【リアル給与明細】29歳、リハビリ職の場合
プロフィール
29歳、女性
回復期病棟でリハビリ職として勤務
▼現状
基本給が低く設定されていてボーナスが少ない。
1ヶ月の労働時間は約160時間、残業は1〜2時間ほど。
【相談内容】今の資格を活かせるところで働きたいのですが、お給料をアップさせるなら正社員がいいですか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
おすすめの雇用形態は『正社員』
相談者さんは『できればお給料を上げて、拘束時間の短い、責任を負わなくていい環境で働きたい』と希望があります。
この希望をリハビリ職で叶えるならば、働き方は正社員がおすすめ。
パートでリハビリ職に就くこともできますが、お給料は下がるものと考えて良いでしょう。
リハビリは『1回の施術が〇〇分』と施術時間が医療保険で決められているので、パートではバリバリ稼げないからです。
リハビリの資格で収入をアップさせる方法は?
正社員として、リハビリの資格保持者が収入をアップさせる方法は次の3つです。
①大きな規模の病院に転職する
一般的な大きさの病院のリハビリ職では、年収が300〜400万円程度のところが多いですが、大規模病院では500〜700万円でリハビリ職を募集していることがあります。
ただし、好待遇の求人が常にあるわけではありません。
転職を希望するなら常に求人情報をチェックして、募集が出たらすぐに応募しましょう。
②専門性をさらに高める
リハビリ職の専門性をさらに高めることでも、お給料のアップが目指せます。
例えば『認定理学療法士』の資格を取れば、職場によっては1〜2万円ほどの資格手当がもらえたり昇給してもらえたりします。
ゆくゆく転職が視野に入ったときに専門資格があれば、有利な条件で転職活動ができますよ。
③インセンティブのある訪問リハビリで働く
訪問リハビリを運営する企業の中には、一定以上の訪問件数を超えるとインセンティブ(手当)がつく制度を設けているところがあります。
正社員で働けば、基本給+インセンティブが支給されるので、がんばってお給料アップを目指したい方にぴったりです。
sino's アンサー『おすすめは正社員。給与アップを狙ってさまざまな角度からアプローチしてみて』
今回のアドバイスのポイントは『おすすめは正社員。給与アップを狙ってさまざまな角度からアプローチしてみて』です。
リハビリ職は、転職したり専門性を高めたりと努力をすることで、充分にお給料アップが期待できます。
どの方法が自分に向いているかをじっくり考えて、相談者さんらしく働ける道を考えてみてくださいね。
まとめ
・お給料を上げて、拘束時間の短い、責任を負わなくていい環境を目指すならば正社員がおすすめ。
・リハビリ職がお給料を上げる方法は『大きな規模の病院に転職する』『専門性をさらに高める』『インセンティブのある訪問リハビリで働く』の3つ。
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