スーツケースの選び方
スーツケースはさまざまな種類があるため、選び方にもいくつかポイントがあります。
ここでは、スーツケースの選び方を解説します。
ハードとソフトどっちがいい?素材の特徴をチェック
スーツケースはハードタイプとソフトタイプの2種類があります。
プラスチック樹脂やアルミなどの金属でできたハードタイプは、頑丈で中の荷物を衝撃から守ってくれるのが特徴です。
密閉性が高く、水濡れに強いのもポイント♪
海外旅行の場合は空港で荷物が乱雑に扱われてしまうこともあるため、安全面や防犯性を考えるとハードタイプがおすすめです。
ただし、ソフトタイプに比べて重く、価格も高めなのがデメリット。
素材は軽さと丈夫さを兼ね備えたポリカーボネート製が人気です。
ナイロンなどでできたソフトタイプは基本的にハードタイプよりも軽く、気軽に使いやすいのが特徴。
常に持ち歩きたい時などにも、負担が少なくておすすめです!
ただし、中の荷物に衝撃が伝わりやすい点や、防水性が低めな点に注意が必要です。
開閉方式は重視するポイントに合わせて選んで
スーツケースの開閉方式はフレームタイプとファスナータイプの2種類があります。
金属の枠で囲っているフレームタイプは衝撃に強く変形しにくいため、荷物の破損を避けたい人におすすめです。
ナイフなどでこじ開けられる心配も少ないので、防犯性を重視したい場合にも◎
ファスナータイプは軽量で開け閉めしやすい点がメリット。
ただし、フレームタイプに比べると多少防犯性が劣るため、ファスナーの質には注意しましょう。
鍵はTSAロックがおすすめ
スーツケースの鍵はダイヤルロック・シリンダーロック(キーロック)などさまざまな種類がありますが、防犯性や汎用性の高さを考えるとTSAロックがおすすめです。
TSAロックとはアメリカ合衆国国土安全保障省から認定を受けた施錠システム。
アメリカ圏への渡航や乗り換えの際にTSAロック以外の鍵をかけていると、職員によって鍵を壊して開けられてしまう可能性があります。
TSAロックのみ鍵をかけたまま空港で預けることができるため、TSAロックはアメリカ圏では必須。
海外旅行に使う可能性があるなら、TSAロック付きのスーツケースを選びましょう。
キャスターによって走行性が異なる
スーツケースのキャスターは、おもに2輪と4輪の2種類があります。
2輪のスーツケースは自立させた時の安定性が高く、バスや電車に乗っている時でも転がりにくいのが特徴。
石畳などガタガタした地面でも安定した状態で持ち歩けるため、滞在先で徒歩移動する際にもおすすめです。
4輪のスーツケースは取り回しが良く、腕への負担が少ないのが特徴です。
常に持ち歩く場合や機動性重視の場合はこちらが◎
ただし、電車の中や斜面などでは転がってしまいやすいため、キャスターストッパー機能が付いているとなお良いでしょう。
サイズは日数に合わせて選択
使い勝手の良いスーツケースを選ぶにはサイズも重要なポイントです。
一般的に、スーツケースの容量の目安は1泊約10リットルといわれています。
そのため、日数に合わせて以下のサイズを参考にすると◎
- 日帰り〜1泊:30L以下。
- 2〜4泊:31〜45L。
- 4〜6泊:45〜60L。
- 1週間前後:61〜80L。
- 10日〜:81L以上。
ただし、季節やレジャーの目的などによっても必要な容量は変わってくるので、不安な場合は少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
移動が多い場合は、持ち歩くことも考慮して選びましょう。
どうしてもサイズに迷ってしまう場合は、エキスパンダブル機能という容量が広げられるものを選ぶ方法もあります。
使用シーンを考慮するのも◎
スーツケースを選ぶ際は使用シーンを考慮することも大切です。
旅行や帰省で使う場合は、自分の好きなデザインや色を選ぶと◎
海外へ旅行する場合は石畳や舗装されていない道路も進みやすいよう、走行時の衝撃を吸収し振動を抑えるサスペンション付きのホイールを備えたスーツケースがおすすめです。
出張などビジネスシーンで使用する場合は、ブラック・グレー・シルバーなどフォーマルに見えるカラーがおすすめ♪
フロントポケット付きのものだとPCなども収納できて便利です。
便利な機能があるとより快適に使える
スーツケースにはさまざまな便利機能が付いています。
重視したいポイントに合わせて、機能性もチェックしてみてください♪
<スーツケースの便利な機能>
- フロントポケット:荷物の出し入れがしやすく、小物を入れるのにも便利。
- エキスパンダブル(拡張)機能:スーツケースに付いたジッパーを開くことにより容量を簡単に拡大できる。予想外に荷物が増えても安心。
