「やってはいけない別れ方」によるリスクとは?
「毎回毎回、良い別れ方ができない……。」という女性がいます。
さんざん揉めて別れることで、恋愛に対して良いイメージがなくなり、次の恋にも消極的になってしまうことも。
また、彼氏が同じコミュニティである場合にはいづらくなってしまうことも。
場合によっては、ストーカーや警察沙汰など、事件性のあるトラブルに巻き込まれてしまう人もいるでしょう。
「別れ方が下手」というのは、さまざまなトラブルを引き起こします。
社内恋愛である場合や、親しい友人たちが共通している場合などには、どちらかがそのコミュニティにいづらくなってしまうこともよくあります。
周りの人たちも気まずくなるだけでなく、実際に弊害が出ることもあるでしょう。
また、一番気を付けないといけないのが、相手がストーカー化することや、暴力沙汰になり警察や弁護士が介入するなど、おおごとになってしまうこと。
さらに、上手な別れ方ができないことによって、自分のことが嫌いになる、恋愛コミュ障になってしまうということもありえます。
やってはいけない別れ方7つ
やってはいけない別れ方はさまざまありますが、ここでは代表的な次のものを紹介します。
- LINEや電話だけで終わりにする
- 別れの理由をはっきりと言わない
- 自然消滅を狙う
- 言いたいことだけ伝えたあとにブロックする
- 別れ際、隠していた浮気などを告白する
- イベントの直後に別れを切り出す
- 復縁を匂わせる言葉を使う
LINEや電話だけで終わりにする
相手が誠実に自分と向き合っていたと感じる相手ならば、LINEや電話だけで別れ話を済ませようとするのはやめましょう。
長く付き合っていた相手ならなおさらです。
こうした行動に出る女性は、「自分が責められたくない心理」が働いていることが多くあります。
彼が自分のことを好きだという自覚がある場合も多く、「会ったら別れにくくなってしまう」というのも理由の1つ。
しかし、この別れ方は男性からすると、納得感を持ちにくく、執着に変わりやすい危険なもの。
ストーカー化するリスクも高いといえます。
別れの理由をはっきりと言わない
「良い関係のままで終わりたい」「相手を傷つけたくない」と言う気持ちから、別れの理由をはっきりと言わない女性もいます。
しかし、これこそ彼にとっては非情な行動。
なぜ別れられたのかの納得感が得られず、彼に未練を残し次に進めなくしてしまいます。
人によってはトラウマとなってしまい、次の恋愛に臆病にもなってしまうことも。
「アプローチを変えればうまくいくのではないか」と期待を持たせてしまうことにもつながりますし、執着した彼がストーカー化してしまうリスクも高くなります。
結果的にお互いの関係を最悪のものにしてしまいかねません。
自然消滅を狙う
別れ話をすることは、エネルギーを使う行為。
相手が別れたくないと思っていればいるほど、引き留めようとするのは当然でしょう。
また、納得のいく理由を求められるでしょうから、言いにくい場合には心苦しい時間になるはず。
だからといって、自然消滅を狙うのは大きなトラブルのもと。
自分では別れたつもり、あるいはもう気持ちがなくなっていても、相手はけじめがつけられずに揉める可能性が高くなってしまいます。
とくに、自分の方がほかに好きな人ができた場合などは要注意。
相手の怒りを買うことにつながりかねません。
言いたいことだけ伝えたあとにブロックする
相手の納得感が得られない方法の1つが、「言いたいことだけを伝えて一方的にブロックする」というもの。
自分としてはすっきりするかもしれませんが、言われた相手はたまったものではありません。
消化しきれずにモヤモヤを抱えてしまうことになります。
実は未練が残り執着する原因とは、やりきった感がなく後悔してしまうというもの。
じっくりとした話し合いを密にすることで、執着されるリスクは減らすことができるのです。
執着されたくない相手であればあるほど、相手の主張に耳を傾ける時間をつくりましょう。
