生理前のイライラを解消&抑える方法とは?PMS(月経前症候群)を和らげる

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多くの女性が生理前にイライラを感じた経験が一度はあるのではないでしょうか。
恋人にあたってしまったり、職場で不機嫌になってしまったり……。生理前で仕方ないとわかっていても、うまくコントロールできない自分にさらにイライラしてしまいますよね。
そこで今回は、生理前のイライラを解消&抑える方法をいくつかご紹介します。

生理前はイライラしがち……

イライラしている女性出典:www.shutterstock.com

生理前になると“イライラする”という女性は少なくありません。

相手が大好きな相手であっても「触らないでほしい」「うざい」と感じてしまい、会うのも電話もLINEも全てが嫌になってしまいがち……。
そんな彼女を見て、相手も「うざい」「別れたい」「冷める」といったことを思ってしまうようです。

生理前の症状は男性や、生理前の症状を経験したことがない相手には理解されにくいことだからこそ、さらに辛くて機嫌が悪くなり、ひどいときは泣くことやキレることもあるのではないでしょうか。

生理前はイライラするだけでなく、吐き気もあれば情緒不安定で寂しいと感じたり、涙が止まらなかったり、ネガティブな感情ばかりで死にたくなる女性もいるそうです。

そんな自分が嫌で落ち込むこともありますよね。
イライラマックスの生理前を乗り越えるために、ぜひこれから紹介するイライラを解消&抑える方法をチェックしてみてください。

PMS(月経前症候群)とは?

カレンダーを持つ女性出典:www.shutterstock.com

PMSとは月経前症候群と呼ばれるもので、身体的、精神的に不快な症状が現れることを指します。

PMSの症状がいつから現れやすいかというと月経開始の3~10日ほど前の「黄体期」という期間!
月経が開始するまでの間で、生理中は改善することが多いようですよ。

心の不調としては、イライラしたり、ぼーっとしたり、落ち着かないといった症状が現れます。
カラダの不調としては、体重増加や肌荒れ、だるさ、傷みを感じることがあるようです。

軽度の場合は生活習慣の改善などで症状がよくなることもあるようですが、重度の場合はPMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれる精神疾患のひとつとして考えられています。

PMSは多くの女性に発症しますが、ひどくなった場合はPMDD(月経前不快気分障害)などの深刻な精神疾患を引き起こすこともあることから、注意が必要ですよ。
そうなった場合、抗うつ薬などの使用による治療が必要となる場合もあり、治療によってかなり改善されることもあります。

生理前のイライラ解消&抑える方法をCHECK!

チェックしている女性出典:www.shutterstock.com

生理前のイライラはときに相手を傷つけ、自分も傷つけてしまうものだからこそ、解消法や対処法を見つけたいと思う女性は多いのではないでしょうか。
憂鬱なPMSを和らげるための対応策がわかれば、イライラと上手に付き合っていくことができますよ。

ここからは生理前のイライラで悩む女性のために、おすすめの対策・解消方法をいくつかご紹介します。

食べ物

サラダを食べる女性出典:www.shutterstock.com

PMSのセルフケアとして、まずはライフスタイルを見直すのが◎

食べ物のとり方も問題があるとPMSの症状を悪化させる可能性があるので、ぜひ見直してみてください。
食事は基本的にバランスのいいメニューを心がけることが大切です。

「野菜だけ」「果物だけ」という感じではなく、野菜もお肉も炭水化物も摂れるような食事がおすすめ♡
自分で作ることが難しいときは、スーパーやコンビニの惣菜に頼ってみてもいいかもしれません。

また、血糖値が下がると食欲が極度に増したり、イライラする症状が悪化したりすることがあるので、チョコレートやケーキ、砂糖などを食べすぎるのはだめですよ。

飲み物

豆乳出典:www.shutterstock.com

PMSによる症状を少しでも和らげたいなら、普段飲んでいる飲み物にも注目してみてください。

イライラが強い女性は、カフェインを控えるのがおすすめ♪
カフェインは、コーヒーや紅茶、日本茶だけではなく、ココアやチョコレート、コーラなどにも含まれているので注意してくださいね。

生理前は心を落ち着かせる香りのよいお茶や、ハーブティー、豆乳ドリングなどお気に入りのドリンクで、自分を労わってあげるのもよいでしょう。

市販薬

薬出典:www.shutterstock.com

PMSになったときは、市販薬に頼って症状を緩和するのもひとつの方法です。
PMSの諸症状を緩和する専門の治療薬“PMS治療薬”というものから、頭痛・だるさ・吐き気など特定の症状にピンポイントで働きかけてくれる医薬品まで、種類はたくさんありますよ。

