低用量ピル

【医師監修】オンライン診療でピル処方!意外なメリット・デメリット

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避妊目的だけでなく、PMS(月経前症候群)や子宮内膜症の治療にも使われることのあるピル。今回は、最近話題の「ピルのオンライン処方」について、メリット・デメリットをつづきレディスクリニック院長の吉岡先生に伺いました。

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2021.08.30

ピル×オンライン診療

オンラインピル処方

私たち女性の心と身体は繊細です。

避妊への不安やPMSへのお悩みから、一度は「ピル」を利用したり、利用を検討をしたことがある方は少なくないのでは?

今回は、ウイルスの影響もあって加速するオンライン診療について。「ピルのオンライン処方」に関するメリット・デメリットや利用する際の注意点などを、つづきレディスクリニック院長 産婦人科医・吉岡範人(よしおかのりひと)先生に伺いました。

Q.オンライン診療って?

オンライン診療を受けている女性

オンライン診療とは、通信機器(スマートフォン、タブレット、パソコン等)を使用して、自宅にいながら診察を受けられるサービスのこと。

通信環境が整っていること、基礎疾患の情報を医師にきちんと伝えることが大切です。

オンライン診療のメリット

  • 通院時間、待ち時間を短縮できる。
  • 自宅だけでなく、職場、旅先でも診察が受けられる。
  • 院内処方の場合、薬が自宅に届く。
  • 予約がかんたんにとれる。
  • ひと目を気にしなくてもいい。
  • 出張や転勤でもかかりつけ医を変えなくても良い。
  • 院内感染・二次感染のリスクがない。

オンライン診療では、土日祝日夜間に診療していたり、即日発送ですぐお薬が届いたりする病院も。ひと目を気にせず、速やかに対処できるのが最大のメリットです。

「病院に行く時間がなかなかとれないけど、医師に相談したい!」という時や、「ウイルスが流行っていて医療機関に行くのが不安だけど、診察してほしい。」という時に◎

オンライン診療のデメリット

・お金がかかる。(通常の診療料等に加え「オンライン診察料」が別途かかる場合があります。)

オンライン診療の注意点

  • オンライン診療のみで完結させるのは不十分な場合がある。
  • カメラはONで!
  • 未成年の場合は親権所有者の同意が必要。
  • 決済方法を事前に要確認!クレジットカード請求の場合が多い。
  • きちんと相談にのって処方してくれる医師に相談を。
  • 自分にあった薬剤がみつかるまでは、まとめて処方してもらわないこと。

オンライン診療は、対面診療と併用を。必ず医師の指示に従い、必要に応じて対面診療を行えば、オンラインでピルを処方してもらうことが可能に。オンライン診療時はカメラをONにして、ご自身の様子を最大限わかりやすく伝えましょう。

産婦人科医吉岡範人

「中には、お顔を伏せたままオンライン診療を受けたいという方もいらっしゃいます。しかし、実際にお顔を見て会話をさせていただくことが医師の責任。ちょっとした仕草などで異変に気づけることもあるので、できる限り通話だけでなくカメラを通してオンライン診察をさせていただきたいです。」(つづきレディスクリニック院長 吉岡先生)

Q.処方されるピルってどんなもの?

ピルを飲む女性

ピルの種類は様々。副作用などリスクを伴う場合もあるので、医師の説明をよく聞いてから服用してくださいね!

種類 目的 特徴
中用量ピル
緊急避妊効果・月経の移動・月経不順、月経困難症の改善、子宮内膜症、月経過多の改善
月経移動に利用される。副作用がでやすい
低用量ピル
避妊効果・PMS(月経前症候群)、ニキビ、月経痛、月経不順、月経困難症、月経過多、子宮内膜症の改善
一般的な経口避妊薬
超低用量ピル
低用量ピルと同じ
低用量ピルよりもエストロゲンの含有量が低く副作用がでにくいが、低用量ピルより高価
ディナゲスト
避妊効果、子宮内膜症の改善
黄体ホルモン単独のホルモン剤でミニピルとも呼ばれることがある。エストロゲンを含まないため、エストロゲンによる副作用は起こらない。服用時間が厳密
アフターピル
緊急避妊効果
避妊失敗から指定時間以内に服用する

オンライン診療で処方できるピル

オンライン診療であっても対面診療であっても、処方できるお薬の種類は同じ。ですが、医療機関によって取り扱っているピルは様々だそう。

また、緊急避妊薬(アフターピル)*は時間制限があり、早く服用するほど避妊効果が高いと言われているので、オンライン診療の場合は薬が手元に届くまでの時間を要確認。

*……避妊に失敗してから72時間以内に服用すれば95%以上の確率、12時間以内に服用すれば99%以上の確率で避妊できる緊急避妊薬。

産婦人科医吉岡範人

「その他、対面診療の場合は、医師が必要だと判断した場合、血栓検査等あらゆる検査をすぐに行うことができるという違いがあります。」(つづきレディスクリニック院長 吉岡先生)

ピルの保険適用について

月経困難症などの理由でピルを処方する場合は保険適用可。ですが、オンライン診療のみでの保険適用はできません。対面診療で保険適用となったあと、継続処方としてオンラインで保険適用可能な場合があります。

ピルの通信販売について

一部、診察無しでピルが購入できるネットショップ等が存在します。

海外輸入のピルを販売していて、対面診療やオンライン診療で処方されたピルよりも安価な場合が多いですが、品質、有効性及び安全性の確認がされていないため、問題があることが多いのでおすすめできません。

過去服用したことがあるピルだとしても、副作用がどの段階で起こるかわからないため、安全面を考えるのであれば必ず信頼できる医師へ相談してください。

正しく利用してオンライン診療を味方に!

オンライン診療を受ける女性

メリット・デメリット、注意点をよく理解して、オンライン診療を。

仕事にも恋愛にも全力な忙しいオトナ女性こそ、心と体の健康のため、オンライン診療を正しく上手に活用するのがおすすめです♡

吉岡範人

【監修】産婦人科医・吉岡範人(よしおかのりひと)
1978年千葉県生まれ。聖マリアンナ医科大学産婦人科で研鑽を積み、カナダブリティッシュコロンビア大学へ留学をし、幅広い視野を獲得。その後、聖マリアンナ医科大学へ帰院後、「つづきレディスクリニック」院長に就任。丁寧な問診を通して一人ひとりの生き方の違いや年齢、ライフスタイルなどに寄り添い、すべての女性がいつまでも若々しく・活き活きと暮らすお手伝いができるレディスクリニックをめざしている。 医療法人社団都筑会 つづきレディスクリニック 神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目2-1 ヴァンクールセンター北4F

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