キャビテーションの仕組み
エステサロンや医療クリニックで人気のキャビテーション。
「キャビテーションで痩せた」という声を聞きますが、本当に効果はあるのでしょうか。
ここでは、キャビテーションの仕組みや家庭用と業務用の機器の違いをご紹介します!
キャビテーションで痩せるって本当?
そもそもキャビテーションとは、「空洞現象」という意味で、低圧状態の液体の中で気泡が発生する現象を指しています。
エステで受ける施術では細胞を破裂させて脂肪を溶かし、リンパや血管に排出されやすくなるという仕組みになります。
一般的なダイエットでは減らしにくい脂肪細胞そのものを破壊するため、リバウンドが少なく部分痩せやセルライト除去に効果的と言われていますよ。
痩せるという点については個人差がありますが、週に1〜2回の施術を1ヶ月程度継続することで、体質改善が期待できます。
家庭用と業務用の違い
キャビテーションは、エステサロンの痩身メニューのひとつとして提供されることが多いですが、自宅でできる家庭用キャビテーション機器も販売されています。
では、家庭用と業務用ではどのような違いがあるのか比較してみましょう。
メリット | デメリット | 平均周波数 | |
---|---|---|---|
家庭用 | ・購入すれば何度でも施術できる ・コストを抑えられる ・お風呂やリビングでも使用可能 |
・脂肪細胞の分解はできない ・痩身効果は低い |
330khz |
業務用 | ・周波数が低く効果が実感しやすい ・プロの手で施術してもらえる ・脂肪細胞を分解できる |
・費用がかかる ・通う必要がある |
30khz |
家庭用と業務用のキャビテーションの違いは、周波数にあります。
キャビテーションでは周波数が低いほど脂肪細胞にアプローチする力が強いです。周波数が高いものは1回の振動回数が大きく、脂肪溶解パワーが弱い気泡しか作れません。
家庭用機器の平均周波数は330khzと、業務用よりも高くなっており脂肪自体を分解する効果は期待できないといわれています。
一方、業務用の平均周波数は30khzとなっていて、脂肪細胞の分解が可能です。
家庭用と業務用では、周波数に約10倍ほど差があり、キャビテーション効果も大きく変わります。
とはいっても、家庭用はリンパを流すことで老廃物を流しやすくしたり、セルライトを破壊して排出しやすい状態にしたりする効果があるため、定期的に使用して痩せやすい体を目指すことはできるでしょう。
キャビテーション機器の選び方
家庭用キャビテーションといっても、さまざまなタイプが販売されています。キャビテーション機器の選び方や比較するポイントは以下の4つです。
- 気になる部位に対応しているかどうか
- 手軽に使用できるサイズ、重さかどうか
- 完全防水かどうか
- EMSやラジオ波の機能がついているかどうか
キャビテーション機器は、種類によって対応していない部位もあります。たとえば、二の腕痩せを目指したい方は、小さめのヘッドで小回りがきくタイプがおすすめです。
また、EMSやラジオ波、赤LEDの機能に対応した機器もあります。キャビテーションと併用して使うことで、効率よく美容ケアが可能です♪
キャビテーション機器は種類が多く、価格は15,000〜40,000円程度と差があります。購入前に対応部位や機能を確認しておくことが大切です。
自宅で使えるキャビテーション機器おすすめ5選
こちらでは、自宅で使用できるおすすめのキャビテーション機器をご紹介します。今回は人気の家庭用キャビテーションマシンを5つピックアップしました。
さまざまなタイプを紹介していますので、よく比較してみて、自分に合った機器を見つけてくださいね♪
ヤーマン キャビスパRFコア PLUS
YAMAN(ヤーマン)のキャビスパRFコアPLUSは、自宅でエステサロンのようなキャビテーションを再現することができる人気マシンです。
ラジオ波とEMSを使って気になる部分をケアしてくれます♪
EMSは筋肉に働きかけてくれるので、運動が苦手な方におすすめ。
本体は防水になっていて、お風呂で使用できるのも嬉しいポイントです。
ヤーマン キャビスパRFコア PLUS
¥39,600
ヤーマン キャビスパ360
YAMAN(ヤーマン)のキャビスパ360は、360度全方位のケアがしやすいスティックタイプのマシン。
キャビスパRFコアよりも軽量で扱いやすいため、シーンを選ばず気軽にキャビテーションができます。
エステティシャンの手の動きを再現できる「スライドドレナージュ」機能がついており、凝り固まった筋膜へ効果的にアプローチしてくれます。
セルライトをもみ出すような体感が得られやすいでしょう。