<生理前のイライラ解消&抑えるのに効果的な市販薬>

  • 命の母ホワイト
  • プレフェミン

口コミをチェックしながら自分に合いそうな市販薬を見つけたら、薬局へ行って試してみるのもよいかもしれませんね。
吐き気や、むくみなど好ましくない副作用などを認めたら、服用は遠慮せず辞めてくださいね。

ピル

ピル出典:www.shutterstock.com

セルフケアで生理前のイライラを抑えるのが難しいようであれば、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が配合された低用量ピルを使用する方法もおすすめ!
ピルは生理周期をコントロールできたり、99%以上の可能性で避妊できたり、さまざまなメリットがあることで注目されています。

人によって異なりますが、PMSによるイライラや抑うつ、肌荒れ、生理痛を改善する効果も期待されていることから、日本でも服用者数が急増しているんですよ。

そして、最近ではオンライン診療を実施しているクリニックも増えています。
薬や処方箋も自宅で受け取ることができるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

アロマ

アロマオイル出典:www.shutterstock.com

生理前のイライラと上手に付き合いたいなら、生活にアロマを取り入れるのもおすすめです。

アロマオイルには精神的な落ち込みを軽減させ、心地よい眠りを誘う効果があります。
また、ホルモンバランスを整え、むくみ、腰の痛みなど身体的な症状にアプローチしてくれるものもあるので、PMSの不快な症状を和らげるのに向いています。

PMSによる不眠ならラベンダー、落ち込みの解消ならクラリセージ、イライラならローマン・カモミールやゼラニウムなど、症状に適したアロマを選べば効果もアップ♪

ディフューザーなどの芳香拡散器使ったり、ハンカチやティッシュペーパーに1~2滴ほど垂らしたものを近くに置いておいたり、お好みの方法でアロマを楽しんでくださいね。

漢方

漢方出典:www.shutterstock.com

PMSによるイライラを和らげるために、漢方を取り入れる方も多くいます。
東洋医学ではホルモンバランスの変化によって体内の「気・水・血」のバランスが乱れると考えられているのですが、これらを整えてくれるのが漢方薬です。

漢方には種類があり、当然違いもあります。

身体的症状には「血」を改善する漢方、精神的症状には「気」に働く漢方がいいといわれていますよ。
市販されているので、即購入するのもありかもしれせんが、まずは合う合わないがあるので、東洋医学専門の薬剤師・医師に相談してみてからの方が結果的に効果が早く得られるかもしれません。

<生理前のイライラ解消&抑えるのに効果的な漢方>

身体的症状

  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

精神的症状

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

 

サプリ

サプリ出典:www.shutterstock.com

最近は、PMSをサプリで和らげる女性も増えているよう♡

外食など日々の食生活の乱れによって、摂るべきはずの栄養素が不足しているようであれば、サプリメントによって補うのがおすすめです。

健康維持のために飲むというイメージが強いサプリメントですが、今は生理前のイライラに特化したサプリメントも出ていますよ。
PMS症状を診断した上で、症状にあったサプリメントをカスタマイズすることができるところもあるので、ぜひチェックしてみてください。

ツボ

ツボ押し出典:www.shutterstock.com

ツボ押しは、辛いPMSにすぐ効くことから試す女性が多くいます。

生理前のイライラや不眠の改善には「太衝」というツボが効果的!
足の親指と人差し指の骨の合わせ目から少し手前の位置にあるツボです。

親指で上からぐっと押すとスッキリしますよ。

ちなみに、婦人科系の万能ツボといわれる「三陰交」もおすすめですよ。
内くるぶしから指4本分上のすねの骨のきわに当たる部分で、血行を促進したりむくみを改善したりする効果が期待できます。

生理前のイライラと上手に付き合っていこう♡

カレンダー出典:www.shutterstock.com

生理前のイライラは自分にとっても周りにとっても不快なもの……。
毎月やってくるものだからこそ、上手に付き合う方法を見つけていく必要があります。

まずはPMSの症状をスケジュール帳や日記に書き込み、仕事を調整したり、リラックスできる空間を作ったり、PMSに対する準備をしてみてはいかがでしょうか。

産婦人科医 高橋しづこ先生

監修◆高橋しづこ(たかはししづこ)

産婦人科医
産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、医療倫理学博士のライセンスを持ち、39歳で第1子、41歳で第2子、43歳で第3子を出産して3人の子をもつ母。 自身の高齢不妊や妊娠、出産の経験から、患者の心に寄り添うことをモットーとしている。

書籍『せかいがかぜをひいたから』オリジナル絵本サイト「YOMO」にて2020年8月公開

2021.03.10 UP
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