しいと思うからこそ迷わないのでしょうね。
ただし、献身的なのは世のため人のためということで、本当に見上げた心構えと言えるのですが、やはりここでも周りが見えなくなることが多くなるようです。
他人のために奔走するあまり、自分のことがおざなりになってしまう、自分の人生を自分のものとできないなど、「自分自身」に関する全てが雑になってしまうのです。
最悪、他人のために自分が何かを失うことになったり、もっとひどいことになると自分が傷付くことになったりで、大変な目に遭ってしまうかもしれません。
もっとも、それで自分でない救われた他人から救いの手が差し伸べられたら良いのですが、世の中そんなに甘くなく、世間は案外冷たいものです。
恩なんて次の日には忘れてしまう人も多々おり、見返りを求める求めないにしろ、がっかりしてしまう結果になる可能性は極めて高いでしょう。
ですので、ちょっと冷たい言い方になるのですが、やはり「自分>他人」であるのが当然と考え、献身的になるにしろ常識的な範囲で済ませておかなくてはなりません。
恋人にするなら最良なのかもしれませんが、そのような人はその献身的な気持ちの向く先が恋人だけに限らず、人間全てが対象になることが多いのでかえってストレスです。
何事もほどほどに、献身的なのもほどほどに…二重生命線の人は、まずそれを頭に描いてから行動することを、頭の片隅にでも置いておきましょう。
常に行動している
とにかく動いていないと落ち着かないのか、二重生命線がある人というのはしきりに動く、常に活動しているという一風変わった特徴があることもあります。
そもそもこの手のタイプは多忙をとても好み、仕事が忙しいのは大歓迎、残業だってお手の物、なんなら休日出勤も辞さないなんて考えるようです。
せっかくの休日も、内心は休まなければならないと考えつつも、落ち着かなくて常に何かをしているとか、用事を考えてそれを片付けようともします。
本当にやる事がないとしても、わざわざ探したり作ったりしてまでやる事を見出し、せかせかと動き回っているという、本当に忙しない特徴を備えることもあります。
暇がイヤ、またはつまらないのでしょうね。
暇を持て余しているのなら、空いた時間があるのなら、何か建設的なことをして無駄に時間を過ごさないようにする、また何かを経験しておかなければと考えているのでしょう。
このような人は「暇な時間=無駄」なので、時間が無駄にならないように何か用事とか、自分を培う何かをしなければその時間に意味がないのです。
ゆっくりすることが好きな人からすると、この手の人はかなり窮屈に生きているように見えますが、当人はあくせく動けた日はとても満足するようです。
まあ時間には限りがありますから、その信念は立派だとは思うのですが、ゆっくりする時間というのは人が休息を必須としている以上非常に大切です。
それを後回しにする、ひどい考えの人だと「休息なんて死んでからいつでもできる」なんて思っていると、本当に命に関わる何かが起こるかもしれませんよ?
休日は意識してゆっくりする、たまには温泉でも行って時間を忘れるなど、工夫してわざわざ動かないで良いやり方を考えて、本当の意味で休息を取るようにしましょう。
もっとも、そうやって休息を取ること自体がストレスになるなら本末転倒ですが、そこまで行き着いてしまうと重症であることだけは分かって下さい。
あなたにも大切な人はいるでしょうし、せめてその人だけは悲しませないというスタンスを持てば、自然とそんな行動は控えるようになるものと思われます。
支援的な行動に向く
これは先にある献身的なところがあるからか、二重生命線の人はその人メインで行動するよりも、その人をサブ的な位置において支援的な行動をさせた方が良いと言われています。
その理由はまず、上記にあるように二重生命線を持つ人が献身的である、人のために頑張ることができる特徴を持っているから、であるのがまずひとつ目。
ふたつ目ですが、実はこの理由がどちらかと言うと主たるものになると言えます。
それは、この手の人というのは先の内容の通り、やり抜く力を持っているものの視野が狭く、リーダーの立場には不向きと言えるからです。
物事を主体で行うには、視野を広く持ちその場にいる者たちへの気配りをし、意見を集約して良し悪しを判断しなければならないという大役があります。
二重生命線を持つ人の特徴というのは、上記いずれも向いていない、または全くできないといった現象を引き起こし、下手をすればその場が空中分解してしまうのです。
ですので、基本この手の人はサブ的な位置において、自分自身の役割をきっちりこなすようにしてもらえれば、それで多くは問題ありません。
ここまでで、二重生命線がある人をかなりこき下ろしてしまっていますが、それはリーダーの立場にさせてしまった場合に限り本来のポジションであれば極めて有能となります。
何せ一度決めたことはやり抜く、周囲の雑音など聞こえず気にせず、自分の信じた道を突き進もうとする、またはそれに近い特徴を持っている訳です。
適材適所であれば何もかもを任せられますし、それがリーダーでなくたまたまサブ的な位置だっただけで、そこに収まることで本領発揮できるのです。
だから二重生命線を持つ人はそれをしっかり自覚して、周囲にその手相を持つ人がいればきちんと適所を与えれば、いつもより効率的、いつもより良い結果が出ることでしょう。
何事もそうなのですが、不向きな人物に不向きな場所を任せてしまえば、ひどい結果しか待ちかねていないのです。
二重生命線を持つ人全てがそうではありませんが、少なからず傾向としてはあるようですので、ちょっとだけ意識してみて下さい。
生命線の強さを存分に生かそう
二重生命線には、今回ご紹介したようなさまざまな特徴、性格があることが分かりましたが、二重生命線を持つあなたに当てはまる項目はありましたか?
まあ当てはまるにしろ当てはまらないにしろ、一般的な生命線の人よりも生命力の面で優れている可能性は高いので、そこだけでも知っていただければ幸いです。
それと生命力が強いということは、生きていく上でかなり有利になることが伺えますし、それで一般的な生命線の人よりもチャンスを掴みやすくなるのではないでしょうか?
何せ生命力に優れているのですから、周囲が弱ってしまう状況、またその可能性がある状況でも全力で臨むことができますので、それはやはり有利なのです。
だからもし二重生命線のある人は、今後その強い生命力を生かせるように、生かせる場面を作れるように、「その生命力の強さで」頑張りましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。