【リアル給与明細】32歳、サービス責任者の場合
プロフィール
32歳、男性
介護 サービス責任者
▼現状
労働時間は月176時間、残業120時間
介護業界では良いほうだと思うが、その分残業などの負担が大きい
【相談内容】老後どれぐらいお金が必要になってくるのかわからず不安です。また、30代未経験でも入れる業界はありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
老後資金、いくら必要?
老後資金がいくら必要か、気になりますよね。
一時『老後2000万円問題』という言葉が流行ったので、なんとなく「2,000万円貯めないといけない」というイメージを持っているかもしれませんね。
しかし、実は老後資金には「〇〇円貯めておけば大丈夫」という正解の金額がありません。
なぜなら、人によって必要生活費は違ってきますし、何歳まで働くのか、年金額がいくらになるのかも異なるからです。
『60歳までに〇〇円貯めよう!』と目標を立てるより、今のうちから以下のような行動を心がけることが老後にお金に困らない、現実的な対策といえそうです。
- 収入の8割程度のお金で暮らすようにする
- 余った2割を、貯蓄や優良なインデックスファンドにまわす
- 年金を繰り下げ受給(年金の受け取りを遅らせることで年金額が増額する制度)できるよう、定年後も働けるスキルを身につける
30代未経験でも入れる業界はある?
結論から言うと、未経験でも30代で転職は可能です。
転職が成功しやすいといわれている年齢は、1位が20代後半、2位が30代前半です。
相談者さんは、年齢的にまだまだ転職がしやすいといえるでしょう。
*……参考 https://doda.jp/guide/age/#movingPosition02
若さを活かして未経験の業界に飛び込む価値は大いにあります。
人柄やコミュニケーションに自信があるなら営業などの対人職、専門的な知識を学びたいならIT職など、相談者さんが今後どんな働き方をしていきたいのかをイメージすると、入りたい業界が見えてきますよ。
sino's アンサー『老後資金は額よりも準備が大切。30代前半は転職にチャレンジしやすい時期!』
今回のアドバイスのポイントは『老後資金は額よりも準備が大切。30代前半は転職にチャレンジしやすい時期!』です。
老後資金も転職も、目先の金額だけにとらわれず、まずは相談者さんの心地よいライフスタイルをイメージしてみましょう。
それを実現するために、お金はいくら必要か、どんな業種で働けばよいかを考えてみてくださいね。
まとめ
・老後資金は金額設定よりもお金に困らない習慣を身に着けるところから。
・30代前半は転職が成功しやすい年齢。今後どんな働き方がしたいのかをイメージすることで、入りたい業種を選んでみて
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。