HAPPYだけじゃない人生。それが今の蜷川実花さんを作っている!
アート、音楽、ファッション、音楽、広告……ジャンル問わず活躍し、世界中から絶大な指示を集める写真家&映画監督であり、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事も務める蜷川実花(にながわみか)さん。
インスタ映えするような色鮮やかな世界観を作り出す蜷川実花さんですが、実際の私生活はInstagram(インスタグラム)にアップできないような世界もあると話します。
物事には良い面もあれば悪い面もある。切り取られた世界観に惑わされずに自分の信じる道を進むことが大切。蜷川実花さんは、そう力強く語ってくれました。
蜷川実花さんは、一体どのような人生を歩んで自分の中に確固たる意思や基準を作り上げたのでしょうか?山も谷も経験した、蜷川実花さんの人生に迫ってみます!
不安だらけで崖っぷちの20代後半
蜷川実花(にながわみか)さんのデビュー当初、写真界は非常に保守的でした。
しかし、蜷川実花さんは当時の写真界のタブーを次々と破り、自分の道を信じて作品を作り続けた結果、強いバッシングを受けた時期もあったようです。
「ありえないほどの誹謗中傷をされても、イヤなことがあっても、そこからなにか見つけて自分に生かすようにしています。あとは悩み続けることがムダという合理主義者ということも大きいかな。
悩むよりは、今しなくてはならないタスクをコツコツと続けるほうが、未来につながると信じているので。今、仕事にも悩む女性が多いと聞きましたが、物理的に行動を起こすことが大切。私の場合、落ち込んだり、壁にぶつかったときは、ひたすら撮影します。手と体を動かしていると、そこからまた何か生まれてくるからです。」
才能というのは磨き続けること。しつこく食いつくことが重要。
大学在学中、とある展示会に2年間作品を出し続け、常に自分も作品もアップデートし続けていた時期があったと話す蜷川実花(にながわみか)さん。
前回よりも自分が進歩していることを示すために、自分の才能を磨き続けることに没頭していたそうです。
徐々に仕事をもらい始めた時期、「代わりのカメラマンはいくらでもいる」と人として扱われないような経験もされたのだとか。
「新人時代に失礼な扱いをされた方と、今では一緒に仕事をしているケースは実は多々あります。だけどそこは素直に、今の自分を認めてもらえるのはうれしく、新たな環境をつくるようにしていますね。」
情報に惑わされず自分の人生を選び取る
酸いも甘いも経験した蜷川実花(にながわみか)さんが、44歳になった今考える、“アラサー世代がすべきこと”とは?
「年齢にとらわれないことが大切なのではないでしょうか。人生のピークは人それぞれ。それを年齢で制限してしまってはもったいないような気がします。」
また、情報に惑わされないことが大切だと続けます。
「自分が何を信じ、選ぶのかということが重要だと感じます。例えばインスタグラムですが、あれは、いい瞬間をアップしているだけと知ったほうがいいですよ。アップされた写真だけを見て、“みんなは幸せなのに、私はそうではない”とマイナス思考に陥るのは禁物。
自分をしっかり持つことがとても大切。」
4MEEE magazine(フォーミーマガジン) Vol.2から、蜷川実花(にながわみか)さんが教える生き方のヒントをご紹介しました。
元気になって、前を向く力が湧いてきたのではないでしょうか?人生に悩むアラサー女子は、ぜひ参考にしてみて!
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