亭主関白とは
亭主関白とは、その文字通り亭主が権力を持ち関白のような振る舞いをすることから生まれた言葉です。
家庭内で、夫が支配権を持っていることを意味し、威張っている状態を指します。
今の時代では亭主関白=考え方が古い男性であるともいわれていて、価値観が古く、女性より男性の方が上だと思っていたり、俺が一番だと思ったりしているようです。
亭主関白といえば、夫婦内で使われる言葉のイメージが強いかと思いますが、最近では彼氏彼女の関係でも亭主関白という言葉が使われるようになっていることをご存知でしたか?
亭主関白気質な男性は、付き合っているときから彼女を自分の従属的なものとみなすことがあるようですね。
亭主関白になる男性の特徴
では亭主関白になる男性には、どのような特徴があるのでしょうか。
亭主関白になりがちな男性の特徴が下記の4つになるそうなので、詳しく見ていきましょう。
- 家事ができない
- 実家が亭主関白だった
- プライドが高い
- 女性の理想が自分の母親
家事ができない
亭主関白になる男性の特徴としてまず挙げられるのが、家事ができないということ。
炊事洗濯などは女性がやることだと当然のように思っているので、キッチンに立つこともないでしょう。
そのくせ、自分は何もしないのに料理などに文句を言ってくることも……。
女性側にもしも何かあったとき、今まで何もやってこなかったので自分では何もできないタイプです。
そして自分の母親を引き合いに出す男性もいるそうですよ。
実家が亭主関白だった
自分のお父さんが亭主関白だったという男性も、亭主関白になる可能性大。
もちろん、お母さんを見ていて「自分は絶対に亭主関白にはならない」という男性もいるでしょう。
しかし小さいころから亭主関白である父親を見ていると「男はこれが当たり前のことなんだ」と思ってしまうようです。
悪気はないのだと分かるものの、その男性の生まれ育った環境は将来を大きく左右すると言えそうですね。
プライドが高い
普段からプライドが高いというのも、亭主関白になる男性の特徴の一つ。
人前で自分をよく見せたい、恥はかきたくないというようなプライドの高い男性は、自分の思い通りにならないと怒りやすいタイプでもあります。
人前はもちろん、彼女の前でもプライドは高いままなので、女性が男性にたてつくことも嫌がるでしょう。
プライドが高いということは、向上心が高く、常に成長し続けられるというメリットがありますが、周囲から面倒くさいというレッテルを貼られやすいです。
女性の理想が自分の母親
女性に対する理想が高い男性も、亭主関白になりやすいといわれています。
家事など、家のことは何でも女性がやって当然だと思っているので、それをできない女性に対してイライラしてしまう男性もいるようです。
特に、何でもやってくれる自分の母親が自分の理想の女性だと思っている男性も多いみたい。
いつでも自分のことを理解してくれている母親のような女性を探しているのかもしれないですね。
そのため、母親と彼女の料理の味を比べてしまうこともあるようです。
亭主関白になりやすい男性の見分け方
亭主関白になる男性は、いきなり亭主関白になるわけではないそうです。
しかし、亭主関白になる傾向がある男性は、早い段階で特徴が出てくるそうです。
彼氏が亭主関白になるのが嫌な場合は早めのこの特徴を見分け、今後の付き合い方を考えたほうがいいかもしれません。
店員に対してえらそうな態度をとる
亭主関白になる男性の特徴は、基本的に自分は絶対的な存在であると思っているということ。
プライドが高く、自分の思い通りにならないとすぐにイライラしてしまうタイプですから、店員に対しても偉そうな態度をとってしまうことがあります。
客の方が上だと思っていることから、少しでも気に食わないことがあると文句をいうという男性もいるかもしれません。
ありがとうが言えない
女性が何でもやって当然だと思っている亭主関白気質の男性は、「ありがとう」という感謝の気持ちも言うことができません。
女性がやって当たり前のことを、なぜ自分が感謝しなきゃいけないのか分からないみたい。
そのくせ、彼女が苦労なく生活できているのは自分のおかげであると感謝してもらいたい傾向にあるようです。
料理の後片付けなど家事を手伝わない
