共依存で壊れるのは自分だけではない
恋人や夫婦、親子など親しい関係性になると多くなるのが「共依存」です。
共依存になってしまうと、自分だけではなく相手の心も苦しめてしまうことがあるので、どんな関係であれ共依存がいいとは言いきれません。
人間は依存してしまいやすいとはいえ、共依存になってしまうのは考えものです。
共依存カップルになると、付き合いが長続きしないと言われています。
お互いに気持ちが安定しないので、不安になりやすく付き合っていても、楽しくなくなってしまうんですよね。
大好きな人と付き合っているからこそ、共依存ではない付き合いをしなければいけません。
でも、共依存になりたくてなっている人はあまりいないと思います。
多くの人は、自分が知らない内に相手に依存してしまっているんです。
共依存にならないようにするためにはどうしたらいいのかを知る前に、まずは自分が共依存になりやすい人間なのかを知っておきましょう。
共依存になりやすい人には、特徴があります。
そこで今回は、共依存になりやすい女性の特徴について紹介します。
自分のことが好きではない女性
共依存になりやすい女性の特徴1つ目は、「自分のことが好きではない女性」です。
あなたは自分のことが好きですか?
自分のことを「大好きだ」と言える人は少ないかもしれません。
生まれてからずっと自分として生きているわけですから、人には見せない自分の嫌なところも分かっているし、コンプレックスもあると思いますので、中々自信を持って「自分が大好き」とは言えませんよね。
でも、自分のことが嫌いだという人ほど、共依存になりやすいんです。
共依存になりやすい人は、愛情を与えられることに慣れていないんです。
自分自身を含めて、周りからも愛してもらう機会がなく生きてきたので、「自分のことを愛してほしい」という気持ちが強いのが特徴です。
自分の嫌な部分を沢山知っているからこそ、自信を持って「愛してほしい」とは言えません。
「こんな自分なんて誰からも愛されなくて当然だ」と思ってしまうんです。
しかし本当に誰からも愛されないのが怖くて不安になっているので、共依存になってしまいやすく相手に負担をかけてしまいます。
自分のことが大好きだと胸を張って言えなくても、人間誰しも完璧ではないということを忘れないで下さい。
自分にダメなところがあるように、相手にもダメなところがあって、それを受け入れていくことで、共依存にならずにいい付き合いを続けていくことが出来るようになります。
相手のことを見ると、完璧に見えるかもしれません。
でも付き合い続けていけば、大なり小なり欠点を見つけられる日が来ると思います。
改善出来る欠点であれば、自分も相手も治していけばいいんです。
改善することが出来なくても、その欠点があってこその自分であると、胸張って言えるようになりましょう。
自分のことを「全部が好き」と言えなくても、「自分のここは好きだな」という所を一つでも見つけられたら、今よりも共依存することは無くなってくると思います。
人の世話が好きな姉さんタイプの女性
共依存になりやすい女性の特徴2つ目は、「人の世話が好きな姉さんタイプの女性」です。
共依存の女性って、「私が相手に何かをしてあげなければいけない」という気持ちが強いんです。
そのため、朝昼晩ご飯を用意するとか、相手の着る服を全てコーディネートするとか、相手のために何でも尽くしてしまうんです。
そして相手が自分なしでは生きていけないくらいにしてしまうのが、共依存になりやすい女性なんです。
このような女性になりやすいのは、下に兄弟がいるお姉ちゃんです。
幼少期から「お姉ちゃん」として生きている人は、いつも両親に下の兄弟のめんどうを頼まれていたため、「私がいなければみんなが生きていけない」という責任感が芽生えてしまいやすいです。
それが、恋愛でも発揮されてしまい、相手に何でも頼られるようになってしまうんです。
女性でも男性に頼られるのは嬉しいことですし、頼られたら頑張っちゃいますよね。
でも、自分のことよりも相手のことを優先させてばかりいたら、自分の都合が悪くなってしまい、プラスになることは何一つもありません。
人間は、ある程度の年齢になればある程度のことは一人で出来ます。
「私がしてあげなきゃ」と手を出してしまうと、相手のためにはなりません。
新しいことでもまずは相手にやらせること、自分が先頭に立つのではなく、自分がサポート役になること、控えめに行動することで、相手は自分が出来ることの幅を広げることが出来ますし、自分自身も自分のことに集中出来るようになります。
赤ん坊ならば、目を離してはいけないですが、相手は立派な大人です。
少しくらい目を離したって、相手はちゃんと生きていけます。
すぐに自分のせいにしてしまう女性
共依存になりやすい女性の特徴3つ目は、「すぐに自分のせいにしてしまう女性」です。
例えば相手が仕事でミスをしてしまった場合、これは誰の責任になるでしょうか?
「私と付き合っているから相手がミスをしてしまった」とか、「私が相手にこう話したからミスをしてしまった」というように、共依存になりやすい女性は、自分が手を加えていないことでも無理矢理自分のせいにしてしまうんです。
もちろん、自分がしたことでミスをしてしまったのならそれは自分の責任です。
でも、自分が何もしていないのに相手がミスをしてしまった時は、それは相手だけの責任であって自分のせいではありません。
付き合っているというだけで、自分が相手のフォローをしなければいけないなんてことはないんです。
共依存になりやすい女性は、ネガティブな考えを常に持っているので、自分がいけないという気持ちが離れないんです。
何をしていても悪いことばかり考えてしまうので、自分が関わっていないことでも、自分のせいだと思い込んでしまいます。
人間誰だって、ミスをすることはあります。
それは自分と付き合っているから、話をしているからではありません。
相手が自分と付き合っていなくてもミスはします。
共依存になりやすい女性はまず、「自分のせい」という思い込みを捨てなければいけません。
小さなことでも相手に都合の悪いことが起きた時に自分のせいだと繋げずに、相手がしてしまったことは相手に責任をとってもらうようにしましょう。
そうしただけで、関係が変わってしまうなんてことはありません。
自分の尻拭いは自分でするというのも、大人には必要なことです。
共依存にならないように気をつけよう
共依存になりやすい女性の特徴について紹介しました。
「共依存」というものは、病気ではありません。
だからといって、自分が共依存になってしまった時は、治すことが出来ないというわけではありません。
「自分は共依存になってしまっているのかもしれない」とか、「共依存になってしまいそう」という不安を感じた時は、カウンセリングを受けるなどして周りの力を借りてみましょう。
自分自身の力だけでは、共依存から抜け出すことは難しいかもしれませんので、自分の中だけで抱え込まないようにして下さいね。
共依存だからといって、自分自身のことを責める必要もありません。
共依存はいいことではないとはいえ、抜け出す方法はちゃんとあるので、これから相手と上手く付き合っていけるように改善していけば、あなたは今よりももっと楽しくそして幸せな日々を送っていくことが出来ます。
そのためにもまずは、今自分が共依存になりやすい女性なのかどうかを知ることが必要です。
今は共依存になっていなかったとしても、これから共依存になってしまう可能性はあります。
そんな時自分はどうしたらいいのか、前もってちゃんと対処していけるように、共依存のことをよく知っておきましょうね。
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