共依存は幸せになれない?
「依存」という言葉は恋愛以外でも使われていることが多いので、意味を知っている人も多いと思いますが、「共依存」という言葉になると、意味を知らないという人もいるのではないでしょうか。
「共依存」とは、漢字を見ての通り簡単に言うと「共に依存している」ことです。
つまり「共依存」は人間関係のことについて使われている言葉で、特にカップルに多いんです。
共依存カップルになると、お互いに相手なしでは生活することが出来ません。
ご飯を食べる時でもお風呂に入る時でも、もちろん外にいる時でも恋人と一緒にいないと不安になってしまうので、常に一緒にいます。
離れている時間がないようにしたいので、中にはそれまで勤めていた会社を辞めて、恋人と一緒にいられる時間を作るようにしたという人もいます。
共依存は、自分だけではなく、相手も自分なしでは生活出来ないと思っているので、相思相愛で羨ましいと思ってしまうかもしれませんが、共依存カップルは幸せになることが出来ないといわれています。
相思相愛なのはいいことですが、お互いにお互いの存在に依存していてもいいことはないんです。
「私はここままだとダメになってしまうのではないか」と気付けた人は、今が共依存から抜け出すチャンスです。 共依存を抜け出すことは簡単なことではないと思いますが、自分がこれから幸せになるためには、共依存から抜け出さなければいけません。
そこで今回は、共依存から抜け出す方法について紹介していきたいと思います。
恋愛中の共依存から抜け出す方法①1人で出来ることを増やしていく
共依存から抜け出す方法1つ目は、「1人で出来ることを増やしていく」です。
依存している人は、依存している相手に対して「私が何でもしてあげたい」と思っているので、食事を作ることはもちろんのこと、服を脱がせてあげたりとか靴下を履かせてあげたりとか、相手が求めていることを何でもします。
共依存は一方的な依存ではなくお互いが依存しているわけですから、自分が相手にしてもらったことを相手にもしてもらえるんです。
すると、自分1人では靴下を履くことさえも出来なくなってしまうんです。
好きな人にはこんなことをしてあげたい、という気持ちは依存しているしていないに関わらず、誰にでもあると思います。
でもその気持ちを全て満たしてはいけません。
人間は1人では生きていけないなんて言われていますが、身の回りのことは誰でも1人でこなしていけるものです。
共依存から抜け出すためには、1人でこなしていけることを増やしていきましょう。
初めは靴下を自分で履く、自分が食べる料理を作るなどといった簡単なことで構いません。
初めから大きなことをやろうとすると失敗しやすいですし、失敗が増えてしまうと共依存から抜け出す力がなくなってしまうと思います。
折角「共依存から抜け出したい」と思えたのですから、確実に共依存から抜け出せるようにしましょう。
重度の共依存の人にとっては、どんなに簡単なことでも恋人に泣きついてしまうと思いますが、恋人の手を借りず1人でやりましょう。
女性だからこんなことは出来ないとか、1人でやったことがないから出来ないなんてこともあるかもしれませんが、案外女性1人でも出来ることって沢山あるんですよ。
生きていくために必要なことは、どんな女性でも1人で出来ると思います。
恋愛中の共依存から抜け出す方法②恋愛をお休みする
共依存から抜け出す方法2つ目は、「恋愛をお休みする」です。
共依存から抜け出そうという気持ちがあっても、共依存している相手と付き合い続けていると、抜け出すことが難しいと思います。
相手側も共依存から抜け出したいと思っているのであれば、2人で抜け出せる努力をすることが出来ると思いますが、相手側が共依存に気づいていないとか、抜け出そうと思っていない場合は、いくら自分1人が頑張っていても共依存から抜け出せないんです。
相手から依存されることで、自分も依存しなければいけないと思ってしまったり、自分に甘くなって「ここまでは依存じゃないからいいだろう」と思ってしまい、共依存に戻ってしまったりするんですね。
共依存から抜け出すためには、今付き合っている恋人とは別れるか、距離を置くようにしましょう。
共依存の場合、どちらにしても恋人からはしつこくされてしまうと思いますが、それを振り切ることが大切です。
相手が泣きついてきたとしても、共依存からの脱出に協力してくれると言ったとしても、今までと同じ付き合いになっていたら意味がありません。
恋人とは離れてからもすぐに新しい人を見つけるのではなく、恋愛自体をお休みするようにしましょう。
共依存の人がすぐに新しい恋愛をしても、また共依存になる可能性は高いんです。
人を変えたら共依存が治るというほど、共依存というものは軽いものじゃないんです。
依存したことがないという人と付き合っても、付き合い続けていく中で、共依存になってしまうことはあります。
人生には恋愛が必要とはいえ、いつもいつも恋愛をしていなければいけないわけではありません。
恋愛以外でも仕事だったり、趣味だったりに集中出来る時間を作ることによって、共依存が治ってくるようになると思います。
共依存が治ってから恋愛を始めて見ても、遅くはないと思いますよ。
恋愛中の共依存から抜け出す方法③周りの人ではなく自分のことを愛してみる
共依存から抜け出す方法3つ目は、「周りの人ではなく自分のことを愛してみる」です。
共依存の人は、自分が嫌い、自分のことを愛せていないというタイプが多いそうです。
これまでの自分の人生どう過ごしてきたかは、自分が一番分かっていますし、自分の過去の過ちだって分かっているので「あの時こうしていれば」とか「こんな子になっていれば」というような後悔を持っている人も多いと思います。
このように自分の悪い部分だけを見てしまっていると、自分のことを好きになることは難しいですよね。
でもあなたには悪い所ばかりではなく、周りの人に羨ましがられることもあると思います。
「料理が上手」だとか「周りの人のことをよく考えて行動してくれている」など、周りの人に褒められたことがこれまでの人生の中で必ずあるはずですよ。
周りから褒められたことを思い出してみると、自分のことを愛しやすくなると思います。
自分はこの世に1人しかいない人間であって、誰よりも自分の事が分かるのは自分しかいませんから。
自分のことを大切にすることによって、自分の気持ちも素直に周りに伝えることが出来るようになります。
共依存をしてしまう人って、自分の気持ちを押し殺してしまうことが多いんですよね。
「相手のために何かをしてあげたい」という気持ちも大切ではありますが、「自分は今これをしたい」と周りに伝えることも大切です。
自分の気持ちが周りとは違っていても、自分の気持ちを伝えるようにすることで、共依存からも抜け出せるようになると思います。
共依存から抜け出して幸せな恋愛をしよう
共依存から抜け出す方法について紹介しました。
共依存から抜け出すためには、自分1人で戦っていかなければいけません。
共依存をしていた人にとって、1人で何でもしなければいけないことは辛いことだと思いますが、共依存を続けていても自分のため、相手のためにはならないんです。
自分はもちろん、恋人のことも大切なのであれば、共依存から抜け出せるように努力をしていきましょう。
共依存から抜け出すことが出来れば、1人で出来ることの幅も広がりますし、恋愛に対しても幸せを掴むことが出来ると思います。
「共依存」という言葉に魅力を感じてしまう人もいるかもしれませんが、自分が一番幸せになるためには「共依存をしない自分」になることが大切です。
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