亭主関白になる男性は、家事は女性がやって当然だと思っています。
それがたとえ共働きであってもです。
男性側からすると専業主婦になってほしいという気持ちがあるので、それを押し切って働いているのだから家事も完璧にやってほしいと思っているかもしれません。
基本的に自分の食べたものはそのままテーブルの上で放置し、彼女が片付けるのを待っています。
自分に非があっても謝らない
亭主関白になる男性は、ありがとうが言えないだけでなく、ごめんなさいも言えません。
自分に非があってもプライドが高いので、自分の考えを曲げたり、非を認めたりすることができないんです。
それどころか、相手のせいにすることもあるので、言い合いになってしまうカップルもいるでしょう。
女性はこうあるべきという発言が多い
価値観や考え方の古いタイプが、亭主関白になりやすい男性の特徴です。
そのため、ドラマのように結婚後は女性は仕事を辞めて家庭に入るべき、家庭と子育てをしていればいいと思っていることが多いそう。
付き合っているときから、彼女の残業などに口を出したり、専業主婦になってほしいと言ったりしていたら、亭主関白になるかもしれません。
髪形や服装・メイクなどに自分の好みを求める
男性は基本的にプライドが高い生き物で、周囲をコントロールすることが好きな傾向にあるのですが、それが職場だけでなく、女性に対してもコントロールする欲が強い男性は、亭主関白になる傾向が強いです。
彼女のことも自分好みの女性にコントロールしたがるので、見た目から徹底して「こうした方がいいんじゃない?」「露出の多い服は禁止」など、 髪形、服装、メイクに口を出してきます。
平均年収にこだわりを持っている
年収にこだわることも、亭主関白になりやすい男性の特徴だそう。
彼女より年収が高かったり、安定した収入が決まっていたりすると、自分に自信を持つことができ、「何かあったら自分が養ってあげるから大丈夫だよ」という上から目線の態度をとることができるからです。
自分のおかげで将来は困らずに暮らせるという気持ちがあるからこそ、彼女を支配しようとするので気を付けたいですね。
亭主関白になる男性の心理
亭主関白になりやすい男性はタイプだけでなく、心の中で思っていることも一定の傾向にあるようです。
上手く付き合っていけるかどうかを見極めるために、亭主関白な男性が考えがちな心理についてチェックしておきましょう。
なんでも自分の思い通りにしたい
何事も自分の思い通りにしたいと考えるのは、亭主関白になりやすい男性の心理と言えるでしょう。
自分に非があっても謝らないことと似ていて、自分の考えが一番正しいと思いこみがちなのです。
一度決めたことを曲げない「頑固」な性格で、物事を柔軟に考えることも難しいかもしれません。
男性のほうが女性より有能だと思っている
亭主関白な男性は、男性のほうが女性より有能であるという考えを持つ傾向にあります。
「女性はお茶くみ」と言われていた昭和の名残と言えるでしょう。
会社で女性が上のポジションにいれば見下したり、「これだから女性は」と決めつけてしまうことがあるようです。
日本が諸外国と比べて男女平等が遅れているのも、このような心理を持った男性が実際に多いからなのかもしれません。
相性の良い女性のタイプ
自分のことばかりで嫌だな……というイメージが強い亭主関白。
でも、亭主関白な男性と付き合っているからといって、辛い思いをする女性ばかりではありません。
中には亭主関白な男性と上手く付き合っている女性も多くいるんですよ。
亭主関白な男性と相性が良く、上手にお付き合いできる女性のタイプや特徴を見ていきましょう。
男性に尽くす従来的な女性像が理想な女性
亭主関白な男性は自分に従順な女性を求めるので、従来的な尽くすタイプの女性と相性が良い傾向があります。
そのため、従来的な女性像が理想な女性は彼氏が亭主関白であっても上手に付き合っていくことができそうです。
女性側もお父さんに文句を言わずに尽くしているお母さんを身近で見ていて、憧れている可能性があります。
専業主婦希望の女性
専業主婦希望の女性も、亭主関白な男性と上手に付き合えるタイプです。
亭主関白な男性は、男性が外に出て稼ぎ、女性は家庭を守るというのが当たり前と思っているので、結婚すれば専業主婦でいることを許してくれますし、むしろ大歓迎!
