【ゾッとする怖い話】不気味な投函物……。奇妙な落書きにまつわる恐怖体験

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郵便受けや投かん物に書き込まれた不思議な印。
それは単なるイタズラか、それとも……。

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底渦
底渦
2025.03.31

死後の世界

人が亡くなったあと、その魂はどこに行くのでしょうか。

これまで僕はあの世なんてものはなく、死んだら永遠の無が訪れるだけだと思っていました。
しかし昨年、人の死後について深く考えさせられる不気味な体験をしてしまったのです。

僕は現在19歳で、生まれ育ったI県内にある国立大学に通っています。

実家から大学までは、電車で1時間ほど。
それほど遠いというわけではありませんが、朝が苦手な僕は入学当初、両親に無理をいって大学近くのアパートでひとり暮らしをさせてもらっていたのです。

不気味な落書き

アパートの郵便受け出典:stock.adobe.com

僕の住んでいたアパートは、1階のエントランスに集合ポストが設置されていました。

それは、大学生活にも慣れ始めた初夏のこと。
学校から帰って、自分の部屋番号が振られた郵便受けを見ると、蓋の部分に油性マジックでなにかのマークのようなものが落書きがされていたのです。

「なんだこれ……?“の”……?」

その文字は弱々しく震えた線ですが、僕の目にはひらがなの“の”に見えました。

郵便受けの落書きは悪徳セールスや強盗が残す印……。
以前そんな情報を耳にしたことがあり、消毒用のアルコールを使ってすぐにその落書きを消しました。

しかし、翌日も家に帰ると、また郵便受けに“の”の文字。

さらに、投函された郵便物の裏にもデカデカと同じ印が書き込まれていたのです。
郵便受けにはロックがかかっていたはずなのに……。

驚愕の光景

消しても消しても次の日にはまた文字が書き込まれている、そんないたちごっこが続いたある日。
帰宅した僕は、思わずエントランスに立ち尽くしました。

銀色の郵便受けいっぱいに、不気味な“の”の字がいくつも、いくつも並んでいたのです。

「なんだよ、これ!さすがにやりすぎだろ……!」

今日ばかりは警察に連絡しようと証拠用に現場の写真を撮り、荷物を置くためいったん自分の家へと向かいました。

階段を登って、角を曲がります。

「え……?」

部屋に着くより早く、僕は異変に気がついてしまいました。

白いはずの玄関ドアが、僕の家だけ黒く見えたのです。

“のののののののののののののののののののののののののののの”
“のののののののののののののののののののののののののののの”

……単なるイタズラだったとしても、この家に住むのはもう限界でした。

文字の正体

スマホを見せる男性の手元出典:stock.adobe.com

このような経緯で実家に帰ってきた僕。

ところが事情を説明するため、びっしりと“の”が並ぶ郵便受けの写真を母に見せると、母は突然真っ青になり、こんなことを言うのです。

「この字……死んだ爺ちゃんの字と同じ……」

母が差し出したのは、その年の春に亡くなった僕の祖父が遺したメモ書き。
弱々しく震えた“の”の文字は、たしかに僕が悩まされた落書きの筆跡とよく似ていたのです。

あの落書きは、亡くなった祖父が僕に何かを伝えるために書いたものだったのでしょうか?

しかし、狂気じみた“の”の羅列からは家族に対する暖かな気持ちなどではなく、怒りや執念のような、ひどく暗いものを感じてしまうのです。

※この物語はフィクションです。
※記事に使用している画像はイメージです。

底渦

◆底渦

中学生で都市伝説にドハマりし、2chホラーと共に青春を駆け抜けたネット廃人系オカルトライター。

怖い話の収集・考察が趣味です。

 

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底渦

中学生で都市伝説にドハマりし、2chホラーと共に青春を駆け抜けたネット廃人系オカルトライター。
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