【リアル給与明細】23歳、アパレル勤務。自社服の購入費がつらい……!

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。相談内容から、改善できるポイントがあるのかファイナンシャルプランナーが解説します。【23歳 接客業】

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sino
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2024.02.26

【リアル給与明細】23歳、接客業の場合

アパレル明細

プロフィール

23歳、女性
アパレル販売 接客業

▼現状
現在の職場で働いて1年。
労働時間は月180時間、残業は2時間程度。
ボーナスは年額40万円。
自社ブランドの服を着用しなければならず、その費用が毎月1〜2万円かかる。

【相談内容】周囲と比較するして手取りが少ないように感じます。自社ブランドの服を着用しなければならず毎月洋服代で1〜2万円かかり貯金が進まず、3年以内の転職を考えています。

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

お給料は相場よりも『低め』

アパレル販売員の平均年収は343万円です

一方、質問者さんは月収220,315円、ボーナスが年40万円ですので、年収は3,043,780円
これは、アパレル販売員の平均と比べると約38万円ほど低い計算になります。

*……参考https://www.readytofashion.jp/mag/column/store_sales_average_annual_income/

自社の服を買わなければいけない……。負担を減らすには?

店舗での販売職をしていると、自社製品を自腹で買って着用しなければいけない悩みがつきまといますよね。

社割があったとしても、毎月新しい服を買わなければいけないのはお財布に優しくないのも事実。

ショップ販売員の方は、

  • なるべく着回しやすいベーシックな服を選ぶ
  • 何回か着用したあとは友だちやメルカリに売る

などの工夫をして、負担を減らしているようです。

転職のタイミングは?

もし質問者さんが今の職場を今すぐ辞めたいということでなければ、3年程度勤めてから退職するのも賢い選択です

その理由は、1つの会社で3年勤めた経験は、転職の際に評価される可能性が高いから

今は転職が当たり前といわれる時代ですが、それでも1つの勤務先をあまりにも短い期間で退職すると、転職の際に不利になることが多いです。

逆に、1つの会社で3年以上の経験があると、社会人として必要なマナーや知識が備わっているという評価につながります。

また、アパレル販売なら、業績によっては2〜3年目あたりで店長に出世するケースも
店長になると収入も上がるので、質問者さんが「給与面さえクリアできれば今の職場でがんばりたい」と考えているなら、このまま続けてスキルアップを狙う方法もありますよ。

sino's アンサー『金銭的な負担は賢く乗り切ろう。転職はタイミングを考えて』

今回のアドバイスのポイントは『金銭的な負担は賢く乗り切ろう。転職はタイミングを考えて』です。

会社独自のルールで自分のお金を使わなければいけないのはツライですが、可愛い洋服を社割で手に入れて、しかも賢く処分できれば精神的な負担はいくらか和らぎますよね

また、転職は時期を見計らうのが大切です。
今後、質問者さんにとって有利な選択ができるよう、今の職場ではあまり「転職を考えている」と気軽に話さないようにすることも重要ですよ。

まとめ

・現在の収入は相場より『低め』。

・買わなければいけない自社の物は、賢く処分して。

・将来有利に事が進むように、転職のタイミングはしっかり考えよう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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