ヤーマン キャビスパ360
¥37,400
美ルル キャビスタイル
belulu(美ルル)のキャビスタイルは、肌に優しく美肌にも効果的な赤LRDライトを採用しています。
マシンには4つのモードが搭載されていて、気になる部位に合わせた調節が可能です。
RF温熱モードはじんわりと温めながらほぐしてくれる機能で、固くなったお肉へのアプローチに最適♪
コンパクトな軽量タイプなので、部屋に置いていても邪魔になりません。
初めての家庭用エステ機器にもおすすめですよ。
美ルル キャビスタイル
¥19,800
FIIL キャビテーション
FIIL(フィル)のキャビテーションは、1000Hz-100000Hzの電流を採用しているマシンです。
EMSと赤LEDも搭載されており、シェイプアップと美肌ケアにも優れています。
出力は3段階の調節ができ、二の腕、お腹、背中、脚など部位に合ったモードを選べます。
ホワイトのカラーで高級感のある見た目もポイントです♪
FIIL キャビテーション
¥7,990
エステティックTBC ヒートシェイプPRO
エステティックTBCから発売されているヒートキャビシェイプ2PROは、キャビテーション、EMS、ラジオ波、LEDが同時施術できるマシンです。
家庭用キャビテーションで唯一250kHzを採用しており、気になる部位への効果も期待できます♡
また、エステティシャンの施術を再現した「サークルEMS」や「温熱機能」など機能性が高いことが特徴。
ボディだけでなく、フェイスラインにも使用できるのも魅力的です!
自宅でエステ気分を味わいたいなら、ぜひチェックしてみて。
エステティックTBC ヒートキャビシェイプ2PRO
¥48,400
自宅でのキャビテーションの効果的なやり方
自宅でキャビテーションをする前に、効果的なやり方をマスターしておきましょう!
使用頻度 | 週1〜2回 |
---|---|
使用時間(1部位あたり) | 15〜30分 |
キャビテーション効果は使用後3〜4日ほど持続します。そのため、週1〜2回程度の使用がおすすめです。
使用時間は1部位あたり、15〜30分程度におさめておきましょう。痩せたいからといって、やり過ぎは禁物ですよ!
キャビテーションの手順
- 施術部位に専用のクリームを塗る
- リンパを流すように機器をあてる
- リンパの流れに沿って部位を変える
家庭用キャビテーションは、リンパを流すことで老廃物が排出しやすくなります。
ふくらはぎから太もも、鼠蹊部(そけいぶ)などリンパの流れに沿って使用していくと効果的ですよ♪
キャビテーション以外の人気痩身メニュー
ここまで、自宅でするキャビテーションを説明してきましたが、エステにはさまざまな痩身メニューが用意されています。
キャビテーション以外の人気メニューをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
人気痩身メニュー①ハイフ
ハイフ(HIFU)とは、「高密度焦点式超音波」といわれる超音波を照射し、肌や筋膜へ熱を加えることで脂肪を分解する施術方法です。
体だけでなく顔にも施術可能で、二重顎やほうれい線にもアプローチできます。コラーゲンの生成も促すため、シワやたるみの改善にも用いられています。
人気痩身メニュー②ラジオ波
ラジオ波とは、高周波の電磁波を当てることで熱を発生させ、固まった脂肪を燃焼しやすくする施術方法です。
リンパの流れや血流が良くなるため、新陳代謝を上げる効果もあります。
人気痩身メニュー③ハイパーナイフ
ハイパーナイフとは、ラジオ波よりも高い熱を使用して脂肪を分解、除去していく施術方法です。
痛みや熱を感じることはほとんどなく、固くなった脂肪をやわらかくすることができます。
自宅で手軽にボディケア目的なら家庭用キャビテーションの選択もあり!
この記事では家庭用と業務用キャビテーションの違いやおすすめの機器をご紹介しました。
自宅でのボディケアには家庭用キャビテーション機器がお手軽で◎
さらに理想のカラダにもっと近づけたい方は、評判のエステサロンやクリニックで痩身メニューを試してみるのも検討してみてはいかがでしょうか♪
監修◆鎌田紀美子(かまたきみこ)
TCB 東京中央美容外科 八王子院院長
約7年美容医療に携わり、美容外科医として様々な患者様のお悩みを解決。
TCBでの勤務以前にも、多数の大手美容外科にて院長経験あり。
また、TCBでは一部の医師しか携わることの出来ない、新施術の開発メンバー。
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