- 静音キャスター:平坦でない道で転がす際も音が気になりにくい。夜間や住宅街などでも移動しやすい。
- キャスターストッパー:斜面などでスーツケースが勝手に転がるのを防いでくれる。
移動手段に合わせて持ち込み可能サイズを確認して
飛行機や新幹線で移動する場合は持ち込み可能サイズが決まっているため、購入前にサイズを確認しましょう。
飛行機の場合
機内持ち込み可能なサイズは、一般的には「高さ55cm×幅40cm×奥行き25cm以内かつ3辺の合計が115cm以内」という場合が多いです。
ただし、規定は航空会社ごとに異なり、国内線・国際線、100席未満・100席以上などの条件によっても変わってきます。
必ず事前に自分が搭乗する便の規定を確認しましょう。
LCCの場合はさらに規定サイズが小さい場合もあるので、注意が必要です。
また、飛行機の貨物室に預けられる「受託手荷物」に関しても、無料で預けられるサイズには限度があります。
一般的には、「3辺の合計が158cm以内・重さは20kg以内」が目安です。
こちらは各航空会社の会員クラスやフライトクラスによっても規定が異なるため、事前にチェックしてください。
新幹線の場合
新幹線では、「3辺の合計が160cm超250cm以内」の荷物は特大荷物とよばれます。
車内に持ち込む際は「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」を予約する必要があるため、注意が必要です。
スーツケース・キャリーケース・キャリーバッグの違いとは
スーツケース・キャリーケース・キャリーバッグはそれぞれ由来が異なりますが、現在では同じものを指す言葉として使われています。
スーツケースは元々キャスターが付いていないトランクケースのような形のものを指していました。
でも、徐々にキャスター付きのものが主流になったことで、キャリーケースとの違いがなくなったようです。
キャリーバッグもスーツケース・キャリーケースと同じものを指す言葉として使われています。
使用頻度が低いならレンタルもあり
スーツケースの使用頻度が低い場合は、レンタルするという方法もあります。
一般的に、スーツケースの使用頻度が年2回以下ならレンタルのほうがお得になる場合が多いでしょう。
1万円くらいの激安スーツケースは劣化しやすい製品も多いため、しっかりとしたブランドのスーツケースを安価で利用できるのはレンタルの大きなメリットです。
ただし、購入とレンタルのどちらがお得かは選ぶスーツケースにもよります。
自分のニーズに合うスーツケースをいくつかピックアップした上で、レンタルするかどうか考えてみるのがおすすめです。
人気ブランドのスーツケースおすすめ3選
ここでは、人気ブランドのおすすめスーツケースをご紹介します。
無印良品 バーを自由に調節できるハードキャリーケース
無印良品(むじるしりょうひん)の「バーを自由に調節できるハードキャリーケース」は安価ながら走行性や機能性に優れています。
ベージュやネイビー、黒やダークグレーなど、シーンを選ばないカラーが豊富です!
鍵にはTSAロックを使用しているため、海外旅行にも◎
無印良品 バーを自由に調節できるハードキャリーケース(36L)
¥19,900
Samsonaite ヴォラント スピナー55 エキスパンダブル
Samsonaite(サムソナイト)の「ヴォラント スピナー55 エキスパンダブル」はスタイリッシュなデザインがポイント。
ラテやクリームなど大人の女性にぴったりなものから、マットネイビーやブラック、シルバーなどビジネス出張にも使えるカラバリ展開です。
エキスパンダブル機能搭載で収納力も抜群ですよ♪
Samsonaite ヴォラント スピナー55 エキスパンダブル
¥45,100
RIMOWA ORIGINAL Cabin
RIMOWA(リモワ)の「ORIGINAL Cabin」はリモワ定番の人気シリーズ。
シルバーやチタニウム、ブルーやスカーレット(赤)など、大人が持つにふさわしいカラバリなのも◎
アルミニウム製で使い込むほど味が出ます♪
RIMOWA ORIGINAL Cabin
¥211,200
選び方のポイントを押さえて自分にぴったりのスーツケースをゲット♪
スーツケースの選び方を詳しく解説しました。
スーツケースは種類が豊富なため、自分の目的に合わせて選ぶことが大切です。
ぜひ選び方のポイントを押さえて、使い勝手の良いスーツケースをゲットしてくださいね♪
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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