外で働かずに、安定した暮らしをしたい女性にはぴったりです。
優柔不断な女性
物事の決断がにぶい優柔不断な女性も、実は亭主関白な男性と相性が良いといわれています。
なぜなら、テキパキしていて自信がある女性は、亭主関白からしたら自分が優位に立てないから!
優柔不断な女性は亭主関白が苦手とする女性とは真逆なタイプなので、言い合いになることが少なく続きやすいそうです。
適当に聞き流せる女性
細かいことをいちいち言ってくる、亭主関白な男性の言葉を真剣に受け止めていたら、傷つくだけでなく自分が疲れてしまいます。
またか、という感じで「はいはい」と適当に聞き流せる女性の方が亭主関白の男性と長く付き合うことができるでしょう。
世渡り上手な女性は、少し厄介に見える亭主関白の男性のことを上手に手のひらで転がせるのです。
亭主関白な男性の良いところ
嫌なところばっかり……とネガティブな印象を持ってしまいそうな亭主関白。
しかし、亭主関白な男性は、「頼れる」いいところもあるんです♪
意外と気づきにくい、亭主関白な男性の魅力についてご紹介します。
頼もしく、女性を困らせない
考え方こそ古いものの、亭主関白な男性には「男は働きに出る」「女性は働かなくていい」と考える傾向にあるようです。
言い換えれば、「男手一つで家族を守る」という、真面目で強い責任感を持っているということ。
生活面で女性を困らせるようなことはしないので、安心して身を置くことができるのではないでしょうか。
一途で夜遊びをしない
亭主関白な男性は真面目な性格を持つ傾向が強いようです。
パートナーを幸せにするという使命感を持っていて、一人の女性を愛すという一途な一面も……!
浮気をしたり、夜遊びをしたりすることが少ないという点も安心できる点の一つでしょう。
亭主関白な男性と上手く付き合う方法
面倒くさいタイプだな……と思ってしまう亭主関白ですが、意外とコントロールをしやすいところも良いところです。
ポイントを掴むことができれば、彼女の方で亭主関白の彼氏を上手くコントロールすることができるので、「女性側が実は上手にコントロールしている」と思うと、少し可愛く思えてきますよ♪
どのようにすれば上手く付き合うことができるのか、そのちょっとしたテクニックをご紹介します。
優しくお願いして褒める
亭主関白な男性は、ただ上から目線で威張っているのではなく、潜在的に褒めて欲しいという気持ちを持っているそうです。
その心理を活用して、何かを優しくお願いしてやってくれた後はしっかり褒めてあげてみてください。
頼られて嫌な男性は少ないですから、頼り方を意識することがポイントです。
褒めたときに今まで見たことないパートナーの一面を見ることができるかもしれませんよ。
怒りではなく悲しみで訴える
亭主関白なパートナーの発言などにイライラして、女性側も反発するのはNG!
怒りを露にしてしまうと、そのまま怒りなら反発されることが多いので喧嘩がヒートアップしてしまうだけなんです。
怒りではなく悲しみで訴えることで、大切な彼女が悲しんでいるということを自覚し、亭主関白な彼氏も態度を改めてくれる可能性があります。
嫌なことは素直に断る
亭主関白な男性は、何でも女性がやって当たり前だと思っているので、どんどん要求するようになります。
最初は聞いてあげる女性も多いと思うのですが、何度も聞いてあげているとさらにわがままになり、無理難題を押し付けてくることも。
そうならないためには、嫌なことは嫌だと最初から素直に断るようにしてみましょう。
まとめ
亭主関白になる男性の特徴をご紹介させていただきました。
一見嫌なイメージがある亭主関白ですが、実は一途で頼もしかったり、扱いやすかったりする一面を持っています。
早めに見極めて、亭主関白な人との付き合い方を考えていきましょう。
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