男性が怖い、その理由とは?
あなたは、男性に対して「怖い」と思ったことはありますか?
暴力を振るわれた、怖い言葉を投げかけられたなどという場合は誰でも怖いと感じると思いますが、普段から「男性のことが怖い」と感じてしまう人は、男性恐怖症なのかもしれません。
何故男性恐怖症になってしまうのかというと、これは生まれつきというわけではなく、過去に男性に恐怖を与えられたからというのがほとんどです。
例えば幼少期の頃に父親に暴力を振るわれたことがあるとか、元彼から自分のことを貶すようなことを言われたとか、男性に何らかのことをされたというのがきっかけで心に深い傷を負ってしまったんです。
男性が苦手、好きじゃないという場合と、男性恐怖症の場合は大きな違いがあります。
自分はただ男性が好きではないというレベルなのか、それとも男性恐怖症レベルなのか、自分で判断出来ないという人のために今回は、男性恐怖症の人の症状について紹介します。
「男性恐怖症」の3つの症状①男性に対してのイメージが良くない
男性恐怖症の人の症状1つ目は、「男性に対してのイメージが良くない」です。
一言で「男性」と言っても、色んなタイプの男性がいますよね。
イケメン、ブサメン、優しい、個性的、暴力的、ヤンキーなど、いい意味でも悪い意味でも色んな男性がこの世の中にはいます。
タイプによって、イメージも様々あると思いますが、男性恐怖症の人は、男性のイメージが一つしかありません。
それは、「怖い」です。
外見がとか、中身がというわけではなく、「男性」そのものが怖いんです。
男性恐怖症の人は、男性へのイメージが悪いからこそ、男性には近付きたくないという気持ちが強くなってしまっています。
誰だって「怖い」と思うものは避けてしまいますよね。
絶対に自分の視界に入れたくないと思うくらい怖いもの、嫌いなものってあると思いますが、男性恐怖症の人は、避けるものの対象が男性なんです。
どんなに優しい人に出会っても初めから「この人は男だから怖い人なんだ」と決めつけてしまうのが男性恐怖症の人です。
たとえ男性の優しい一面を見れたとしても「でもこの人は男だから怖い」というイメージを消すことは簡単には出来ませんし、周りから「この人はいい人だよ」と言われてもすぐに信じることは出来ません。
女装していたとしても、「男」という一面を知ってしまえば、怖さに変わってしまうので、男性恐怖症の人にとっては見た目が全てではないんですよね。
その人が誰であろうと、「男」である以上、男性恐怖症にとってはマイナスイメージから入るんです。
そして男性と関わらないからこそ、マイナスイメージをプラスイメージに変えるチャンスもありませんし、男性が近付けば近付くほどマイナスイメージの方が強くなってしまうなんてこともあるようです。
「男性恐怖症」の3つの症状②男性が近づいてくるだけで怖い
男性恐怖症の人の症状2つ目は、「男性が近づいてくるだけで怖い」です。
例えば道を歩いていて目の前から知らない男性が歩いて来た時、「怖い」と思いますか?
明らかに周りの人とは違う雰囲気の男性であれば「怖い」と思うかもしれませんが、普通の男性が目の前から歩いてきても何も思わないですよね。
しかし男性恐怖症の人は、知らない人であっても目の前から男性が歩いてくるだけで「怖い」と感じてしまいます。
話しかけられるわけではないと分かっていても、自分の目の前に男の人がいて、しかもこちらに向かって歩いてきているということが嫌なんです。
目の前にいる男性は、女性のことなんて気にもしていないと思います。
外に出れば異性が自分の目の前にいて、自分に向かってきているなんて当たり前のことなので、何とも思わないですよね。
男性恐怖症の人は、周りの人が当たり前だと思っていることにも過剰に反応してしまいがちです。
目の前から歩いてくるだけで怖いのならば外に出られないのではないかと思うかもしれませんが、外に出ても男性だけではなく女性もいるので、男性恐怖症だからといって引きこもりになってしまうなんてことはないと思います。
友達と遊びに行くとか、仕事に行くというのは周りの人と同じようにすることが出来ます。 ただ、いつも女性に遭遇するわけではないので、目の前に誰がいても恐怖を感じないように、下を向いて歩いてるなどの対策をとっている人は少なくないようです。
「男性恐怖症」の3つの症状③男性が近くにいると呼吸が出来なくなる
男性恐怖症の人の症状3つ目は、「男性が近くにいると呼吸が出来なくなる」です。
呼吸をすること、それは私達人間にとっては当たり前に出来ることですよね。
男性恐怖症の人だって、男性がいない中であれば、呼吸をすることが出来ます。
ただ、男性が隣ではなく自分の視界にいるだけで、呼吸の仕方を忘れてしまうのが男性恐怖症にありがちなことです。
「この中に男性がいる」ということが、男性恐怖症の人の頭の中をパニックにさせてしまうんです。
これは、自分の隣に男性がいる時だけではなく、狭い空間で男性といる時に起こってしまいやすいことです。
狭い空間というのは、男性恐怖症の人にとっては「逃げ場がない場所」と思いやすいんですよね。
いくらドアがある部屋だったとしても、女性にとっては怖さしかありません。
よく恋愛をすると、息もできなくなるくらい相手への気持ちが高まるなんていいますが、男性恐怖症の人が「息ができない」と言うのと、恋をしている人が「息ができない」と言うのは全く別物です。
恋をしている人はウキウキで幸せな気分を感じることが出来ると思いますが、男性恐怖症の人は生きるか死ぬかという位の辛い気持ちしかありません。
近くにいて話しかけるという行為だけではなく、呼び止められる時に肩に触れたとか、男性の肌に触れるということも男性恐怖症の人は出来ません。 偶然触れた場合であっても、息ができなくなったり、心臓の鼓動が早くなったりしてしまいます。
男性恐怖症を克服するためには
男性恐怖症の人の症状について紹介しました。
男性が怖いという気持ちが強いため、男性恐怖症の人は恋愛から遠ざかってしまっていると思います。
それでも周りの人を見て「私も恋愛がしたい」なんて思う時があるかもしれません。
そんな時はまず、男性恐怖症を克服していく所から始めていきましょう。
男性恐怖症を克服するためには、やはり男性と関わりを持つことが一番なのですが、マイナスイメージのまま男性に近づこうとしても息が出来なかったり、恐怖を感じてしまいますよね。
これでは上手く恋愛を始めることが出来ないので、まずは男性のマイナスイメージを払拭しましょう。
そのためには、自分一人ではなく友人や家族、カウンセラーなどの力を借りた方がいいと思います。
もちろん、男性恐怖症を無理に克服することはありません。
少し近くにいただけでも過剰になってしまうので、男性恐怖症の人は今の生活がとても生きにくいと思いますが、男性恐怖症だからといって生活していけないというわけではないですよね。
無理に男性恐怖症を治すよりも、自分が「今が克服すべき時だ」と思うまで待っていてもいいと思います。
自分の気持ちと上手く向き合って、男性恐怖症を克服していきましょう。
「一生克服しないで生きていきたい」と言うのであれば、それも一つの選択肢だと思います。
でも、男性恐怖症を克服した方が、恋愛にしても普段の生活にしても今よりもっと楽しさを見つけられるのではないでしょうか。
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