【ゾッとする怖い話】「何かおかしい」廊下のカメラに映ったのは

Lifestyle

マンションの自室の前に、いつも人がいる。
理由が気になりカメラを設置してみると……。

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謎の来訪者たち

マンションの廊下出典:stock.adobe.com

私はマンションの廊下の突き当たりにある部屋に住んでいます。

最近、妙なことが続いていました。
外出しようと玄関を開けると、部屋の前に知らない人が立っているのです。

最初は、たまたまだと思いました。

でも仕事から帰ってきたときにも、別の人が私の部屋の前にいます。
突き当たりなので、通りすがりというのは考えにくい場所です。

しかも、毎回違う人なのが余計に不気味でした。

同じ人なら、まだストーカーなどの可能性を疑えるんですけど……。
もちろんそれはそれで怖いですが、少なくとも「私を目当てに通いつめている人」と考えれば筋は通るでしょう。

ところが、部屋の前にいるのは若い男性だったり、中年女性だったり。
時にはお年寄りだったりと、その時々でバラバラ。

「一体、何なんだ……?」

このままでは気になって精神的におかしくなりそうです。
そこで少々痛い出費でしたが、小型の監視カメラを購入。

誰かに気付かれて警戒されないよう深夜にこっそり設置しました。

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カメラに映ったのは

翌朝、家を出るとまた知らない男性が部屋の前にいました。
さらに帰宅時、今度は若い女性が。

普段なら恐怖しか感じませんが、この日ばかりは違いました。

これでようやく、何をしているのかわかる!

少しハイになりながらスキップで部屋に入り、私はすぐに録画を確認しました。

しばらくは誰も映っていません。

しかし、ある瞬間。
何もなかったはずの扉の前に突然黒いモヤのようなものが現れました。

「……は?」

カメラの故障かと思って見ていると、その黒いモヤの中から何かが床へ落ちます。
拡大して確認すると、五千円札でした。

しばらくして、一人の住人が廊下を通ります。
五千円札に気付いたその人は私の部屋の前まで来ると周囲を確認してから拾い、そのまま立ち去りました。

別の時間の映像も同じです。
黒いモヤが現れる。そこから五千円札が落ちる。通りかかった住人が拾う。

つまり、これまで私が見かけていた人たちは、私に用があったわけではありません。
たまたま廊下でお金を見つけ、それを拾うために部屋の前まで来ていただけだったのです。

何かおかしい

何もない部屋出典:stock.adobe.com

たしかに、謎はひとつ解けました。
そしたら、今まで以上に意味のわからない謎が増えました。

なぜ私の部屋の前にだけ、あんなものが現れるのか。
どこから五千円札を出しているのか。そもそも、あの黒いモヤは何なのか。

そして、どうして今まで誰も騒がなかったのか。

「意味わかんないけど、確実に何かおかしいな」

それだけわかれば十分です。

私はその日のうちに友人に連絡し、数日泊めてもらう約束を取り付けました。
そのまま、不動産サイトで新しい部屋を探して引っ越すことにします。

※この物語はフィクションです。
※記事に使用している画像はイメージです。

さしすせそそぎ

◆さしすせそそぎ

怪談や都市伝説、モキュメンタリー作品が好きで日頃からさまざまなホラーコンテンツに触れています。不気味な余韻が残る物語や「読まなければよかった」と思いながらも続きが気になってしまうような怖い話をお届けできればと思っています。
特に、人の悪意や心理が生み出す恐怖を描いた作品や読み終えたあとにもう一度振り返りたくなるような意味が分かると怖い話、ひんやりとした読後感が印象に残る物語が好きです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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さしすせそそぎ

怪談や都市伝説、モキュメンタリー作品が好きで日頃からさまざまなホラーコンテンツに触れています。不気味な余韻が残る物語や「読まなければよかった」と思いながらも続きが気になってしまうような怖い話をお届けできればと思っています。
特に、人の悪意や心理が生み出す恐怖を描いた作品や読み終えたあとにもう一度振り返りたくなるような意味が分かると怖い話、ひんやりとした読後感が印象に残る物語が好きです。

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