別れ際、隠していた浮気などを告白する
「どうせ別れるのだから」と懺悔の気持ちで、彼に隠していたことを洗いざらい話そうとする人もいます。
中には、別れ話の勢いでケンカになり、彼が傷つくようなことをあえて口にしてしまう女性も。
しかし、これらは自己満足。彼を必要以上に傷つけることはありません。
話してすっきりするのは自分だけです。
彼自身にトラウマを植えつけることにもなりかねませんし、恨みを買ってしまうことも。
共通のコミュニティであれば、自分自身の評判を落とすことにもつながります。
イベントの直後に別れを切り出す
男性が「いいように利用された」と思いがちなのが、イベント直後に別れを切り出されることです。
実際のところ、イベント前は別れを切り出しにくい人も多いでしょう。
ごく当たり前のようにイベントの予定を組んでいる男性に、申し訳ない気持ちが湧いてくることもあるでしょう。
また、イベントシーズンにひとりになってしまってはさみしいという気持ちも。
しかし、これらの理由は男性にとっては裏切り行為や身勝手な行動と捉えられることがあります。
とくに、高価なプレゼントや食事をした直後であればなおさら。恨みを買ってしまう行為といえます。
復縁を匂わせる言葉を使う
「悪者になりたくない」という心理が働く場合や、相手を納得させるための手段として、復縁の可能性を匂わせて別れる女性がいます。
しかし、これこそトラブルのもと。
彼に期待させる言葉を使うことで、一時は罪悪感から逃れられるかもしれません。
しかし、彼にしてみると期待を持ちながら待ち続けることになるため、その思いが叶わないと知ったときは大きな恨みに変わることもあります。
「自分にとってはそんなつもりがなかった」という言い回しをしたとしても、都合よく切り取ってしまうのが人間というもの。
あいまいな表現は控えるのが良いでしょう。
綺麗に、上手に別れる方法とは
少しでもお互いが気持ちよく別れることができ、彼に納得してもらうためには、工夫が必要です。
基本的には、相手のことを思いやり誠実な対応を心がけることで、きれいな別れ方が可能となります。
トラブルを防ぐ別れ方をまとめました。
公共の場で会って話す
どちらかが感情的になってしまい、話し合いがまともに進まなさそうだと思う場合には、公共の場で会って話すことを視野に入れましょう。
「会うと感情的になりすぎるから」といって、会わずに済ませようとすることは逆効果です。
もちろん、それでも感情的になる可能性はありますが、密室で話すよりも人の目がある分、冷静になりやすいといえます。
ただし、本音が話せないくらいに静かなところや、隣との距離が近いところは避けるのが無難。
適度ににぎやかな場所で、納得のいく話し合いができるのが理想。
なお、DVやモラハラに悩んで別れたい場合も、公の場で話すという方法は非常に効果的です。
相手を責める言葉ばかりではなく、感謝を伝える
別れ話をするときは、「自分は悪くない」と信じていたいもの。
実際、別れたいと思ったからには相手に対する不満があるケースも多いでしょう。
かといって、終始相手を責めていても良い別れにはなりません。
また、自分を責めるもの言いも考えもの。
自尊心を低くするだけではなく、相手からも引き留められる可能性が高くなってしまいます。
理想は、どちらのことも責めずに「一緒にいられない理由」を語る気持ちでいること。
そして、一緒にいられたうえで感じた感謝も合わせて伝えると、気持ちの良い別れに近づけられます。
プライドを傷つけるフレーズはなるべく避ける
きれいな別れ方のポイントは、お互いの幸せを願うこと。
相手にとって、「自分と一緒にいた経験を糧にして、次の恋愛で幸せになってもらうこと」が願えたら、こじれることは減るでしょう。
そのためにも、相手のプライドを傷つけるようなことは言わないように意識しましょう。
「生理的な理由」「容姿や性格のどうしても受け入れられない部分」「金銭的な問題」などが想定されますが、いずれも前向きな表現に言い換えることを考えましょう。
