コスメティック事業部の営業ウーマン
連載第16回目に登場いただくのは、堀井綾香(ほりいあやか)さん34歳。
幼少期からモダンバレエを始め、高校・大学はチアダンスを経験。大学院へ進み、ボディメイクやボディバランスについて深く学んだ後、バレエ、ダンス用品の製造販売を手がけるチャコット社に入社。9年ほどフィットネス外商に在籍し、トレーニングウェアの営業・販売等に携わっていたそうです。コスメティック事業部には、およそ1年前に異動して来られたばかりだとか。
Q.具体的にどんなことをしているの?
「専門店と呼ばれる取引先店舗への営業活動が私の主な仕事です。例えば、Chacott(チャコット)のコスメを多くの店舗で取り扱っていただけるよう交渉したり、魅力的にディスプレイしていただけるようにお願いしたり、新商品をご提案したり。また、実際に店舗で働いているスタッフさんとコミュニケーションをとって、現場やお客さまの生の声を聞くことを大切にしています。実際に自分で店頭に立つこともありますね。お客さまとリアルな接点を持つことで、商品開発とユーザーさんの架け橋になれたら良いなと思ってやっています。
Chacottのコスメは実はとっても歴史が長く、舞台メイク用のアイテムとして永く愛されてきました。プロ仕様コスメとして確立し続けるため、あえて一般販売はせず、会社として大事に守り続けてきたブランドなんです。ですが、20年近く前から口コミが広がり、一部の専門店さんからオファーをもらうようになって、一般の方も手に取ることのできる場に置かせていただくようになったんです。すると、『舞台メイク用につくられたフェイスパウダーは、カラーが豊富で、汗に強くて、発色が良い!』と想像以上の反響をもらうようになって。それで昨年、より多くの方に愛用していただけるよう商品をリニューアルし、プロだけでなく一般向けに広く展開するようになったんです。
もともと私は、フィットネス外商でトレーニングウェアを一般のお客さまに向けて展開する仕事をしていたので、その経験を活かすためにコスメを広く展開するタイミングで異動してきたというわけなんです」
Q.チャコットで働く理由は?
「モダンバレエや、チアダンスをやっていたので、幼い頃からChacottと言うブランドに触れることが多くありました。『ダンサーのため』を想って舞台衣装やコスメをこだわって作っているものづくりに精通した企業だということは元々知っていて、憧れていたんです。また、大学院ではボディメイクについて学んでいたので、そうした私の経験や知見を活かして、Chacottで何か新しいことができればいいなという思いを持って入社しました。
入社してから感じるのは、“風通しの良さ”。そして、会社として新たなチャレンジをすることを応援してくれる雰囲気があります。例えば、私は現場の声をすごく大切にしたいので、店舗に立たせていただく機会をもらっていますが、固定概念に囚われることなく私の営業スタイルを尊重してくれて、裁量を持って取り組める環境なのでありがたいなと感じます。業務外でも、ダンスや習いごとなど何か頑張っているメンバーがいれば、業務時間の調整をすることがあっても快く送り出して応援してくれるんです。プライベートまでバックアップしてくれるような風土を築いてきてくれた上司や同僚に感謝ですね。
それに、チャコット社は勤続年数が長いメンバーがすごく多い!辞める方が少なく、一度離れてまた戻ってくる方もいるくらい。みんなChacottが好きで、ダンスが好きな、まっすぐで純粋な集団だなあと思います」
Q.QOL向上活動を教えて!
「ゴルフ好きな父の影響で、社会人になってから私もゴルフをするようになりました。今では、家族でゴルフ旅行をすることが息抜きになっています。目的は家族の時間を楽しむためなので、上達は全然しないのですが(笑)。
最近は、バレエ教室に週1回通っているのですが、自分の体と向き合う時間は大切だなと改めて感じますね。他にも、華道や書道を習ったり、オンラインでヨガレッスンを受けたり、趣味の散歩をしたりと結構忙しくしています。30歳になってから、『もっと自分を知りたい』と思うようになって、あれこれ挑戦していたら多趣味になりました。色々予定を詰め込みすぎてしまって、やり過ぎかも?と思うことも多々ありますが、それも自分だなと思って受け入れています。
チャコットには、“人生を、芯から美しく。”というブランドフィロソフィーがあって、自分が芯から美しくなるために必要なことはなんだろう?と思い、やりたいことを探すようになりました。プライベートな時間が、仕事の幅を広げてくれているような気がします」
Q.目標や夢はある?
「仕事面では、より広く多くの方にChacottのコスメを知っていただけるよう、会社とお客さまの接点をたくさんつくっていきたいです。そのために、コスメの市場調査をすることはもちろん、自らコスメやメイクの提案ができるようになれたらいいなと思っています。今は、商品のご紹介ができても、メイクのアドバイスまではできないので、春からヘアメイクの専門学校に通って技術を学ぼうと思っているんです。そうすることで、コスメに関わる人との横のつながりを持てたり、もっと自信を持ってお客さまに提案ができるようになれたらなと。
そしてそれが、プライベート面での目標である“自分を知る”ことにも繋がって行くだろうと思っています」
ダンスが好きで、Chacottが好き。まさに、チャコット社のスピリッツを体現している堀井さん。営業ウーマンとして社内外から高く評価されても尚、よりお客様に商品の魅力を届けるための努力を惜しまず、新しいことを学び続けることを楽しんでいる様子。社会人になっても、いくつになっても、新しく何かを学ぶことって素敵なことだなと、改めて感じるインタビューでした。
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Special Thanks:Ayaka Horii(Chacott)
Photographer : Chiai
Hair&Make-up:Hiroe Maeda(Chacott)
Interview:4MEEE
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※本内容は取材当時の情報です。
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