もちろん、言わなくて良いことまで言う必要もありません。
一度は好きになった相手ですから、彼が自信を持って次の恋愛に向かえるようなアシストを心がけると良いでしょう。
相手がすがってきても気持ちを一切変えない
別れ話の最中に、相手がすがってくることも考えられます。
しかし、一度決めたのなら最後まで貫くことです。
別れたいと一度は決めたはずなのに、彼にすがられたからといって心が揺らぐのは、彼を「かわいそうな人」と考えている可能性があります。
また、そんなかわいそうな人を見捨てる自分への罪悪感もあるでしょう。
しかし、その関係性は結局長続きしません。
迷いが生まれると、彼にもその気持ちは伝わってしまいます。
ずるずると別れられなくなるので、「かわいそうだと思うのは彼に対しても失礼」というくらいの気持ちで臨みましょう。
きちんと別れるうえでの準備や注意点
いざ別れを決めてからは、別れを切り出すまでのステップにも意識を向ける必要があります。
あまりにも突然の別れは、彼の心の準備をさせてあげられないだけではなく、ずるずるとした関係の原因にもなるからです。
別れを決意してからの準備や注意点をまとめました。
徐々に別れを匂わせ、相手に覚悟をしておいてもらう
あまりにも突然の別れとなると、相手が受け入れられないのは当然です。
いつも自分に対して何の不満もなさそうな女性が、ある日突然一方的に「別れたい」と言い出したとしたら、彼にとっては青天の霹靂です。
そのショックを軽減するためにも、日ごろから別れを考えている空気は出しておきましょう。
もちろん、言いたいことを言っておくのも大切なこと。
なお、普段から言いたいことを伝えておくと、結果的に彼が改善して円満に続くこともありえます。
彼にとって覚悟ができているかどうかは、納得感を生むうえで大切なポイントです。
さりげなく荷物を整理しておく
ずるずると別れを引き延ばさないためにも、別れを決めたら荷物の整理は行っておきましょう。
同棲している場合はなおさらですが、そうでなくても彼の家に置きっぱなしの荷物はいつでも引き上げられるようにしておきます。
荷物を引き払うときはスマートに。
荷物を理由に会う回数が増え、「別れたくても別れられない」ということがないようにしましょう。
最低限のものだけ持ち出して、いらないものは捨ててもらうのも手段の1つです。
別れたあとは連絡先を消去する
自分自身も気持ちを整理するためには、別れたあとにはすっぱり連絡先を消去するのも1つの方法です。
これは、寂しがり屋で依存的な女性にこそ有効な方法。
最初こそすっぱり別れる気持ちでいても、日常生活が思ったようにいかなくなり、人恋しくなったときなどに、うっかり元彼に連絡してしまいがちな人にはとくにおすすめ。
また、酔った勢いで連絡してしまうクセのある人にも効果的です。
思わせぶりな行動をして彼を振り回すことは、結果的にお互いのことを不幸にします。
期待を持たせることがないよう、すっぱり断捨離してしまいましょう。
彼と別れて本当に後悔しない?今後が知りたいなら占ってみて
いざ別れたいと思っても、そう簡単に気持ちが切り替えられない人もいることでしょう。
そんなときは、占いを頼ってみるのもおすすめ。
相談するうちに自分の気持ちが整理できるので、心の底から別れたいと思っているのか、ためらっているのはなぜなのかがみえてきます。
客観的な視点でアドバイスがもらえるので、自分の思った方向性に対して背中を押してもらえるでしょう。
自分勝手な別れは控えて、きちんと話し合いをしよう
大人の女性たるもの、別れ際はきれいなものにしたいところ。
トラブル防止の観点はもちろんですが、相手の幸せを願って思いやりを持つことができれば、次の恋愛もきっとうまくいきます。
自分のことを好きになれるような別れ方、本当の意味で相手のことを考えた別れ方を意識して、お互いのためになる方法を模索していきましょう。
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